概要
剣の達人でゴースンの部下。虎の姿をした剣士・タイガー・ジョーに変身して闘う。
錠之介を演じる戸野広浩司は撮影中に事故死したため、福島資剛が代役を演じた。
獅子丸との出会い
長い旅の末、大魔王ゴースンの拠点であるゴースン島間近にたどり着いた獅子丸に挑発的な態度をとる謎の青年。
自分と勝負しろと執拗に絡むその男は、ゴースンになす術も無く敗れた獅子丸の前に再び姿を現し、彼と斬り結んだ後にタイガージョーに変身、ライオンに変身した獅子丸との対決で右目を失う。
その後も執拗に獅子丸を追い回し、28話でゴースンへの敗北で心を打ちのめされた彼と再び対決、タイガー霞返しで見事勝利する。
だが勝利の喜びは一瞬のみで、好敵手を失った虚しさに支配される錠之介の心。
その後獅子丸の生存を知った錠之介は、まるで少年の様に喜び勇んで彼の元に駆け付ける。
そして三度目の対決で、新しい必殺技を身につけたライオン丸と引き分けになった錠之介、自らの未熟さを痛感した彼は己を鍛え直すべく再修業を開始、物語から一旦退場する。
錠之介の過去
幼少期の錠之介は、領主の息子として何不自由のない生活を送っていたが、その頃から彼の剣には敵を徹底的に叩きのめす魔性の剣の傾向があった。
それを危険視した錠之介の父親は、元服した彼に今のお前の剣は邪剣であり、邪剣は正しい剣に勝てないと説く。
そんな父に対して立ち合いを所望し、容赦なく打ち倒す錠之介。
それ以来彼の心には正しい者が勝つのではなく、強い者が勝つという確固たる信念が植え付けられたのだった。
復活の虎
その後36話で再登場、修行の末新必殺技タイガー隼斬りを会得して獅子丸に再挑戦する。
だが38話で獅子丸が白垣幽斎の手にかかって死んだと聞かされた錠之介は激昂、かつてない喪失感に包まれる。
そして意識を失い透明な箱に閉じ込められた獅子丸を発見した錠之介は、何の躊躇も無く獅子丸を救い出す。
39話で改めて獅子丸に挑戦する錠之介だったが、対決の最中ドクロ仮面の横槍に合い負傷、自分を救った獅子丸に対して敵の情けは受けたくないと泣きながら拒絶し、獅子丸が怪人キチクとの対決に向かっている間に姿をくらませる。
40話で怪人ハリザンザの毒に侵された獅子丸を、鷹取城にいるゴースンの兄である桃雲斎の元に送り届けるが、桃雲斎にゴースン打倒の野心を見抜かれる。
そして41話で具体的な使用法を知らぬまま、ゴースンを倒すのに必要な象牙を手に入れる。
43話でゴースンに忍法巨大神変化の伝授を願うも拒否され、怪人ギララの対決に向かう獅子丸を放っておけず彼に助太刀、結果裏切り者として獅子丸共々、ゴースン怪人最強を誇るゴースン八人衆の標的にされてしまう。
46話で単身ゴースンに挑むもあえなく敗北。
49話では八人衆最強の怪人ジャムラに敗北した挙句、わざと見逃され誇りを傷つけられた錠之介は、
ジャムラの思惑通りに八つ当たりで獅子丸に対決を挑んでしまう。
51話で八人衆最後の怪人アブターとの戦いでの共闘を経て遂に獅子丸達の仲間になる。
だが自らの力のみでゴースンを倒したいという野心を抑えきれなかった錠之介は、獅子丸達に黙って単身ゴースンに再挑戦するも、ゴースンサンダーによって左目まで失い失明してしまう。
怪人ガンドロロに手足に銃弾を撃ち込まれ一方的に嬲られつつも、最後の力を振り絞り一矢報いた…かのように見えたが、毛皮で攻撃を防がれ眉間に銃弾を撃ち込まれてしまう…。