概要
ハンドベルト型マイク(一般的なマイク)を持つときに小指をマイクの下に入れるだけ。大抵右手でマイクのグリル(ヘッド)寄りに持ち、グリルに親指をかけている場合も少なくない。
BOØWYの氷室京介がよくこの持ち方をしており、彼らに影響を受けたロックバンド・ヴィジュアル系バンドなどがこぞって真似をした。
シャ乱Qのつんく♂も左手でこれに近い持ち方をしており、つんく♂プロデュースのハロプロ系アイドルやそれに影響を受けたアイドル・女性声優がしていることも多い。
氷室持ちと呼ばれることが多いがおそらく氷室京介が考案した持ち方ではない。ローリング・ストーンズのミック・ジャガーが1960年代後半には小指を下に入れる持ち方をしており、これを氷室京介が真似たと考えられる。
氷室京介は常にこの持ち方をしているわけでもなく、BOØWY初の映像作品「BOØWY VIDEO」内で氷室持ちをしているのは全体の半分ほどの時間である。また、2000年代中頃にはほとんどしていない。FC会報内で質問された際に「近年マイクを握る力が強くなり、あの持ち方を続けると小指が折れてしまうから(意訳)」と理由を語ったが、自身が50歳を迎えた2010年頃からは再びするようになっていた。
カッコつけの為にしていると思われがちだが、小指を下に入れることによってマイクの角度が下がりづらく、口に対してマイクを垂直に向けやすいという利点がある。(ほとんどのハンドベルト型マイクは単一指向性、真正面からの音を拾いやすいという特性を持っているため垂直に向けたとき最も声を集音しやすい。)
実は理にかなった持ち方なのである。