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概要
- 衛士(えじ)…古代、都の守衛に当たった兵士のこと。地方の軍団(警察組織)に所属する農民出身者が交替で上京し、各衛府に配属されて当番を勤めた。主な勤務は宮城の警備・天皇が行幸する際の警護で、勤務することで免税などの特権が得られたが、ハードな警備スケジュールや、日常的な監督・行動制限の厳しさ(実家の親が死んでも帰省が許されないなど)により、奈良時代には志気が衰え、逃亡者が続出し、軍事力として弱体化していった。平安時代では、『延喜式』からその存続が明らかであるが、雑務係の側面が強く、軍事力としては期待されなくなっていた。
- 衛士(えじ)…御陵衛士のこと。
- 衛士(えいし、えいじ)…人名の一つ。主に男性の名前として付けられる。