概要
ヤングアニマルにて2008年22号 - 2016年17号まで連載。全17巻。
日本近海の孤島を舞台に政府によってこの島に送り込まれた自殺未遂常習者達が命の意味と向かい合いながら生きていく物語である。
前作のホーリーランドと同様、作者は実際に何度も孤島を訪れ、サバイバル生活を経験したことから、この作品が描かれているといっても過言ではない。
あらすじ
セイは自殺未遂を繰り返した末に、「生きる義務」を放棄した意思を示す書類にサインをする。
病院のベッドの上で意識を失ったセイは目が覚めた時、自分がまだ生きており、そして自分と同じ未遂者達が周囲に何人もいることに気付く。そして、ここが自殺を繰り返す''常習指定者''が送り込まれる島、「''自殺島''」であることを知る。その直後、未遂者達は飛び降り自殺をする瞬間と死に損ねた者のおぞましい姿を目の当たりにし、一時自殺することを踏みとどまる。''死ねなければ生きるしかない''。彼らのサバイバル生活が始まる。
登場人物
セイ
リヴ
リョウ
リュウ
ケン
スギ
ミキ
イキル
カイ
サワダ
他作品への波及
本作と同じヤングアニマル連載の漫画作品「描かないマンガ家」の主人公、器根田刃こと「渡部 勇大」もこの作品のファンであり、山で遭難しかけた(実際は勘違いだが)時も本作で描かれているサバイバル知識を披露した。また、森恒二自身も描かないマンガ家単行本4巻の帯にコメントを贈っている。