概要
いわゆる庚申(こうしん)信仰において怖れられた「虫」。普段はヒトの体内にいて、特に何をするでもなく大人しくしているが、60日に一度、「庚申(かのえさる)」の夜になると体から抜け出て神様に宿主の悪事を報告し、そのペナルティとして宿主の寿命を削らせるという。
しかし蟯虫は宿主が寝ている間にしか出入りできないので、その日の晩はオールすることで蟯虫のタレコミを封じるという対策が取られる。
ギョウチュウ
腸内に寄生している「虫」。
かつては小3以下の児童に検査義務があったので、「朝イチでお尻にフィルムテープを貼り、ギョウチュウの卵を検査した」経験があるヒトも多いはず。しかし2015年を以て廃止されたため、学校検査で経験したのは2023年現在で中学生以上の年代までである。