この記事には原作最新話のネタバレを含みます
右手なる《神刀・雨御前》 左手なる《聖十字剣ソルズレヴニ》
二振りの神剣よ、ここに奇跡を顕せ
概要
聖十字剣ソルズレヴニの『異能と人体を融合させる』異能により、福地桜痴と『神刀・雨御前』を融合させ生まれた神人。
融合した聖剣の力で福地を操り『持つ武器の性能を百倍にする能力』を強制発動させ、己自身の性能を強化する事を無限に繰り返し発散する異能の特異点を形成。神にも等しい存在となった。
特異点生命体《神人・雨御前》
神人はソルズレヴニの所持者であるフョードル・ドストエフスキーの聖剣の刻印にのみ従う。
なお、福地自身の人格は特異点の彼方に吹き飛んで消えた模様。
その気配はやはり異様なのか、谷崎潤一郎は目が合っただけで吐き気を催した。
戦闘能力
神人の刀で殺されると躰が液状に溶けて泡のように分解され、神人に吸収される。
素体となった福地の異能で自身から生やした刀身を1㎞以上に肥大化、プロペラの様に高速回転させることも可能であり、ものの数秒で空港を細切れにして見せた。
雨御前の時空を跳躍する異能も行使可能であり、相手の背後に瞬間移動する事も出来る。
雨御前の本体は特殊四次元たるミンコフスキー空間に存在しており、今顕現しているのは上位次元から投射された「影」に過ぎない。その為、幾ら攻撃してもダメージを与える事は不可能。
また、上位次元を迂回する事で相手の体内から直接攻撃する事も可能であり、実質雨御前の攻撃を防ぐ術は存在しない。
その上、雨御前の時間跳躍の応用で過去現在に存在する神人を呼び出す事も出来る。
ただ芥川龍之介の異能力「羅生門」の様な空間断裂ならば神人へ攻撃を加える事は出来るが、所詮影を攻撃しているに過ぎない為、直ぐに復元されてしまう。
唯一対抗可能なのは中島敦の異能力「月下獣」であり、ドストエフスキー曰く「異能を拒絶し雨御前の次元剥離すら否定する」との事(尚、次元が違いすぎる為、所詮は死を幾度か防げた程度の話とも語っている)。