概要
『刀剣乱舞-ONLINE-』に登場するキャラクターである稲葉江×篭手切江のカップリング。
ゲーム内のふたり
2振りとも刀工、郷義弘が打った刀であり回想と特殊会話が存在する。
回想115では篭手切江が稲葉江を稲葉せんぱいと呼び、すていじのれっすんに誘う姿が見れる。その後に稲葉江が篭手切江に問答をし、夢とはなんだと聞いた後の篭手切江の答えを聞いた所で去って行き回想が終わる。尚この回想で稲葉江は篭手切江に問答をしていてもれっすんの誘いを断ってはいない、そして回想のタイトルが「すていじ あくと5」なので続きがある事が前提の回想である事がわかる。今後の回想追加が期待される。
歴史におけるふたり
2振りとも稲葉家が所持していた刀であった。稲葉江は稲葉勘右衛門が所持しており篭手切江は稲葉正勝と稲葉正往が所持していたとされている。
稲葉江は1600年頃に結城秀康の手に渡ったとされていて篭手切江の主の稲葉正勝は1597年生まれ、いつから篭手切江を所持していたかわかる史料は無いが流石に赤ん坊の頃から篭手切江を所持していたとは考えにくい。稲葉正勝に渡る以前は細川幽斎に所持されていた事しかわからないとなると史料上では2振りは稲葉家では一緒にいなかったという事になる。
ただし細川幽斎がいつ篭手切江を所持し手放したかもわからず関ヶ原の戦いの時点で幽斎は67歳と高齢。正勝も生まれて3年しか経っておらず幽斎が死去した年でも13歳とまだ子供だった事を考えると細川幽斎から稲葉正勝に直接渡ったとは考えにくい、となると幽斎の後で正勝の前の主がいた事が考えられる。稲葉正勝が所持していた事がわかる史料も篭手切江の銀象嵌銘に刻まれた「稲葉丹後守所持之」からでいつから正勝に所持されたのか、細川から稲葉に渡ったのかはわからない。もしも稲葉正勝に渡る前から稲葉家にあったとしたのなら稲葉江と篭手切江が稲葉家で出会っている可能性はできる。史料が少ないからこそ2振りが出会っている可能性を夢見る事もできるだろう。
メディアミックス
※以下ミュージカル刀剣乱舞ネタバレ注意※
ミュージカル刀剣乱舞「葵咲本紀」にて篭手切江が登場しており審神者にある事を頼まれ「これは私にしか出来ない事ですから」と答える。
その後出陣先で時間遡行軍と行動する結城秀康とその刀を見て「間違いない!せんぱいだ!」と叫ぶシーンがある。
時間遡行軍側に堕ちた、いわゆる闇堕ちした稲葉江が登場しており篭手切江が審神者に任された事は稲葉江を救い出す事なのである。明石国行が稲葉江を折ろうとした時も「待って!」と叫んだりする。
終盤は稲葉江を手に持ち会話を試みるシーンがあり序盤に歌う篭手切江の『未熟な私は夢を見る』と結城秀康と稲葉江が歌う『秀康の叫び』が混じりアレンジされた『夢語り』を共に歌う。歌詞には「哭いてもいいです 嘆いても構わない ただ見失わないで…共に 共に夢をみましょう」と語る篭手切江と「…天下は…夢か?」と問う稲葉江、そして「伸ばした手は行き場を失い 何一つ掴めないまま…だった」と空に手を伸ばす稲葉江に「ならばその篭手 もらいます」と篭手切江が稲葉江の手を強く握り締める。
そして最後に篭手切江は「また一緒に…夢を見ましょうよ…せんぱい」と言い稲葉江は「そうか…そうだな…」と言って一件が解決する。
本丸に帰った後に御手杵に例の先輩にレッスンを付き合ってもらえと言われた篭手切江は慌てて「私はまだまだ未熟で…」と言うが少し間を開けて「でもいつかは…」と笑って一人呟く。
今後正式に稲葉江がミュージカルに出演する時には2振りが一緒に夢を見て、れっすんをする姿が見れるかもしれない。