概要
リーグでは初めて(かつ唯一)東北地方を本拠とする球団。
加盟当初は「福島ホープス」。
発足当時のチーム名は、東日本大震災の影響で避難や外遊びの制限を余儀なくされた子どもたちに、野球を通じて「望み」を持ってほしいという意図からつけられた。
2018年時点でリーグ戦に参加している球団の中で、プロ野球ドラフト会議での指名者が(育成選手も含めて)1人もいない。
来歴
2014年5月20日、郡山市に本社をおく「扇」の社長、郡山市に本社をおく「扇」の社長、扇谷富幸を球団代表とする形で「県民球団設立推進準備室」が発足し、「福島県民球団」として活動を開始。
2014年6月、BCLの加盟球団代表者会議において、埼玉県の球団「武蔵ヒートベアーズ」(現:埼玉武蔵ヒートベアーズ)とともに、福島県民球団のリーグ本加盟が承認され、2015年のリーグ開幕時からの参戦が決定。7月18日、新球団名を「福島ホープス」とすることが発表された。
11月、元プロ野球選手で、現在、会津若松市の「芦ノ牧ホテル」会長を務める小野剛が、球団GMに、岩村明憲が選手兼任という形で監督に就任。
12月には球団代表の扇谷が社長に就任。
2015年4月12日の対新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ戦(新潟県立野球場)が公式戦初試合。
この年、参入初年度での東地区後期優勝前期優勝の新潟と対戦した地区チャンピオンシップは1勝2敗で敗退。
同年11月、選手兼任監督の岩村が球団代表に就任。
2016年は前期・後期とも2位で群馬が前後期を連覇したため前年に続いて地区チャンピオンシップに出場したが、初戦で敗退。
2017年、岩村明憲が開幕直後の4月10日に今シーズン限りでの現役引退を発表。前期3位・後期2位で新潟と同率ながら対戦成績で優位なため福島が2位。この年も群馬が前後期を連覇、地区チャンピオンシップに出場したが、初戦に勝利したが、第2戦に惜敗。
2018年4月、元武蔵ヒートベアーズ監督の星野おさむが総合コーチに就任。この年は前期は群馬との首位争いをするも優勝を逃す。後期も2位で、この年も群馬が前後期を連覇。
3年連続して群馬との対戦となった地区チャンピオンシップは「3戦全勝」が条件の福島は4年連続しての敗退。
シーズン終了に前後して経営問題が報じられ、11月21日に監督の岩村が社長を務める新会社への移管ならびにチーム名の変更が発表。同月に、星野おさむのゼネラルマネージャー就任(総合コーチ兼任)。
NPB指名・入団選手
(2015年)
カルロス・ペレス - 読売ジャイアンツ(育成選手、2015年途中 - 2016年)
(2020年)
古長拓 - オリックス・バファローズ (育成ドラフト6位、2021年)
(2021年)
園部佳太 - オリックス・バファローズ(育成ドラフト2位、2022年 - )
(2023年)
フェリペ - 東京ヤクルトスワローズ(2023年途中 - )※元オリックス・バファローズ
大泉周也 - 福岡ソフトバンクホークス(育成ドラフト1巡目)
外部リンク
福島レッドホープス - Facebook