概要
2020年6月に発売したフリー算数ホラーゲーム『Baldi'sBasics』の製品版。価格は1010円。
Baldi's Basicsからの追加、変更点
- モード制の導入。
- Hide-and-Seek ストーリーモード。レベルは全部で3つ。ノートを集めながらエレベーターに乗車すればクリア。
- Endless Mode Baldiに捕まるまでノートを何冊集められるか腕試し。
- Field Trips 校外学習。迷路をたどりながらお題の動物を集める「Farm」と、薪に書いてある式に合うように焚き火を入れ替える「Camping」がある。
- Explorer Mode Baldiが追ってこない。自由に学校を探索できる。
- Challenges 製品版リリース前に公開された"Challenges Demo"で挑戦できる、広いマップでプレイヤーとBaldiが高速で移動する「Speedy」、夜中に侵入して沢山のPrincipal of Thingの目をかいくぐる「Stealthy」、足を折ったためGrappling Hookで移動する「Grapple」の3つの特殊ルールがある。
- ステージ制の導入。レベルは全部で3あり、やり直しまたは次のレベルに行く際に購買部に訪れることができる。
- ゲームスタートの仕様が変更。開始地点から一定距離離れてBaldiが10を数えると追跡を開始する。
- アイテムの枠が5つになった。又、アイテムがいっぱいの時に新しいアイテムを取ると、選択しているアイテムをその場に置く。
- マップシステムが実装。一回見た場所を見取り図として見ることができる。
- 脱出方法はエレベーターに変更。原作同様、マップ上に複数あるステージでは全てのポイントに触れないとクリアできない。
- You Can Think Padによる回答を廃止し、ノートをすぐさま回収できるようになった。但し、「算数の問題を解いて回収する」というシステムは健在。
- BaldiとPrincipal of Thingの一部のボイスが新規録り下ろしになった。
- 自動販売機は1つにつき1回しか購入できない。
- ドアを開けたときやPrincipal of Thingに拘束されたときなどに、右下にBaldiの顔が表示される。これは音感が良いBaldiがプレイヤーの位置を特定したことを意味する。
- Playtimeに捕まっている最中にGotta Sweepや1st Prizeなどの邪魔が入ると、その衝撃で縄を切ったことになる。
- Beansのガム攻撃はNPCにも当てられる。自分が受けてもSafetyScissorsがあれば解放できる。但し、アイテム欄が見えないためどこにあるか記憶しなければならない。
- Arts and Craftersの演出が若干変更。プレイヤーを見つけるとしばらく騒音と共に付きまといランダムな位置にワープされる。
- Gotta Sweepの待機部屋が変更。
- 一定時間に起こるイベントの追加。詳しくは下記。
キャラクター
原作に登場した各キャラクターについては親記事を参照。
- Johnny
"Hi, I'm Johnny! Welcome to my store!"
(やあ、僕はジョニー!僕の店へようこそ!)
メカクレの購買部の店員。常にポジティブに接客する。たまに咳をするが結構うるさい。
新しい設備
- Baldi's Math Machine
今作のYou Can Think Padに当たる装置。回答の風船(いずれも1桁)を持っていくと正解音と共にノートが支給される。間違ってもノートを受け取れるが、Baldiの追跡スピードが増して速くなる。
- Roto Hall
回転する廊下。スイッチを押すと回転し、妨害キャラを別の方向に行かせられる。
- Conveyor Belt
コンベヤーの廊下。進行方向に進むとスピードが増し、反対方向に進むと遅くなる。他のキャラクターも効果を受ける。
- Lockdown Door
いわゆる防火扉。閉まっているとプレイヤーを含め全てのキャラクターが通れない。一部の扉はボタンを押すことで開閉できる。
- Blue Locker
ロッカーのうち、青いロッカーは入っていれば青鬼のごとく妨害キャラをやり過ごせる。出る時にBaldiが気付くほどの音が鳴り、出る瞬間をPrincipal of Thingに見られると拘束される。又、入る前に姿を見られているとそのロッカーの前で待ち伏せする。
- Water Fountain
水飲み場。触れると水を飲みスタミナを回復する。チョコバーに似た効果を持つが、あちらと違い何回も使用できる一方、一定時間フルスタミナという恩恵はない。マップのあちこちにあるためチョコバーの節約に便利。
- Library
図書館。迷路のように入り組んでおり、そこでは一切音を出せない、というか外の音も聞こえない。Baldiとの距離が近ければ入らないほうが無難。
- Johnny's Store
購買部。ゲーム進行中に獲得したYTPでアイテムを購入できる。なお、レジの壁には「deals and also steals!(掘り出し物に掘り出し物!)」と表記がある。当然だが盗めるわけではない。
アイテム
原作に登場した各アイテムについては親記事を参照。ここでは新しく登場したアイテムを紹介する。
- Principal's Whistle
校長の笛。吹くと音を出し、Principal of Thingを呼び寄せる。吹いたところにIt's a Bullyがいれば連行してくれる。勿論何もないところで吹けば拘留の対象になる。
- Faculty Nametag
職員の名札。使用すると一定時間先生の振りをし、妨害キャラの目をごまかす。但し、Baldiと1st PrizeとThe Testには通じない。
- Dirty Chalk Erasers
チョークの粉を取っていない黒板消し。使用すると粉を出し、その場にいればBaldiを含む妨害キャラクターをやり過ごせる。範囲から出たり、使用する前に見られていたりすると効果がない。
- Portal Poster
瞬間移動ポスター。壁に貼ると通り抜けることができる。NPCsのキャラクターは移動する直前にプレイヤーの姿を見られなければ追ってこない。
- Dangerous Teleporter
テレポーター。使用するとどこかにワープする。指定できないので運が悪いとゲームオーバーになる。
- Big Ol' Boots
長靴。使用すると15秒間、Gotta Sweep、1st Prize、Mrs.Pomp、Cloudy Copterによる押し流しを封じ、ベルトコンベアーの上を通常の速度で歩く。又、浸水イベントの時に渦に押し寄せられない。発動している最中に靴の画像が画面を上下するのが結構邪魔。
サービス
プレイヤーに有利な動きができる。英語ではFavorと表記。
- A fully filled out map
次のステージの見取り図が最初から全て見られる。ステージごとに値段が上がっていく。
ランダムイベント
今作で新登場した要素。ベルで発生を知らせる。
- 定規が壊れる
Baldiの定規が叩き過ぎで折れてしまう。追跡は続行するため音でどこにいるか分からなくなるが、仮に出くわしたとしても定規を調達するまでは触れても捕まらない。
- 浸水
配水管が壊れ、マップ内に水があふれる。プレイヤーを含む各キャラクターの動きが鈍くなる。右図に近づくと引き込まれどこかに飛ばされる、渦の近くにいると抜け出すのは困難。
- 霧
Baldiの霧発生マシンが故障し、マップ全体に霧が出される。幻想的な音楽が流れるがはっきり良いイベントではない。
- テスト作動
10のカウントダウン(mystman12ボイス)がアナウンスされ、0になると全てのLockdown Doorが次々と閉まっていく。
- 校長室でパーティー
校長室に行くと、風船と楽しい音楽が流れ、An Apple For Baldiを一つ入手できる。
- 不思議な部屋(Mystery Room)
一定時間どこかにMystery Room(?のついた緑の扉)が出現する。中は真っ暗闇だが、一つレアアイテムを獲得できる。
- 反重力
重力がひっくり返る。重力が逆同士のキャラクターが触れても判定がない。廊下に設置されたオブジェクトに触れると重力が入れ替わる。
購入はこちらから
https://store.steampowered.com/app/1275890/Baldis_Basics_Plus/