概説
元横綱で一代年寄の虎城親方の長男。物語のもう一人の主人公とも言うべき存在。
人物像
力士としての素質やリーダーシップはあるが、主として父親の負の面の悪影響により精神面に多くの問題点を抱えており、破壊的、破滅的な性格になっている。
仇敵である鮫島を倒すためなら卑劣な手段も厭わないが、力士としてのプライドは高く、土俵を汚す輩に対しては鮫島以上に容赦がない。
四股名は父である親方の命名。
鮫島に負け、腕を負傷して休場、前相撲まで番付が降下。引き籠りと化していたが、部屋の兄弟子である十両・猛虎に文字どおり死ぬほどの荒稽古をつけられ、復帰後は連勝を重ねて一気に幕下まで番付を上げる。
さらには幕下でも優勝を狙うほどの力をつけ、優勝を賭けた場所の後半には幕内に昇進していた猛虎すらも圧倒するほどの実力をつけた。
第三部では鮫島、天雷とともに幕内に昇進している。