水月(ゲーム)
すいげつ
ねえ、昔の話をしようか?はるかな未来の、おもいで話を…
2002年4月26日にF&C FC01より発売されたPCゲーム。
製作に携わったのは、後にCuffsに移ったシナリオライター・トノイケダイスケ氏と原画家・☆画野朗氏。
民間信仰の息づく静かな田舎町を舞台にしながら、民俗学、日本神話、量子力学、認識論等々で味付けされた幻想的な作風に仕上がっており、F&C系列の作品のなかでもひときわ異彩を放っている。
また、ヒロインのほとんどに黄金水シーンがあることから「尿月」などとも呼ばれている。
現在はファンディスクの内容を収録しフルボイス化されたPS2版『水月~迷心~』、PS2版を移植したPSP版『水月~Portable~』も発売されている。
続編として『水月 弐』がある。
潮騒にも似た残響に包まれながら、海辺に立つ少女。
引き絞られた弓と、番えられた矢。
彼は手にした矢を離し、彼女を射抜く――夢から醒めるために。
病室で目覚めた主人公・瀬能 透矢は、自身に関する記憶の一切を失っていた。
自らをメイドだと名乗る琴乃宮雪や、幼馴染の宮代花梨らの励ましに支えられつつも記憶は依然として戻らない。
そんな折、透矢の前に夢の中で射抜いてしまった少女によく似た、牧野那波が現れる――
- 瀬能透矢 (せのう とうや)
主人公(名前は変更可能)。事故で記憶を失い、病室で目覚めるところからストーリーが始まる。
- 牧野那波 (まきの ななみ)
透矢の夢に度々現れる少女にそっくりな、黒髪ロングの少女。不思議な雰囲気を漂わせる。
- 琴乃宮雪 (ことのみや ゆき)
メイドとして透矢に奉仕する、アルビノを思わせる容姿の少女。透矢のことは心から愛しているが、その経歴には謎が多い。
- 宮代花梨 (みやしろ かりん)
宮代神社の娘で透矢の幼馴染。くせっ毛がどことなく犬っぽいと言われることも。弓道部に所属。
- 新城和泉 (しんじょう いずみ)
透矢や花梨の友人のメガネっ娘。走るとよく転ぶ、典型的なドジっ娘でもある。町の開発を進めようとする新城家の一人娘。
町の教会に住む双子の姉妹。ツインテールのほうが姉のアリス、ショートヘアのほうが妹のマリア。アリスは他人に対してきつく当たることが多いが、それは純真すぎるマリアを心配してのこと。
- 大和庄一 (やまと しょういち)
大和神社の息子で、透矢の弓道仲間のひとり。
- 大和鈴蘭 (やまと すずらん)
庄一の妹。透矢がお気に入りらしい。 通称:わはー