『天地無用!』シリーズの登場人物。
のちに『魔法少女プリティサミー』においてもメインキャラクターとして登場する。
CV:横山智佐
天地無用!での津名魅
天地無用!世界の根幹を担う、超次元生命体・三命の頂神の一人(次女)にして皇家の樹の始祖たる女神。同じく頂神である鷲羽は姉であり、訪希深は妹にあたる。
遠き過去、樹雷皇家の始祖と「友達になる」盟約を結び、その友情のもとに自らの分身(=子ども。皇家の樹の事)をもって友の血筋を守り続けてきた。
魎呼の樹雷襲撃の際、その衝撃で折悪しく命を落としてしまった砂沙美を盟約のもとに守護するため、彼女と同化した。そのため、自らが砂沙美ではなく津名魅として力を奮わねばならなくなった場合は砂沙美の将来の姿を自らの擬態(擬人化)として使用している。
ちなみに同化した砂沙美の影響もあり、性格は母性的で慈愛と寛容に溢れているガチ女神。
プリティサミーでの津名魅
魔法の国(異世界)ジュライヘルムの住人で次期女王候補となる魔法使い。
OVAシリーズとTVシリーズで設定の違いは無い。
ただし、ラジオドラマ第2期版では設定が異なり砂沙美の母親となっている。
人物
魔法の国・ジュライヘルムの3人の次期女王候補の内の1人。
大変穏やかでのんびりとしていて天然ボケな性格の持ち主。
「女王になったら、何をしたいか?」という女王審議官の問いにも「この国(ジュライヘルム)を花でいっぱいの国にしたい」と答えたほど。
しかし、美味しいところをちゃっかり持っていく面もあるため、裸魅亜の神経を逆撫ですることも多い。(本人無自覚のため、全く気づいていない)
同じ女王候補である裸魅亜のことは親友だと思っている。(が、裸魅亜自身は上記の性格の点も含めて腹を立てていることも多く、どちらかというと下に見ている)
次期女王決定
他の2人の女王候補がどちらかというと過激派(魔法による武装強化案を出した裸魅亜,地球人は野蛮な種とし、殲滅した方が良いと判断した露美緒)だったためなのか、穏健的な彼女が次期女王に決定した。
正式に女王となる試験とは、「地球の善悪によって傾く『ジェミニの天秤』が現在マイナスに傾いている為、それを善行によって0の位置に戻す」というものだった。
善行を行うのは津名魅本人ではなく、地球での『魂を同じくする者』であるため、河合砂沙美をプリティサミーに選んだ。
ラジオドラマ第2期
砂沙美の母親である萌田津名魅として登場。
ラジオドラマ版では登場せず、小説版『平行世界編』で名前が出たのみ。
しかし「河合砂沙美の世界」における「異世界(平行世界)」であるはずのジュライヘルムと地球において「魂を同じくする者(同一人物)」であるはずの砂沙美と津名魅が、別の平行世界である「萌田砂沙美の世界」では親子(別存在)である、というこの事実は、のちに明らかになるジュライヘルムと地球の「本当の関係」を示す伏線のひとつになっており、地味に(らしいっちゃ、津名魅らしい)重要な役割となっている。