「人吉くんてば、超ステキ☆ 」
「あひゃひゃひゃひゃひゃ! 楽しげ!楽しげ!
人間が右往左往してて、面白ーいっ!!」
概要
『めだかボックス』の登場人物。
VOMIC及びアニメでの声優は加藤英美里。
人物像
1年1組の女子。箱庭学園の理事長である不知火袴の孫娘。
同じクラスの人吉善吉と仲が良いのだが、彼女いわく「都合のいいときだけの友達」。
基本的に彼らが危険に晒されているのを安全圏から眺めてほくそ笑んでいるだけの外道。
「あたしは親友のあんたが酷い目に遭うのを、安全圏から眺めていたいだけの人間なんだから!!」
日向 「僕も結構悪い奴だけどさ。 お前は最悪だな 不知火!!」
ただ、当の善吉はそんな彼女の性格を理解したうえで付き合っており、
彼女もまた善吉のことを本当の意味で好いている節がある。
「愛は、勝たなくてもいい」
その一方で黒神めだかからは「球磨川禊と同じ」と思われており、すこぶる仲が悪い。
「あたしはあなたがキライだし、あなたはあたしがキライです」
小柄だがとんでもない大喰らいで、よく何かを食べている描写が多い。ラーメンはドリンク。
普段から制服の中に菓子類を携帯している。
「あひゃひゃひゃひゃ」と笑うのが癖。
原作でもアニメでも歩くときに「ぽきゅぽきゅ」と効果音が鳴る。
生徒会戦挙編
-十三組が設立されたきっかけとなった人物。それまで傍観者の立場を貫いていたが、「そろそろあたしもストーリーに参加したくなっちゃったよ」と、本人の希望で-十三組に移籍する。
その後、生徒会戦挙のきっかけになった、生徒会規約を利用した生徒会長の解職請求を提案する。
ルールの裏をかくのではなく、ルールそのものを変え、他人を従わせるという考え方に重点を置いた説得・交渉術に長け、こと口八丁の舌戦においてはめだかや球磨川さえ手玉に取ってしまう実力の持ち主。
生徒会戦挙の最中、善吉たちが戦っている裏で選挙管理委員会の委員長大刀洗斬子を約一ヶ月かけて口説き落とし、生徒会戦挙における全権限を掌握。自らが戦うはずの会長戦で庶務として立候補したはずの球磨川を会長として再度立候補させるというルール違反を容認させ、めだかと球磨川をぶつけさせた。
また、マイナス十三組である彼女も『正喰者(リアルイーター)』という過負荷を持つ。漆黒の花嫁衣裳編までは詳細は不明だったが、不知火不知編にて内容が明らかになった。それによって以下のことをした。
- 日之影空洞の異常性「知られざる英雄(ミスターアンノウン)」を失わせる代わりに、より強力な異常性「光化静翔(テーマソング)」を短時間発現
- 善吉の『改神モード・全吉モデル』の発現に大きく貢献
スキル『正喰者(リアルイーター)』
スキルを喰い改めるスキル。
対象者の持っているスキルの文字を置き換えるようにスキルを変えるスキル。
例:日之影空洞の目を逸らしたくなるパワーのスキル「知られざる英雄」を目視できないほどのスピードのスキル「光化静翔」に作り替える。
善吉の相手の視界を覗くスキル「欲視力」を自分の限界を覗くスキル「全吉モデル」に作り替える。など
言葉遊び的に他者のスキルを作り変えてしまうこのスキルは、のちに登場する「言葉使い(スタイル)」に近しいものがある。
また、球磨川の取り返しのつかないスキル「大嘘憑き」を取り返しのつくスキルに作り替えることもできるようだ。
不知火不知編
漆黒の花嫁衣裳編が終わった後、実は黒神家の影武者として、学園でめだかが抑制していた部分を補い、めだかを陰ながら補助する役を演じていた事が判明する。漆黒宴でめだかが人間の心理を理解したことでその役は不要となり、球磨川禊に頼んで自分が箱庭学園で過ごしてきた事実全てを消すことで誰の記憶からも消えてしまった。しかしながら所詮は劣化した『大嘘憑き』。球磨川自身と安心院、めだかと善吉の記憶のみは消えずに残ることとなった。