球磨咲
くまさき
漫画『めだかボックス』及び小説・アニメ・漫画『グッドルーザー球磨川』の球磨川禊×須木奈佐木咲の非公式カップリング。
混沌よりも這い寄るマイナス球磨川禊と、彼に巻き込まれがちの一般生徒である須木奈佐木咲の非公式カップリング。
球磨川禊が箱庭学園に転校してくる以前に一か月ほど在学していた水槽学園において、役員が2人きりの生徒会に属していた。
球磨川禊が水槽学園に転校してきた際、彼に一番初めに声をかけた生徒が須木奈佐木咲。
また、球磨川禊曰く「いろんな学校に転校してきた中でも女子に声をかけられたのは初めて」らしく、それが本当であれば須木奈佐木咲は「球磨川禊に初めて声をかけた女子生徒」となる。(しかしいつもの虚言や軽口である可能性も否めない)
水槽学園の支配体制や生徒会長のことについてうっかり口を滑らせた須木奈佐木咲が制裁を受けた際には
『僕の大好きな須木奈佐木さん!!!』『僕の2歳からの幼馴染である須木奈佐木さんが死んじゃうよー!』『もう許してあげてよ蛇籠さんーっ!!!』などと微妙な命乞いをしている。
また、平凡な一般生徒らしく目立つのが嫌いな彼女が、生徒会庶務をしているのは球磨川禊にどうしてもと言われたため、らしい。
この2人は小説『グッドルーザー球磨川 上・下巻』やめだかボックス15巻・22巻収録の『グッドルーザー球磨川』、アニメめだかボックスアブノーマル12話『グッドルーザー球磨川』にて主な絡みを見せる。
またこれらの時系列としては『15巻収録』⇒『アニメ』⇒『小説 上下巻』⇒『22巻収録』となっているそう。
人物についてのネタバレ注意
※須木奈佐木咲の記事も参照
この2人の関係を語るにおいてかかる事が出来ないのが須木奈佐木咲の過負荷性。
(球磨川禊は言うまでも無し)
平凡な一般生徒を語る須木奈佐木咲の正体は支配者を支配するスキル『操作令状』をもつ学園の支配者である。
一人称も「私」から「俺様」になり、言動にも普段と比べ粗暴な面が目立つようになる。
しかしその二面性のように見える性格も彼女に言わせれば「自分の一部の面を見てもらうための仮面」であり、普段の須木奈佐木咲がまるっきり嘘と言うわけではないらしい。
支配者を支配するという強力なスキルを持つ過負荷でありつつも、本人は水槽学園の平和にしか興味がない。
しかし平和を希求していると言ってもやはり過負荷であり、存在そのものが学園を脅かしかねない球磨川禊の危険性を十分に理解しつつもあえて生徒会長の座に着かせ、逆に傀儡としてコントロールすることを選んだ。
(同じく球磨川禊の危険性に気づいた前生徒会長の蛇籠飽は触れる事すら拒み、「ほっとくしかない」と発言していた)
他の人間に嫌煙され、同じ過負荷には崇拝や尊敬、畏怖等の念を向けられることの多い描写ばかり(不知火半袖や安心院なじみ]等を除く])の球磨川禊にとって、彼を駒として扱う須木奈佐木咲は鮮烈だったそう。
支配者の支配者として自身の過負荷性を語らず生きてきた須木奈佐木咲としても、極めて過負荷性の高い球磨川禊に対しては、自身の過負荷性が(無意識か意識的にかは分からないものの)にじみ出ていることが多い。
お互いにとって最も学生らしく、友人のような関係であったのではないだろうか。
また、小説版において作者は「ただまあこの頃の球磨川禊をこんな風に語れるのはたぶん、彼女だけでしょう」と発言している。
深読みせずにはいられない。
漫画『グッドルーザー球磨川』(15巻収録)
前生徒会長である蛇籠飽が例によって球磨川禊に螺子伏せられたため、須木奈佐木咲が球磨川禊を生徒会長に推薦する。
そのために彼女のスキル・操作令状を使いクラスメイト全員を操って見せる姿に、混沌よりも這い寄るマイナスの異名をもつ彼でさえも引いた様子を見せ、『君には負けたよ』と発言。
小説『グッドルーザー球磨川 上』
・安心院なじみとのゲームのメッセンジャーである鉄砲撃に、球磨川禊が須木奈佐木咲を『今の相棒だ』と紹介した際、「歯がゆいものを感じる」とコメントしていた。
しかし須木奈佐木咲自身この後に「歯がゆい」より「なんだか気持ち悪い感じ」と残しているがこれは「球磨川くんが私のことを信用できるような間柄だと思っていないだろう」と言う考えから。
・リボルバーでのロシアンルーレットの試し打ちの際、球磨川禊が自身の頭をはじけ飛ばし、隣にいた須木奈佐木咲が頭の中身をモロにかぶる事件が起きた。
**『大嘘憑き』**で元に戻るとはいえ通常トラウマになっても可笑しくない出来事であるが、須木奈佐木咲はその後もほぼ通常運転で小説の語り部を続けた。
・『それを言うと、もう他人じゃない咲ちゃんにしか協力は仰げないわけだ。』
「ごめん、その台詞に気持ち悪くない箇所が一つもない」
・『あたふたしている咲ちゃんはやっぱり可愛いね』と球磨川禊が人知れずつぶやく。
自身が氷漬けにした女子生徒を、必死で掘り出している人間に対する発言ではないが『可愛い』が聞けたので問題はない。