文庫コミック版第8話のタイトル。
あらすじ
数学教師の鬼瓦豪助は、凶暴な生活指導により生徒に暴力を出すことも辞さずにいる。
ある日、鬼瓦は男子生徒の根本から「なぜ(まず口頭で注意しないで)暴力を振るうんですか?」と咎められるが、「お前らには何を言っても無駄だからだ!」と殴り飛ばしてしまう。
根本は運悪く机の角に頭をぶつけて死亡。鬼瓦は毎日のようにマスコミに叩かれるようになり、教職を辞して酒に溺れる生活を送っていた。
生徒を死なせたことを全く反省せず「近頃のガキは身体が弱いからすぐ死にやがる」とぼやく鬼瓦の前にミザリィが現れ、教育熱心な鬼瓦に適している学園を紹介する。
山奥にあるその学園を訪れた鬼瓦は常に笑っている校長に校内を案内されるが、そこには整形手術によって、全く同じ顔をした生徒たちがいた。
校長は「全員同じ顔にすることで平等に接し、名前も番号で呼ぶことにしている」「保護者の了解も取っており、卒業後は元に戻す」と鬼瓦に説明。将来的には性別もなくすつもりらしい。
休み時間もラインを設けることで生徒達は騒ぎを起こすこともなく静かにしているが、規則を破った生徒を校長はスパナで殴ることで制裁を加える。
驚く鬼瓦だったが、生徒たちは関心を示さず制裁された生徒も片づけられて終わった。
戸惑いながらも自分に適していると感じた鬼瓦は、ここで働くことにを決めて契約書にサインするが、鬼柄の容姿は校則違反に引っかかるものばかりという理由から死刑を言い渡される。
為す術なく絞首台に連れていかれた鬼瓦は、「なぜこんなことをするんだ!?」と問いかける。その時、突如校長の顔が外れた。校長の笑顔は仮面であり、その下から現れたのは死んだはずの根本の顔だった。
根本は鬼瓦に殺された時の様に頭から血を流しながら「あなたには何を言っても無駄だからですよ」と嘲笑い、鬼瓦の刑は執行された。
後日、原っぱにおいて鬼瓦の首吊り遺体が発見され、「生徒を死なせたことを悔いての自殺」と判断されるのだった。