概要
短冊切りにしたサツマイモを油で揚げ、砂糖を絡めた和菓子。
土佐(高知)の郷土菓子である「ケンピ」という、細長くて固い焼き菓子に似ていることから、芋けんぴという名前がついた。製法はかりんとうに近いため、「芋かりんとう」とも言われる。
作物として優秀なサツマイモが江戸時代中期に土佐へ伝来してからは、代用食として現地で広く栽培されたようだが、当時は貴重品だった油で揚げるという調理法ゆえ、芋けんぴは特別な場面で饗されていたのではないかと考えられている。
現在では四国や九州(特に鹿児島)で生産されるコガネセンガン(黄金千貫)という白いサツマイモを原料にしていることが多い。
流通しているものの多くは砂糖コーティングでガチガチに固く仕上がっており、歯や歯茎の弱い人、お年寄りや子供にはオススメできない。
美味いが油で揚げてあるためカロリーが高く、食べ過ぎには注意。
近年ではやわらかいもの、塩味のもの、紫いもを使ったもの、ごまをまぶしたものなど色々なバリエーションがある。
関連タグ
- 芋けんぴさん… 芋けんぴのツインテールを持つ描いてもいいのよ系の女の子。
- 芋けんぴ漫画パロ… 「芋けんぴ 髪に付いてたよ」 カリ