概要
1994年にPC98用ソフトとしてケイエスエスより発売(開発はメディアミューズ)された。サバイバルシミュレーションというジャンルで発売された本作は飛行機事故で無人島に遭難した主人公が他の漂流者を見つけ出し、協力して脱出するゲームだが、舞台となる島には旧日本兵や原住民がいるため、実際は無人島ではなく有人島である。脱出の経過時間によってEDが決まる。後にTWONS、スーパーファミコンに移植された。
移植・リメイクなど
1995年に発売されたTWONS版は声優によるボイスが収録された。1996年に発売されたスーパーファミコン版は家庭用移植のため女性の全裸シーンや、飲酒シーンなどの描写の変更、一部システムの変更、バグの修正など手軽にプレイできるようになっている。1999年に発売されたPS用ソフト漂流記は無人島物語4の移植版だが、4は1作目のリメイクのため、漂流記は実質1作目のリメイクにあたる。こちらはグラフィックの強化や、女性と主人公との恋愛描写が追加された一方でEDの数の減少、主人公の性格変更など様々な問題点も存在する。
登場キャラクター
- 主人公(仲田光一)
高校3年生の主人公。建築家志望で図工が得意。叔父のいるオーストラリアに行く途中に飛行機が不時着して遭難。PSリメイク版ではトオルという名前に変更され、女子小学生に使えない奴と言うなど口が悪くなっている。
- 中嶋理香
一流大学の理工学部3年。海外旅行に行く途中遭難した。性格に難があり、絵里奈とは反りが合わない。シリーズの看板ヒロイン。
- 倉嶋沙織
高校2年の女子高校生。陸上部に所属しており、海外合宿に行く途中遭難。元気が取り柄の明るい性格。
- 小柳絵里奈
墜落した飛行機に搭乗していたスチュワーデス。語学に堪能だが、高飛車であっけらかんとした性格。子供の世話好きな以外なら一面を持つ。
- 綾瀬鈴音
小学4年生の幼女。母親とストックホルムに行く途中遭難した。動物とのコミュニケーションを得意とする。
- 高持慎一郎
考古学専攻の大学教授。古代文明の遺跡に向かう途中に遭難。年齢に対して老けた外見をしており、ダジャレを飛ばすなど陽気な性格。メインキャラの男性は主人公とこの人の2人だけ。