概要
CV:鈴木千尋
『砂ぼうず』第一部の主人公。第一部では17歳。
あちこちで「砂漠の妖怪」と恐れられ恨まれ憎まれる凄腕の若手便利屋。ロケットウインチや身代わりの風船などを使った様々な奇策とセコさで立ち回り、受けた依頼は必ずやり遂げると言う触れ込みで依頼者から評判を得ている。あらゆる銃器に精通しているが、基本的に親父の形見のウィンチェスターM1897一丁で立ち回っている。関東大砂漠でのし上がることを常に画策している野心家である。
およそ主人公とは思われないほど他のキャラクターから嫌われており、彼の能力を買っている人間以外からは蛇蝎のような扱いを受けている。
性格は品性下劣で血も涙もない現実主義者。金と美人は大好きだが、「弱い人間」が大嫌いで、己の野心を達成するためなら平気で他人を蹴落とせる残忍さを垣間見せる。
これだけ見ると最低な人間に見えるし、実際最低な人間なのだが徹底的なまでの冷徹さと信用を何よりも大事にするプロ根性の持ち主である。
仕事人としては卓越しているが、女がらみで失敗することが多いのが玉に瑕である。
第2部にはいってからは主人公の座を弟子の小砂に渡しており、殆ど物語の陰に隠れている。