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概要編集

2001年度から2002年度に放送されたACジャパンのCMの通称。正式名称は「IMAGINATION / WHALE」。子どもの想像や、発想を奪わないでという意味が込められた60~90秒の長尺CM。


ちなみに地デジでは15~30秒が1CMであるため、BSのみで放送されたとか。国内外で大きな反響を与え、放送から20年ほどの2021年、なんと読み聞かせの本になってしまった。


流れ編集

ここはとある学校。担任の先生は、「みんなの心に浮かんだものをそのまま描いてみよう」という。図工の時間のようだ。思い思いにカラフルな絵を描く子どもたち。しかし、1人の男の子が、真っ黒に塗りつぶした絵を描いている。これはどうしたものかと相談する担任の先生。それでも、彼は黒い絵を描き続けた。家に帰っても、病院に行ってもーーー。


彼は精神異常と捉えられ、隔離された。それでも、絵を描き続ける。



そして、先生がふと机を眺めた時、パズルのピースが目に飛び込んだ。


時を同じくして、看護師も、この塗りつぶされた絵がそれぞれに繋がっていることを知った。



先生、看護師などが総出で絵を並べ、画用紙がつながっていく。そこには、大きなくじらの絵があった。そう、彼は大きなクジラを、パズルのように表現していたのだ。


ぽつりと穴が空いた大きな絵、そして男の子はその穴を埋めるための絵を描き終えた。


そして、「子供から、想像力を奪わないでください。」とテロップが流れ、ストーリーは幕を閉じる。


反響編集

このCMは国内外に大きな衝撃を与え、「カンヌ国際広告賞」などの賞を受賞し、海外からも評価された。


しかし、黒い絵を描き続ける男の子の姿が怖いと、トラウマCMとして認められている一面もある。


まさかの本出版へ編集

絵本作家である高崎卓馬さんは、このCMに心を掴まれ、放送後20年となる2021年に、作画の黒井さんと共に「まっくろ」というIMAGINATION/WHALEの本を発売した。


まさかの絵本になった。

だが、結構怖い印象なため、少しだけユーモラスにしたとか。


当時のCMの動画編集


関連タグ編集


ACジャパン


怖いCM

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