概要
『K2』の主人公である神代一人と、4巻33話「親友」に登場する氷室俊介のカップリングのこと。
連載当初から「K」とだけ呼ばれていた主人公の名前が「神代一人」であることが氷室俊介の台詞により明らかになる。
ふたりは小、中学生からの幼馴染みであり親友である。
手術中に執刀者の顔が見えないことを怪しむ俊介に「よくしゃべる患者だな オペ中は黙っていろ」と言い放つなどふたりの距離の近さも感じられる。
それと同時に、俊介の白内障手術を終え俊介から感謝の言葉と共に差し出された手に対し、一人が一拍置いてから握り返すシーンからも、お互いへの思いの深さが感じられる。
他にも白内障手術は日帰りで良いところをわざわざ個室で一泊入院させたり、村での療養中に俊介の着ていたパジャマの袖が余っていることから一人のパジャマを借りたと想像できるところや、俊介がアメリカに経つときタクシーで空港まで向かう際にわざわざ富永を見送りにやるなど、一人が俊介を甘やかしていることがそこかしこから見てとれる。
40話を最後にその後、再登場することもなく、いつ眼内レンズが交換されたのかもわからず、謎に包まれたままである。それが神代一人と氷室俊介の関係である。
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