概要
CV:中田譲治
外方に通じ妖刀を思いのままにする魔剣、朧流剣法の使い手。秘奥義"魂移し"を用いてある人物に成り代わろうとするが割って入った百姫の身体に乗り移ってしまう。
(公式サイトより)
本作の重要人物であり、主人公の一人・百姫を色々な不幸に巻き込んだ張本人である。腕は立つが非情な性格の人物である。基本的に剣の技術は己の要望のために使役し、目的のためならば自分の師をも殺める自己中心的な悪人。そのため考えや行動も大体が物騒であり、憑依体である百姫は振り回される日々を過ごしている。そのような人物のため、周囲に敵を作りやすく唯一の理解者とも言えるのは恋慕されている紺菊だけである。
師を殺害したのも、妖刀を自在に操り、魑魅魍魎を切り捨てる事の出来る究極の剣術を独占するためである。また、彼と戦った者の中には侍として生きる事が出来なくなった物の相応の地位を得た人物「乱戒」もおり、彼の敵となり、権力をふんだんに使用して抹殺を目論まれているのでとにかく敵が多い。
なお、女性の好みは大人っぽいグラマーな女性のようで、百姫程度の小娘には興味が無いとの事。
一方で、自身に関わった遊女が死後に成仏出来ぬのを見て原因となっている妖怪を打ち倒すなどの情を見せる事もある。また、自身が人生を賭けて得た剣術である「朧流」に対する情熱は人一倍であり、この剣術が後世に残らない事を恐れてもいる。そのため、あるエンディングでは朧流を残すために驚くべき行動を取る事もある。
敵の侍に対し、「お前たちが生まれる前より修行を積んでいる。」と言っているので、それなりの高齢かと思われる。
DLCである元禄怪奇譚にも登場し、彼が魂移しの術を使用する羽目になる原因が描かれている。
ストーリー上では百姫に憑依し力を貸す役割をしているので彼女の活躍(?)の大部分は彼の活躍によるものである。またその関係でもう一人の主人公・鬼助とは関わりはほぼ無いように思われていたが、実は鬼助の命を救った朧流剣法の使い手こそ何を隠そう陣九朗の師であった。
生前の姿は鋭い眼光の強面で、がっしりとした体躯の持ち主であった。ただ、本作品中にはその姿はほぼ登場せず、前述の鋭い眼光はそのままで緑色の火の玉のような霊魂の姿をしている。投稿作品なども専らそちらの方が多く占めている。
↑イラスト手前にいる人魂の様な物が魂だけの陣九郎である。