概要
羊毛などを厚く織って起毛処理を施した防寒の製品のことで、ブランケットとも呼ばれている。
寒い時期、眠るときに掛け布団だけでは寒いという時に布団と合わせて使ったり、お部屋で軽く身体に羽織ったりして使用する。
分類
織り毛布
ウール毛布などに代表される最もオーソドックスな毛布で、織機をつかって細いタテ糸と太いヨコ糸を使って二重に織り、それを起毛して仕上げる。素材には、ウール(羊毛)、アクリル、綿などがある。長所は軽くて暖かいところ、短所は毛玉が出来やすいという点である。
タフト毛布
基布にパイルを植え付けて起毛した毛布で、軽くて、暖かく実用的で安価なものが多い。織り毛布との違いは、タテ糸の代わりに綿布が芯地となっている点である。
マイヤー毛布
ドイツ製のカールマイヤー編み機によって作られるニット毛布である。毛足が長く、肌触りがよくて柔らかで色鮮やかなプリントのものが多い。
種類
「織毛布」には、主に羊毛を用いた暖かく弾力性がある羊毛毛布、軽くて耐久性のあるアクリル繊維のアクリル毛布、洗濯の容易な綿を用いた綿毛布、絹のシルク毛布などがある。
「編毛布」には、上記にもあるドイツ製のカールマイヤー編み機によって作られる長い立毛を持つ最高級のニット毛布のマイヤー毛布や、基布にアクリルのパイル糸を起毛したタフト毛布がある。タフト毛布は主に災害用で使用されることが多い。