概要
漫画『スラムダンク』に登場するキャラクター、桜木花道×宮城リョータの腐向けカップリング。
桜木は湘北高校1年生、宮城は湘北高校2年生で両者バスケ部の先輩後輩である。
初対面では桜木がバスケ部マネージャー・彩子と付き合っているとの誤解から宮城が桜木に殴りかかって喧嘩となったが、その後互いの境遇が似ていることを話し合い意気投合してすっかり打ち解け、仲の良い先輩後輩関係となる。和解後、桜木は宮城のことをリョータくん→リョーちんと呼び、宮城は桜木のことをバスケ部内で唯一花道呼びしている。
作中の関係
試合中には桜木が練習で宮城から教わったフェイクを「リョーちん直伝のフェイク」として使用したり、2人でサインを決めてアリウープの連携を決めるなどの活躍をしている。また宮城が桜木のプレイに対して「ファインプレイだぜ花道!」「お前のリバウンドはこの試合で一躍県内トップクラスだぜ」など直接的に言葉で褒めてくれる為、花道がそれに鼓舞されてやる気を上げるシーンも多い。
桜木は流川をライバル視している為、初期には宮城が流川にパスを回すと「ひーきだひーき」と拗ねたりしていた。
お互いにミスをしたり不甲斐ないプレイがあると遠慮なく文句を言いあう様子も見られる。
桜木は身長188cm(後に189.2cm)、宮城は身長168cmでかなり身長差がある為、宮城の方が先輩なのだが、新装版20巻の表紙では桜木が宮城の肩を肘置きにしていたり、試合中宮城が活躍した時には桜木が宮城の頭を上から軽く叩いたりしている。
THE FIRST SLAM DUNK
2022年公開の原作者監修・脚本映画「THE FIRST SLAM DUNK」は、原作漫画が桜木が主人公であるのに対して、視点を宮城に置いた物語となっており、宮城視点で山王戦が描かれている。
映画作中では視点やメディアの変更に伴い山王戦の様々なシーンがカット・追加・編集されているのだが、桜木が一度交代させられた後、再度コートに戻る際に宮城が桜木を引き寄せ「待ってたぜ問題児」と迎え入れて桜木の瞳が揺れるシーンが追加。これは映画内で過去に宮城が先輩に問題児と呼ばれた際に赤木が宮城を庇ってくれた流れを汲んでおり、かつ原作では直前にベンチの応援を受けた桜木のモノローグで「こんな風に 誰かに必要とされ 期待されるのは初めてだったから」と入るシーンに対応していると思われる。
その後桜木が怪我をした後再びコートに戻ろうとするシーンでも、この「待ってたぜ問題児」という台詞を思い出して「待ってろリョーちん」と己を鼓舞する様子が描かれた。