ゲームの内容
本作の舞台は1848年、二月革命の気運高まるパリ。
主人公・ジェイジェイ・ファルコンは弟子のスパロウソンと共に無実な獣達のために立ち上がる。
本作の最大の特徴は、キャラクターが全て鳥類または動物として登場するところ。
ゲームシステムそのものはオーソドックスなADV。UIは若干シンプルではあるが、最低限のものは揃っている。プレイ時間も若干短くはあるが、周回するには程よいボリュームともとれる。
逆転裁判シリーズをリスペクトしているという事もあり、小ネタに逆裁シリーズを匂わせるところがある。逆裁シリーズと本作との最大の違いは証拠品がなくとも裁判を行え、その後もストーリーを継続する点が可能なところである。
また法に対する価値観、元のゲームから繊細な翻訳を活かしたジョーク等、細かな違いを挙げていくとかなり差異がある事がうかがえる。
劇中のキャラクターのイラストはJ・J・グランヴィルの作品を使用しており(パブリックドメインの為知的財産権は存在しない著作物であるので使用が可能)、作中の音楽も一部オリジナル曲を除くクラシック音楽が使用されている。
主な登場キャラクター
- ジェイジェイ・ファルコン
主人公。普段はぐうたらで酒飲みの猛禽類弁護士。
だが被告人や事件に関係した獣達には真摯に向き合い、
真実を追求する姿勢を常に忘れない誠実な鳥類。
過去に何かしらあったらしく、それが本人の誠実に影を落としている。
- スパロウソン
ファルコンの弟子。
食いしん坊で調査中でも食べ物のことばかり気にしている。
甘いものや美味しいパンに目がないらしい。
なお料理はできるらしく自分でサンドイッチを作ることもあるらしい。
好物はパン・オ・ショコラ。
- セヴラン・ココリコ
ファルコンのライバルにあたる雄鶏検事。
しかし実力は彼の方が上で未だに法廷の対決で勝てたことはないらしい。
手にしたムチは護身用らしい。雄鶏らしく時折「コッケイな」「時コッコ」というセリフを喋る場面がある。