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「将来県警本部長・警視総監の椅子を目指す、この若井の判断に間違いはない!」


概要編集

CV:沢木郁也


名探偵コナン148話「路面電車急停止事件」にのみ登場したアニメオリジナルキャラクター。

針井署の刑事。年齢28歳。目暮警部に似た服装をしている。体格的にはとっつぁんに近い。

1話限りのアニメオリジナルキャラクターではあるのだが、その独特過ぎるキャラクター性から視聴者にとって印象深い人物となっている。「1話限りのキャラなのが勿体無い」との声がよく流れている。

アニメこそ1999年とかなり昔の放送であったが、2021年にデジタルリマスター版が放送されたことで、彼の存在が認知されるようになった。


性格編集

テキパキとした口調で話す真面目な人物。「なるほど」が口癖のようで劇中では9回呟いている。

将来は県警本部長・警視総監の椅子を目指していると豪語する野心家だが、相手によって態度を変える調子の良い性格で、どこか抜けている。

とはいえ信頼できる相手にはとことん信頼を寄せるようで、当初こそコナンの言うことにも耳を貸さなかったが、彼が事件の重要な証拠を持っていると知ると、きちんと話を聞いてくれるようになった。

コナンの誘導があったとはいえ事件を解いている為、それなりに優秀ではあることが分かる。


活躍編集

この事件の犯人は「脚立に乗った人物が転倒して線路内に落ちたため、急ブレーキをかけたことで起きた不幸な事故に見せかける」と言う筋書きで殺人を行っていた。


最初こそまんまと犯人の罠に引っかかるも、コナンの指摘で現場への違和感に気づく。

流石に急ブレーキが起きた最中に犯行は不可能だと現場の違和感をスルーしそうになるが、コナンの助言により脚立が倒れたのは偶然ではなかったことを知ると、捜査をやり直して事件の真相を導き出した。

つまり彼は今作における探偵役である。ポジションこそいわゆる「眠っていない時の毛利小五郎」に近いとはいえ、アニメオリジナルのキャラクターが事件の真相を語るというのは非常に珍しい役回りである。


事件解決後は律義にも真相究明に協力してくれたコナン達に感謝の気持ちを述べ、「少年探偵団が遭遇した市電事故を殺人事件と解明し解決す。若井健児」という色紙まで贈呈してくれた。

終始コナンからは頼りなさそうに見られてはいたが、事件解決には貢献したし、人当たりは良さそうな人物なので、彼の野心が叶うことを願うばかりである。


余談編集

この回はコナンが探偵役をやらせる相手も居なければ、人目につきやすい犯行現場であるため裏で推理を披露することが出来ないといった状況に追い込まれていた(近年のコナンは人前でも堂々と変声器を使って推理したりしてるが……)。

この事件の担当が例えば群馬のヘッポコみたいな人物であったら、事件の解決は難しかったかもしれない。


関連項目編集

名探偵コナン 警察(名探偵コナン) 刑事

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