そもそもは・・・
関西機というのは、戦後相当時間が経って実際の戦争の光景を見ていないどころか戦法自体が変わってしまった後、実際に空襲を経験したある大学教授と学生との珍妙なやり取りという話が新聞ネタになっている。
「昔、大阪や神戸をカンサイキが襲ってなあ」
「それじゃ先生、東京や横浜を空襲したのはカントウキですか」
どうしてそうなった
第2次大戦時点ではドイツが開発したような砲弾を超す射程のミサイルの類いはまだ米軍は実用化どころか開発も進んでおらず(というかドイツのその技術を下敷に米ソともミサイルを開発した)、結局敵地である日本への大規模爆撃は陸上基地を確保してからのB29に依る前は航空母艦に載る航空機、つまり艦載機で行うしかあちらも手段が無かったのである。
他方艦載爆撃機は米軍の場合、海軍の所属になる。調べる限りでは一応存在するが、どれもB17~B29のような陸軍→空軍所属の機体に比べかなり小型の機体ばかりで、今の戦闘爆撃機に近い性質のものである。
現在も空母や艦載機は存在するが、超音速機とミサイルが当たり前の時代、空襲の主力となることはまずない。
前段の「やりとり」というのは、少なくとも1980年代半ば以降で、第2次大戦中の戦争の戦闘行為のイメージが通用するのは、遅くともベトナム戦争の頃までである。
同類の誤字ネタになりそうなもの
関東賞→ 敢闘賞
関東まつり→竿燈まつりまたは竿燈祭(り):秋田市のお祭り