概要
『綜合日本民俗語語彙』に記述される水蜘蛛の系譜である怪談および、怪異の名称。
宮城県仙台市のとある淵で男が釣りをしていると、小さな蜘蛛が男の足に何か黒いものをつけていったので、それに気付いた男は近くの柳の木にそれをなすりつけた。
すると、しばらくして畔が根ごと崩れて柳の木は淵の中に転がり落ちていき、淵の中から「賢い賢い」と何者かの声が聞こえてきたため、その淵は「賢淵:カシコブチ」と呼ばれるようになったのだという。
この妖怪はツイッターの伝承妖怪お題絵において、平成27年6月のお題として出され、妖怪絵師によって新たな姿が与えられた。