cv:斉藤壮馬
人物像
リツカの通う「四皇學園」生徒会長で3年生。身長185㎝、体重67キロ、誕生日11月17日。将棋部で趣味も将棋。チェスではない。
正体はアクマで、本名は「レム・アーロンド」。常に冷静沈着で、スキがなく完璧な振る舞いだが本性は冷酷無比。
アクマの中でも名門のアーロンド家の次期当主である。禁断のグリモワールを手に入れるためリツカに近づく。
アニメ本編
彼の人物設定は上記のように冷酷無比、というものだが全くそのようなことはない。1話でリツカと出会った当初こそウソを巧みに使いリツカを誘導していたが、回を重ねるにつれて本来の優しい性格が表れるようになっていく。
アクマとしての力は強く、第1話・2話では青い炎で華麗にヴァンパイアを倒した。また将棋を好み自宅にも第三図書館にもガラス製の将棋を置いている。そのためか口癖は「これで詰みだな」
周囲の人間のことを駒としてしか見ていないと自らも言っているが、その割にリツカが危険な目にあっているときには必ず助けてくれる。また勝手な行動をする生徒会にも注意はするが罰を与えたり処分をしている様子もない。レムの意思に反しリツカにアクマであることを教えてしまったメィジにでさえ「この場で処分してやってもいい」と言いつつその後彼が何か罰せられた形跡はない。
リツカに対しても禁断のグリモワールを手に入れるためと言ってはいるが何かと気遣い、他のアクマやヴァンパイアから守っている。妹を想うあまり暴走しがちなリンドと比べ、絶妙なタイミングでやって来るレムは視聴者から「安心できるセコム」とまで呼ばれている。何度も言うようだが彼は冷酷無比なアクマである。5話では「駒としか見ていない」と言っているがそもそも本当に騙す気ならはぐらかせばいいのであって、彼女にウソをつけなくなっていることがわかる。また7話ではリツカの兄であるリンドに攻撃されているにもかかわらずアクマの力を使わないなどの優しさもみせる。8話ではついに生徒会の面々にリツカを守るためのウソをつく。それまで騙すためのウソをついてきた彼が初めて自分以外のためについたウソとも捉えられる。それと同時にグリモワールを手に入れることに悩みはじめたようだが……?
第二話でしいたけが苦手ということが判明する。それまで王子様のように振る舞い人間らしさをあまり見せなかった彼にもとんだ弱点があったものである。「しいたけは食べ物ではない」と言い張りリツカに指摘されたことで汗を浮かべるレムの姿に女性視聴者だけでなく男性視聴者まで彼の虜となってしまった。ギャップ萌えである。だがアクマは人間の食事を取らなくてもよく食べても美味しくないということが後になって判明するため、弱点を見せてしまったのもレムの優しさ故なのかもしれない。
公式ツイッター
公式ツイッターでのレムはアニメ本編以上に周囲に優しい姿を見せるのでレムファンは必見である。