概要
CV:中川亜紀子
使用ギア:タイガフレア
初登場は28話。
人物
(一部Wkipediaより引用)
中国のクラッシュギアチーム「四星虎団」に所属。12歳。AB型。
普段は他のメンバーとともに京劇(作中では“伝統演劇”と呼称)の稽古に勤しんでいる。
チームの紅一点で、ファイター兼メカニック担当。
チーム総監督・明呉に対しては、身寄りのない自分を引き取り世話をしてくれた恩があるため基本的には従順だが、あることをきっかけに考えを改めるようになる(後述)。
特徴
普段から目元に紅色のアイシャドウ、口紅といった京劇風の化粧をしている。
髪型は羽根のような飾りがついた左右のシニヨンにストレートのお下げといった典型的な中華娘のビジュアル。
アクロバティックな演目の練習をしているだけに運動神経が良く、棒術や宙返りも難なくこなす。
作中での活躍
チーム一番の古株。野生界を離れチームに入団したばかりの幼い王虎に礼儀作法を教えつつ実の弟のように可愛がる。
そのため王虎に対する思いは人一倍で、彼が自我を失い暴れることが日常的になり、時には暴力を振るわれることもあったが辛抱強く優しく支え続けた。
キョウスケとの出会い
トビタクラブのメンバー・キョウスケに一目惚れされ、以降好意を寄せられることになる。
この時、蘭芳の美しい容姿にぼーっとしていた彼にチームメイトのクロウドが「彼女は男だぞ!」と釘を刺す。
役作りのため、女形は日常的に女性の仕草や口調を真似しているとのことで、早い話が「あの子は男性だから恋愛ごとを期待しても無駄だ」教えたのだが...
後日、キョウスケが街中でギアゴッドを探している最中に街中で偶然にも再会。そこで同じく偶然見かけた万願寺達の後をつけるため、彼らの滞在所に2人で潜入。
2人の気配に気づいた部下がドアを開けた弾みで倒れこんだ際、キョウスケは蘭芳の胸に顔からダイブ。彼女の絶叫を聞きながら、キョウスケは恥ずかしさに爆発しバッタリ倒れこむ。
蘭芳は正真正銘の女性だったのだ。
あの子可愛い→いやアイツは男の娘→そうなのか…ガッカリ→そんなことはなく本当に女の子だった
という前代未聞のやり取りが繰り広げられたのである。
クロウドお前どうした…
ちなみに事実が判明した後、「面目ない…」と普段クールな彼もさすがに情けなくうなだれるしかなかった。
最初は戸惑ったりキョウスケを揶揄うそぶりも見せていたが、チーム同士の交流やヴァイスリッターズとのトラブルで勇敢に相手に立ち向かう姿を見ていくうちに彼女自身も次第に彼に惹かれていくようになるのだが…
葛藤、キョウスケへの想い
王虎に笑顔が戻るのは我々の宿願が果たされた時だと明呉にそそのかされ、悪事と知りつつも王虎のために彼の計画に加担することを決意。
ファイトの前夜に会ったキョウスケに対し、あらゆる情を捨て勝負に臨むため自身の意思に反した冷たい言葉で突き放した上、とうとうタイガフレアに通常車検では発覚しない違法改造を施してしまう。
試合当日、キョウスケに対して前夜と変わらず冷淡な態度を取り続けるが、違法改造を施した負い目、こんな形で戦いたくないという気持ちから迷いが生じ、ステージの障害物を誤って破壊してしまう。
異常な攻撃力からタイガフレアの違法改造を見抜き、全てを察したキョウスケは、大会本部からタイガフレアの検査の是非を問われるものの、これを強く断る。
続く第2戦、キョウスケは同じメカニックである蘭芳の名誉を守るため、全ての証拠を消すべくファイターとしての汚名を被ってまでタイガフレアを完全に破壊する。その優しさに自分の考えが間違っていたことに気づく。
試合後、彼女は愛機への謝罪、そして彼に対する感謝と想いを涙ながらに呟いた。
その後はクロウドとの直接対決を躊躇するキョウスケの後を押したり、チームメイトである馬良たちに明呉のやり方への疑問を投げかけたりしていた。
そしてワールドカップ準々決勝で馬良、李春とともに師匠に反旗を翻し、王虎を元に戻すことに成功。
明呉から解放された後は王虎達と共に本当の親を捜す旅をすることを決める。
その別れ際にキョウスケから髪飾りを受け取り再会を誓い合うと共に、彼との恋愛に決着をつけた。
愛機・タイガフレアのモチーフは兄弟機タイガレイドと同じく白虎またはサーベルタイガー。縞模様部分が紅色で、大きな刃のようなフロントウエポンを装備する。
必殺技名は不明だが、蛇の動きを取り入れた動きをする。
漫画版には登場しない。
余談
・名前の由来は著名な京劇俳優の「梅蘭芳」からか。(梅氏はれっきとした男性。女形で名高い役者であった。詳細はリンク先の記事を参照のこと)
・愛機・タイガフレアはアニメオリジナルで、商品化はされていない。
・必殺技を解説する際に挙がった「正体が白蛇の女性」の逸話はおそらく「白蛇伝」。京劇での演目も実在する。