概要
裏表のある性格。腹黒い策士で、青葉を我が物にしようと策を練る。
父親である右大臣は、青葉と桜の関係をよく思っていない人物の筆頭。命字は「美」。
「美しいもの」を追求し、女房たちの手抜きも許さない。
5歳のときに、3歳で他界した百合の代わりに右大臣家に入ったので、「百合」としては14歳だが、実年齢は16歳である。
弟と仲良く暮らしていた頃から、火傷痕のせいで疎まれている弟を守れるよう下級貴族と結婚するか、その女房になるのが夢だった。
同じ命字を持っていたことで、舞々が実の弟である事を知り、舞々が激情に任せて屋敷から去った後、
桜から事情を聞く。
そして入内を翌日に控えた晩に、髪を切り、桜に身代わりを頼んで屋敷を飛び出し、琥珀から頭領を介して情報を得た朱里に見送られて、弟と共に都から旅立つ。
しかし、桜の危機に弟と共に駆けつけ、その後、藤紫と「りり」として友人関係になった。