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CV:植木由美子


休水集落に住む女性。

やや疲れているが、控えめで気配りの利く昔ながらの日本女性の気質を持つ。

集落の共同食堂を運営しており、休水住人の食事の世話を一手に引き受けている。

織部泰長織部義次の母。


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一つ目のメインルート「黄泉」から宴に参加。

集落が濃霧に包まれ、伝承に基づいて住人同士が殺し合いを始める異常事態においても

自らの役目を気丈にこなしていたが、2日目の朝に義次の死亡が発覚すると、状態が一変。

息子を失った悲しみから情緒不安定になり、残った泰長を守りたいと思い詰めたあげく、

料理にトリカブトを入れて他の生存者全員の毒殺を狙うという暴挙に出た。

が、結局うまくいかず、身体を拘束されて宴の参加権も奪われ、処刑対象としてくくられた。


二つ目のメインルート「機知」では、「からす」に配役され、3日目に加護を明かす。

前日にくくられた山脇多恵がひとだったことを明かし、彼女に率先して票を投じた義次の罪を

代わりに背負うと宣言して、許しを請う。

加護者でありながら、母親として息子のために命をなげうつことも辞さないその行動は

賢明なものではなかったが、「おおかみ」の態度としてはそぐわないと判断され、信任を得た。

自分がその日の夜、おおかみに襲撃されることを危惧した彼女は、おおかみの正体を他のひとに

伝えるため、指を使った暗号の解読法を記したメモを飲みこむという大胆な策を取る。

ところが、その必死の抵抗も、おおかみの狡猾な戦略のために利用されてしまった。


三つ目のメインルート「暗黒」では、房石陽明巻島春とともに「おおかみ」に配役され、

今まで懸命に育ててきた息子たちを殺さなければならないことに苦悩する。

房石陽明の説得を受け、息子殺しを受け入れることを決意するが、「よみびととして生きる

苦しい人生から、早く解放してやりたい」という親心のゆえに、泰長と義次を

優先的に襲撃するよう、強く要求する。

しかし諸事情により、息子たちの襲撃が延々と先延ばしされる状況にしびれを切らし、

4日目の夜、無断で泰長の住居に手をつけるという強硬手段に出た。

結果、泰長の殺害は叶ったが、代償として、房石から義次の死を待たずに宴から退場するよう

言い渡される。

そして翌日、自らがおおかみであることを示す捨て身のパフォーマンスを打ち、

「むじな」であるめー子の身代わりになる形で、処刑が決定。

房石に義次の殺害を託して、くくられた。



出身は東北で、休水の生まれではないが、藤良村の長者家の一つである日口家に嫁入りし、

夫の死後、親子ともども休水送りにされたことで、すっかり伝承に染まってしまった。

元が穏やかで優しい人物像だっただけに、「黄泉」で彼女が起こした毒殺未遂騒動は

(「みんな死んでしまえばいいのよ!」のスチルとともに)プレイヤーへ強烈なインパクトを

与えた。

その後のストーリーでも、事あるごとに食事への毒物混入を疑われ、毒殺犯の代名詞のような

扱いを受けている。




エクストラでは、泰長から「考え無しなところがある」と評されているほか、

近い将来に室匠と再婚するであろうことが示唆されている。

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