概要
Fort-12の後継型としてRPCフォートのピョートル・アンドリヨヴィチ・ザイツが2004年に開発したポリマーフレームピストル。信頼性高く安価で、左利きモデルがある珍しい拳銃。
最初は誰に頼まれたわけではなかったために民間の警備員が買う程度だったが、ポリマーフレームの普及率が上がるにつれ注目され、2014年にウクライナ軍に、2015年に警察全体に採用された。
2020年7月には治安悪化を受けてインフラ省のバックアップを受ける郵便会社「ウクルポシュタ」が配達員の自衛用として購入が確認されている。
主なバリエーション、派生型
フォート-17CURZ
.380ACP仕様、装弾数16発。
フォート-17コルドン
.22LR弾仕様、装弾数10発。
フォート-17コブラ
射撃競技用にフラッシュサプレッサーが装着されたロング仕様。
フォート-17G
ブランクガン(空砲用銃)。信号拳銃としても使用できる。
フォート-17R
法的機関向けゴム弾専用モデル。
フォート-17T
民間向けゴム弾専用モデル。
性能
全長 | 180mm |
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銃身長 | 95mm |
重量 | 680kg |
使用弾薬 | 9mmマカロフ弾(9.2×18mm)もしくは9mmパラベラム弾(9×19mm) |
装弾数 | 15 |
口径 | 36口径 |