概要
大手電波会社ソフトバンクと「チャレンジ」などの豊富な学習改革を行うベネッセが共同開発して、作られた夢のようなゲームである。
レビューからもわかる通り、このゲームは、
10連ガチャが毎日無料で引けたり
このゲームのおかげで彼女ができたり
とまさに、プレイヤーの願いを叶えることの出来る神ゲーなのである!
…っていう冗談はこれくらいにして、
本来は学生がスマートフォンやパソコンを通じて、学校からの課題やwebテストを受けることの出来る、Saas型のクラウドサービスである。
生徒カルテなどを通じて学校以外での先生とのコミュニケーションや、デジタルサービスなどを通じて、模試などの結果を一目で確認することが出来る。また、学習動画もいくつかあり、web授業形式で勉強をすることが出来るのだ。
しかし実際は先程のレビューはおふざけに過ぎず、実際の評価は、☆1〜1.5と低くレビューを見ていた方が面白いと言われる始末。(勉強用アプリに面白いことを求めること自体変だが。)
それでも、きちんと学習用としてしっかり作られたアプリならここまでの評価は出ないだろう。
何故生徒からの信頼がここまでないのだろうか…
このアプリが抱える問題点
- 問題点その1 「使用機会が無い」
第1に学校での課題などは基本的に学校で配られたりすることが多いため通信制の高校でない限り、web中心となる機会が少ない。そもそも学校にいれば、分からないことは直接先生に会って質問すれば良いし、第一、学校にスマホ持ち込み禁止の場合、たいてい使う機会は家に帰ってきた後、学習時間を入力することぐらいしかないだろう。
しかしこのアプリ使用するのに300円/月 取られるため、高校生などは、ただでさえ利用価値の薄いアプリに半強制的に10800円取られることになる
- 問題点その2「ソシャゲより酷い運営」
このアプリが悪評である最大の要因。
まずサーバーがとにかく落ちやすい。
多くの学生が利用している(全体の1/3)せいもあってか、
Wi-Fi環境であろうが、ギガ制限前だろうがとにかく落ちる。
酷い時には、サーバーに入る前にエラーを起こすことも。
無論ギガ制限された状態で入るのは困難である。
だがしかし、学校には生徒専用のWi-Fiがないところも多いために、
いざ学校で使う機会が出る
↓
サーバーに入れない。
↓
仕方なく家に帰って使おうとする
↓
エラー
となった人も多いだろう。
また、メンテナンスの頻度が多く、1ヶ月に数回行うことも珍しくない。大抵が深夜に行われるが、学校代わりとして使うにはかなり不安である。
無論ゲームでは無いので詫び石なんかもない。
- 問題点その3 「貧弱なセキュリティ」
親会社がネタで友達を食べたり、喋る謎の赤いランドセルで有名なベネッセよろしく、セキュリティーが弱く、学校指定の番号とパスワードがなければ入れないはずなのに、2020年4月5日まさかの不正アクセスを受け、再起動までに約1日かかっただけでなく120万人以上のデータと2000件以上の生徒の紹介文などを流出させる醜態を晒した。
最後に
…とあらゆる問題点が見つかっているのだが、内容としては極端に悪い訳ではなく、今のこの現状だからこそ、学校に行かずとも授業やコミュニケーションを取れることは大きいと思う。
(まぁ実際はそれを目的に学生が集まった結果、通常の7倍のアクセスが集中しサーバーが停止した結果、お詫びとして4〜5月分の利用料を帳消しにしていたが。)
Classiの明日はどっちだ。