犬猫の仲

いぬねこのなか

犬と猫とは生まれ持った気質が違うために仲良く出来ない…？

概要

日本語の諺・慣用句の一つに「犬猿の仲」というものがある。

互いが互いを嫌い合っている、あるいは敵視し合っているなど、二者の関係が非常に険悪な事。類義語に水と油、ハブとマングース等がある。

対して、英語圏では【like a Cat and Dog】＝「犬猫の仲」という言葉が使われる。

日本含む東アジアはサル目哺乳類の最北生息地であり、アメリカやヨーロッパには猿は生息しておらず、欧米では熱帯の動物だと思われている。猿を見かける機会自体がないため、さらに身近で分かりやすい例としていた犬と猫となったと言えよう。

転じて日本でも、猿が身近な動物ではなくなるにつれて、「生まれ持った気質が違うから合わない」という本来の意味が伝わり難くなり、犬は義理堅く猫は気まぐれ…というイメージから、「犬猫の仲」と言う言葉が使われる事も有る。