概要
漫画作品『スーパードクターK』の続編である『K2』に登場するもう一人の主人公黒須一也と富永研太のBLカップリングである。
このカップリングは年の差カップルであり年下攻めの年上受けであり。また一也の方が長身で体格も良いので身長差あるいは体格差カップリングである。
N県T村のドクターKの診療所へ来たのは富永のが時期が早い。
第47話から第48話の「拉致」でパーフェクトクローンである一也を狙った組織による誘拐事件があり、
その後の第49話から第50話の「巣立ち」で母親の元を離れて一也がT村の診療所へ来てから、二人は同じ屋根の下で共に暮らすようになった。
一也から見て富永は年の離れた兄のような存在であり、敬愛する相手である。
第51話「主治医」の時には富永の治療方針に対して文句ある患者へ熱心に説得するなど早い段階から二人の親密さは感じられた。
第61話「お初」では薬品庫の爆発事故についてドクターKと富永が警察署まで説明に行っている間に、診療所へ来た鼠径ヘルニアの患者を一也が村井の補助で初めて手術を行っている。11歳にして見事手術をやり遂げた一也の話を聞いて、「俺のお初は26歳の頃だったな」とぼやく富永が見られる。
第126話「自殺」にて新たに診療所のスタッフとなった麻上夕紀からは血縁でもない彼らが一つ屋根の下で暮らしている事に疑問を持たれるなど、奇妙な縁について第三者視点で時々触れられる。
富永と一也は第187話から第191話の「岐路」で富永が実家の総合病院へ戻るまでの間、ずっと一緒に暮らしている。正確な年齢差は分からないが15歳前後の差があるがどちらも一人っ子である彼らが長く過ごしていく間に、仲を深めていったとしても不思議はない。
第354話「聴取」にて医学生としてこの先の自分の生き方を探して全国を放浪している一也が、実家で院長となって奮闘する富永と再会している。その時に富永の方から抱きつくぐらいお互いの距離は相変わらず近いままであった。そして一也はスチューデント・ドクターとしてしばらく留まる。
第368話「ラスト・インターン」で富永総合病院を去るまで、他の研修医と共に研鑽を積んでいく一也と、それを見守る富永の間には深い縁が続いているのも感じさせる。