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LOVE&ARTシナリオライターコンテスト

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らぶあんどあーとしなりおらいたーこんてすと

公式企画「LOVE&ART」×pixiv 「7人目のシナリオライターコンテスト」へ 参加の際に必要となるタグ

イベント概要

MAGES.乙女ブランド「LOVE&ART」×pixiv 「7人目のシナリオライターコンテスト」とは、2015年6月2日より始まったpixiv公式企画。

本企画は「好きの一歩手前」をテーマとし、乙女向けのオリジナルゲーム原作を想定して、

あらすじと第1章となる作品を募集するもので、大賞作品は賞金30万円に掲載されるほか、副賞として賞金10万円が授与される。

大賞受賞者には、MAGES.乙女ブランド「 LOVE&ART」にて、ゲームシナリオライターとしてデビューのチャンスがあり、「主人公は、女の子」「日本が舞台」という設定で、広く作品を募集している。

開催期間

2015年6月2日(火)~2015年7月31日(金) 23:59まで

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公式企画

注意

こちらの公式企画小説を対象としたものである為、イラストは審査の対象に入らない。

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  • 行く路ポートレイト

    行く路ポートレイト 3

    それぞれのモチーフの花 時任直道 トケイソウ 柳川竜之介 スズラン 林宗一 アヤメ 萩原 享史 ナデシコ 杉山久作 サクラ 竹田凌 ノウゼンカズラ
  • ココロフィルム

    あらすじ  都会でも田舎でもない少し本州から離れた島にある八島高校。二年生の河野彩はいつもと変わらない日常を過ごしていた。  転機は突然に彼女に訪れる。  六月中旬。降りしきる雨を窓越しに眺める日々が続いていた。そんなある日のこと、部会で彼女は部長から驚きの発言を聞くことになる。 「部活を存続させるために最高の写真を撮りまくれ」  部長のその言葉に彩を含め写真部は混乱していた。自分達の居場所である写真部の危機、それを救う為の方法。その二つを教えられた彼等は救うという選択肢を即座に選んだもののその方法に悩んでいた。  最高の写真とはいったいなんなのか  初めから躓いてしまったメンバーは意見もでないまま時間を過ごすのみであった。  しかし、とあるきっかけで彩は父親の言葉を思い出すこととなる。自分を写真の世界へと誘ってくれた父の大切な言葉。 “心に響く瞬間が自分にとっての最高で誰かにとっての最高”  その言葉を正解なのではと考えた彩はその意見をメンバーに提案する。様々な反応ながらもそれが有力だと彩の意見を聞き入れてくれたメンバー。しかし、それでも尚も問題は山積みであった。それならば心に響く瞬間とは何か。どうやってその瞬間に立ち会うのか。問題が一つ解決すればまた一つ別の問題が芋づる式の様に生まれてくる中彼等はその瞬間に立ち会うことになる。  帰り道の途中、青い空に七色の虹、その光景に心惹かれた彼等はそれぞれ思い思いの形で写真に収めていく。彩もそんなメンバーを含めた光景に心惹かれて心のままにシャッターを切る。  初めての最高の写真を撮った彩達。それはまだ始まりのたった一枚。彼女達は写真が作る様々な物語のスタートラインにようやくたったのだった。 人物紹介 白波瀬 空 高校2年生。 この春転校してきたルックスだけ少年。常に無表情で無関心。その所為か友人と言える人間はいない模様。同じクラスの千春に無理やりに近い形で写真部に入れられた。部活動中は普通に話してくれるらしい。 袴田 千春 高校2年生。 元気が取り柄の煩い人。イタズラなど周りが驚くことが大好きでよく騒いでいるのを目撃される。しかし邪険に扱われることはない。誰にでも優しい性格でクラスでも人気者。写真部の副部長でもあり生徒会の副会長でもある。。千秋の双子の兄。 袴田 千秋 高校2年生。双子の兄である千春とは対照的に嫌味で冷たい性格。千春と仲が良く見える彩に納得がいかないらしく彩には倍で嫌味で冷たい。千春に普段からべったりでその執着は少し異常にも見える。 大之木 洸太 高校1年生。 チャラい。よく言えばフレンドリー、悪く言えば騒がしい後輩。千春とは運命共同体かというぐらい気が合うらしい。誰に対しても明るい性格が作用して学年とわずに友人が多い。彩に強い憧れを抱いている。 旭 なずな 高校3年生。 個性豊かな写真部をまとめる部長。すぐに手は出るが基本的に優しい人。ルックスも内面も良いので男女問わずに人気がある。デジカメを常に持ち歩いており何かあるとすぐに写真に収める癖がある。
    10,328文字pixiv小説作品
  • イリスの箱庭

    『あらすじ』 友情以上、愛情未満。 変わりそうで変わらない。居心地がよく、時に息苦しい。 そんな二人におとずれた奇跡を、偶然と呼ぶが運命と呼ぶかは貴女次第。 貴女の選択が物語の結末を決める。 両親の仕事の都合で幼い頃から転校続きだった高野ゆきは、高校入学と同時に生まれ故郷で一人暮らしを始めた。 転校続きでどこにいても環境に馴染めなかったゆきは、初めて出来た居場所に言葉では言い尽くせないほどの喜びを感じていた。 そんな生活も二年目に突入した高校二年生の夏。 仲の良い異性は数人いるものの、居心地の良い今の関係が心地よく、どこかそれ以上の関係を望めずにいた。 そんなある日、友人だと思っていた人物から告白のような言葉を向けられる。 もやもやとした思いを胸に抱えながらも、は毎年恒例の部の合宿に赴く。 そこで太陽にかかるようにして光る不思議な虹に惹かれ、森の奥へと足を踏み入れていく。 虹の麓にあったのは、未開の森には似つかわしくないおごそかな純白の橋。 怪しむ面々だったが、ゆきは何かに導かれるようにその橋を渡っていく。 その先にあったのは、煌びやかな洋館。 錠のかかっていた入口は、ゆきが手を触れると何故か誘い込むように開かれる。 不自然に手入れが行き届かれたその屋敷には一人の少女がいた。 金色の髪をしたその少女はどこかこの世の者とは思えず、言い知れぬ恐怖を感じる面々。 未だ留まろうとするゆきを強引に引っ張るも扉は開かず、屋敷内に閉じ込められてしまう。 合宿終了予定日は十日後。それまでに戻らなければ誰かが探しに来てくれるはず。 そう思い、一向は奇妙な屋敷で生活することに。 不思議な屋敷での共同生活。 様々な一面を知っていく中、友人だと思っていた彼らを徐々に『異性』として意識していく。 そして時が経つにつれ、この屋敷と少女の謎も明らかになっていく。 ゆきがその屋敷に招き入れられた理由とは。 彼女が最後に選ぶのは、愛かそれとも絆か。 『登場人物』 『高野ゆき(タカノユキ)』 主人公。 山に囲まれた地方の高校に通う二年生。現在は学校近くのアパートで一人暮らし。 節約のため一年生の時に自身が立ち上げた園芸部に所属している。育てる品種はもっぱら食べられるもの(野菜やハーブ類) わりと方向音痴。 快活で何事にもポジティブ。なんとかなる、なんとかする、がモットー。 居場所を求める反面、唯一無二の場所を持つことや、誰かに依存することを過度に恐れている。 それ故、誰か一人と特別な間柄になることから避けている節も。 ※ 『一期紅牙(イチキコウガ)』 幼少期はゆきとよく遊んでいた。 幼馴染のように接しており可愛がっている。 が、わりと辛辣。好きな子ほどいじめたくなる性分。 主人公と同じ園芸部に所属し、あれよあれよという間に部長に昇格。 しかし顧問とは犬猿の仲である。 口の悪さとは裏腹に、几帳面でマメな性格で手先も器用。 園芸にもわりと向いていることに気付くも、本人はやや複雑な模様。 「お前、昔となんも変わってねぇな。 しかたねぇから、また俺がついててやるよ」 ※ 『天羽碧(アモウミドリ)』 主人公の一つ下の後輩。 物腰柔らかく王子様のような風貌だが、言いたいことは物おじせずはっきりと言う性格。 帰国子女で軟派な言動が目立つが、性格は至って紳士で女性に優しく、男性にもそれなりに優しい。 一年生ながら重要な役職を任されており、すでに次期生徒会長候補と呼び声高い人物。 「先輩の美しさには敵いませんが、ほんの少しでも彩になればと。 受け取って頂けますか?」 ※ 『柊橙馬(ヒイラギトウマ)』 バスケ部と兼部しているクラスメイト。 園芸部にはゆきに頼まれて人数合わせとして入部。交換条件として、ゆきに時折マネージャーの仕事を頼んでいる。バスケ部の癖で年下年上問わず敬語。 熱血漢な性格だが、意外と逆境に弱い。 背が高く適度な筋肉質という男らしい外見とは裏腹に心霊・ホラーの類は大の苦手。 「バスケでもなんでも一番大事なのは度胸っす! これさえあればなんでも出来る!……はず」 ※ 『吾妻青也(あずませいや)』 隣のクラスの御曹司 地元では知らないものはないと言われるほどの有名老舗旅館の跡取り息子。 料理が得意で調理部に所属していたが、一年生の終わり頃突然園芸部に転部した。 高校生らしからぬ武士のような口調で話す。真面目で頼りになるがわりと天然な面も。 「すまない。 こういったことには不慣れなゆえ……その、迷惑をかける」 ※ 『水城泉希(ミズキミズキ)』 園芸部顧問。いつも仏頂面なことから年相応には見えないが、実際は24歳の教師二年目の若手。 常に一歩引いて物事を見ており、生徒ともあまり親密な関係を築いてはいない。 しかし意外と面倒見はよく、園芸部の面々とは少しずつ打ち解けている。 名前については触れるべからずと、校内で暗黙のルールとなっている。 「こんな状況下だからこそ冷静になるんだ。 俺はこれでも顧問だからな」 『???』 謎の少女 屋敷に住んでいる?金髪の少女。 常にウサギのぬいぐるみを持ち歩いている。 ※追記※ タグ、及び本文の変更あり
    11,187文字pixiv小説作品
  • 賽恋博戯

    恋を賭けて一勝負、さぁ、賽は投げられた! 賽恋博戯(さいれんはくぎ) 祖父が大切にしていた五枚の絵。 それは、それぞれに 『興味』『探究』『欲求』『行動』『自覚』を 題材にしたもので、五枚全てを揃えることで 『恋』を現している絵画だった。 しかし、祖父が亡くなった時に絵が売られてしまう。 祖父がどれだけこの絵を大事にしてきたかを 知っている和七は、ネットワークの情報を駆使して バラバラになった絵を取り戻してまわっていたが、 最後の一枚、『自覚』の絵だけが どうしても見つからずにいた。 そんなある日、和七の幼馴染から、 『自覚』の絵を持っているらしき人物が、 仮想空間『博戯場』のコミュニティ『敷』に いるかもしれないという情報を手に入れる。 やっと絵が見つかるかもしれない。 一抹の期待を胸に、『博戯場』へとやってきた和七は、 案内人である赤狐に手を引かれて そのコミュニティを取り仕切り、 それぞれ賽を使ったゲームで荒稼ぎしている 『貸元』の三人と出会った。 彼等が祖父の絵を持っていると知った和七は、 絵を返してほしいと頼み込む。 そんな和七に貸元の一人が提示したのは、 絵を賭けた『博戯』の勝負だった。 貸元との勝負に挑むため、 賽の博戯を学びながら、和七はまるで 五枚の絵をなぞっていくかのように、 相手に興味を持ち、相手のことを知り、願い、行動していく。 そして最後の一枚を賭けた大勝負が幕を開けた時、 果たして和七は、賽の目が全てを決める博戯場で、 あと一つ足りない『恋』を揃えることができるのか。 ……今、運命の賽が投げられる。 ------------------------------------------------------------------ 【キャラクター設定】 神代和七(かみしろ かずな)20歳 元気と度胸、ここ一番の運が取り柄の大学生。 両親の仕事の都合上、 よく画商だった祖父の家に預けられて育ったため おじいちゃん子。 小さい頃から祖父が大切にしていた 『恋』と名付けられている五枚の絵を見てきたが、 祖父が亡くなった際に両親が売ってしまったため、 もう一度絵を揃えるべく奔走していた。 祖父の絵を取り戻すために 仮想空間『博戯場』のコミュニティ『敷』で 勝負をするため、賽を学んでいく。 一枚足りないことで、 『恋』をする一歩手前になってしまっている絵を、 早く完成させたいと願っている。 一禄(いちろく) 狼のような鋭い瞳を持つ青年。 『博戯場』の賽を使った『敷』を仕切る一人。 常に賽子を手にしており、賽子の出目で物事を決める 運任せなところがあるが、 賽を使った博戯では現在負けなし。 耳と目が良く、賽の目の音や手の癖等から その目を当てることができ、 当人はそれを『賽の神の声』だと言っている。 二伍(にこ) 白銀色の髪と赤目を持つ青年。 寡黙でぽつぽつとしか話さないが、 口から出る言葉は飾り気が全くない。 一禄のような技術や三肆のような理論ではなく、 どんな状況でもまるで予言のように出目を言い当る。 三肆(みつし) 青みがかった長髪眼鏡で一見女性に見えるが男性。 可愛いものと度胸のあるもの、 そして何より勝負事に目がない。 自分たちを相手にしても怯まず勝負を 申し出た和七のことも気に入っており、 何かと世話をやいてくれる。 豪快かつ姉御肌な性格とは裏腹に、賭け勝負では 理論をもとに出目の確率を弾きだす理系思考の持ち主。
  • 秘密の幻影

    ■あらすじ 「乙女ゲーって、何股までokかな?」そう呟いた天野千尋(中学2年生)は、 ある秘密をかかえていた。 【ハッピーエンドで終わらせて】 千尋と幼馴染の剣太は、頼もしい男子だ。 「あ、ヤベっ。ションベンしたくなった」 帰宅途中、尿意に襲われた剣太は―― 【永遠なんて、ない】 「またキミもサボりかい?」 片足がない南先輩とは、サボり仲間。 ある日、夏祭りに誘われるが―― 【癒しの眠り】 従兄の聖兄(ひじりにい)が、 傷ついた千尋に―― 【エンドレス・ゲーム】 「おっはよ~!!」 可愛らしい少年、雪君は、千尋の学校に 不法侵入して―― 【真実に気付かない】 近所のおばさんたちは、千尋のことをうわさ  していて―― 最後のおちと、 ギャグ×シリアスな展開、ご賞味ください。
  • うた ふる セカイ

    【あらすじ】 うたが ふる うたが ふる せめるがごとく おそいくる 奏はひとの声が<音楽>に聴こえる耳をもっている。 それは奏にとって苦痛でしかない能力だった。 いっせいにひとがしゃべる場所ではジャンルの違う音楽をいっぺんに耳にながしこまれるため、錯乱して吐いたり倒れてしまうことも。 小学生のころ、家までかよってきてくれる詩子だけが友人だったが、ある日とつぜん引っ越してしまい、それからというもの耳栓とヘッドフォンだけをたよりに、学校では常に孤独にすごしていた。 受験生になった奏はパンフレットでみつけた、ひとけのすくない村の高校に進学したいと希望し、親からも一人暮らしを許可される。 詩子とも再会し、無事合格した奏は病気に理解ある教師とやさしい友人たちにめぐまれ幸せな学園生活をはじめる。 しかしその平穏な日々は遅れて入学した新入生、『白樫 音』との再会により終わりを告げるのだった。 帰宅途中の奏を襲う≪不協和音≫と謎の影…ピンチを助けてくれた音は自分を神と名乗り、奏のことを『我が羅針盤』と呼んだ。 『≪奴ら≫は≪奴ら≫だ。闇の影、ヒトの名残、名前を与えてはならぬモノ』 『放置すれば我が塵芥と消え、この村も消えるまでのこと。』 『可愛い我が【羅針盤】よ。散り散りとなった我が【神器】たちはお前を目指して集まるだろう』 闇の《奴ら》を倒した暁には奏の耳を治すことも可能だと音神は告げた。 かけがえのない友人たちを守るため、神器を探し闇の≪奴ら≫と戦うことを約束する奏。 『【神器】は【羅針盤】に魅かれる。』 そういうモノなのだ、と音神は説明した。 友人たちが【神器】であることがわかり、仲良くなるにつれ、奏は迷い、悩み始める…。 『あのひとが私を好いてくれるのは私が【羅針盤】だから』 『かんちがいしたらダメ』 『かんちがいしたらダメ』 『わかっていれば《好き》にはならない』 『《好きの手前》でいられるから』 『だから、お願いします』 もう少しだけ、あのひとのそばに、居させてください…。 【人物紹介】 椎 奏(しい かなで)    … 人間の声が<音楽>に聴こえる。ひとと関わらず生きてきたのでしゃべるのが苦手。自然の音はそのまま音として聞こえるので緑の中や海のそばを歩くのは好き。眠る力は『神の羅針盤』 白樫 音(しらがし おと)  … 音色村(おといろむら)の神様。その声は【鈴の音とともに妙なる歌】村のなかに散り散りとなった自分の能力一部を探している。【神器】を探し≪奴ら≫と戦うため、ふだんは高校生として学園に紛れ込んでいる。 「【我が羅針盤】は殊の外優秀だな!」 胡桃 詩子(くるみ うたこ) … 奏のおさななじみ。奏のことが大好きなマイペースで元気な女の子。その声は【ピアノの音】がする。眠る力は『神の弓』 「かなちゃんに近づきたかったらーあたしを通してくださーーーいっ!!」 檜 楽(ひのき がく)    … 奏と同じく遠くから学園に進学してきた。なにかと奏を気にかけてくれる。広島弁。その声は【チェロの音】眠る力は『神の剣』 「奏はワシが守っちゃるけぇ安心しんさい」 杉 響(すぎ ひびき)    … 学園の上級生。奏にひとめぼれしてラブレターを送ってきた。おだやかだが天然で、すこし強引なところもある。その声は【フルートの音】 「ゆっくりでいいから僕のことを知ってください。そして貴女のことも教えてほしい」
  • ミイラブ♥1

    ≪あらすじ≫ 「世界のミイラ大集合!」私、唐沢優衣が学校の実習でお世話になる博物館ではこんな企画が催されている。その名の通り、世界中から何体もミイラを集めた展覧会。垂涎ものの貴重なミイラを間近でじっくり見れるなんて役得〜♥…くらいに思ってたのに、とある事情から夜間の巡回まで任されるハメに。こんなのアリ!?聞いてないんですけど…!でも実習はこなさなきゃ、単位がかかってるんだから!覚悟を決めて、夜の博物館へいざ出陣!!と思ったら… 「余は太陽王、ラムセス2世である!貴様、余の寵愛を求めると?度胸のある娘よ…気に入った!!」 「私はフランシスコ・ザビエル。キリストの愛を伝える為、遥々異郷の地にやってまいりました。貴女に神の祝福あれ」 「初めましてバンビーナ、俺の名前はアイスマン。イタリアから君と逢うその為だけに蘇ったバカな男さ、ぜひ懇意に」 「我は、俗世と生を捨て仏のもとに身を捧げた不出来な僧…。この星真に近づかんが御為也…」 「ボクはインティ様にお仕えするために首を切られたんだよ。そして、目が覚めたらお姉ちゃんがいた…。お姉ちゃんはインカの女神様?それならボク、テトは今日からお姉ちゃんのモノだよ!」 そこにいたのは、昼間の萎びたミイラじゃなくって、5人のイケメンミイラたち…! ええ!?どうして!?なんでミイラが生きてる人間みたいに…!?それに、なんでこんなにかっこいいのよー!? 「驚いているな娘、無理もない。どうやら我ら、死してなお闇の時刻に限って生者の肉体を手に入れることができるようだ。励めよ娘、この太陽王に仕えられることを誉と思え!」 そんなバカな!私はただの実習生!なのになぜこんな目に…! …だけど、彼らは私以外に頼る人なんていないんだ。現代に知り合いなんていないし、心細いのかな。少し仲良くなるだけなら…。…なんて、思っていたのに。いつの間にか… 「余の寵愛を受け取るが良い。そなたは余の妻となるのだ、優衣…」 「貴女のためなら、私は神をも裏切ってしまうでしょう」 「こんなにオレを夢中にさせたのは、5000年にただ君一人だよ…!」 「我は、すべてを捨てて仏になった…だが、御身にどうしても…触れたい…」 「優衣、あったかい…。ずっとボクと一緒にいて…。もうボクを一人にしないで…?」 いつの間にか、こんなにも好きになってた。 「――私も、あなたのことが…」 時間も、生も死すらも関係ない。あなたは私の、運命のミイラ! あなたは、どのミイラとの未来を選ぶ…? ≪登場人物≫ ヒロイン:唐沢優衣(からさわゆい) 花も恥じらう女子大学生。将来の夢は学芸員の、根っからの考古学オタク。 実習先の博物館でミイラの受肉を目の当たりにし、館長に彼らの監督・管理役を任される。理不尽と思いつつも、困った人(ミイラ)は放っておけない面倒見の良さから彼らに積極的に接していく。しっかりした性格だが、恋愛経験はほとんどなく初心。 攻略対象:ラムセス2世 古代エジプトのファラオ。その性格は太陽王の名にふさわしく傲岸不遜、血気盛ん。 蘇ったことに対していち早く順応し、現代のことを知りたがろうとする好奇心旺盛なところもある。最初は優衣を端女ごとく扱っていたが、優衣のお節介さに次第に絆され心惹かれていく。ツンデレ。テトをうざい子供だと思っている。 攻略対象:フランシスコ・ザビエル 日本にキリスト教を伝えた宣教師。穏やかな性格、やや生真面目。その性格故、日本の乱れた風紀を知りショックを受け、現代で自分にできることはないかと模索する為優衣に協力を仰ぐ。優衣に好意を抱くにつれ、優衣とキリストとの間で揺れる。ミイラメンバーの中ではボケ担当。 攻略対象:星真(せいしん) 生前即身仏として入滅した僧。かなりの徳を積んでいたらしいが本人は口ごもる。右手にはいつも数珠を巻きつけており、何らかの力が封印してあるらしい。ぶっきらぼうで口下手だが、世話になっている優衣に対しては優しく接しようとする努力が伺える。優衣との仲が深まるにつれ、忌まわしい過去に苛まれるようになる…。 攻略対象:アイスマン 5000年前のイタリア出身のプレイボーイ。当時からそのフェミニズムは神がかっており、世の中の女性はすべて俺に抱かれるべきだと思っている。死因はエッツ氷河で美人を巡って恋敵と対決し負けたことによる溺死。優衣が件の美人と瓜二つであることから、ことさら優衣にかまう。ムードメーカであり、苦労性。 攻略対象:テト 古代インカの生贄の儀において太陽神インティに捧げられた少年。優衣の前では健気で明るく、やや子供っぽい性格でいるが、実は計算高く腹黒い。ラムセスとは犬猿の仲であり、いつも優衣を取り合っている。とはいえ生贄にされたことは彼の中で深いトラウマになっていたが、優衣の優しさと慈愛に触れ、次第に心を落ち着けていく。 サブキャラ:都留哉人(つるかなと) 穏やかでマイペースな性格の博物館の館長。若くして館長に就任しただけあり優秀だがオカルトやホラーの類は大の苦手。蘇ったミイラ達の処遇を優衣に丸投げしてしまう。ゲーム進行におけるナビゲーターポジション。
    13,327文字pixiv小説作品
  • 妖恋花-アヤカシレンカ-

    妖恋花-アヤカシレンカ‐ 【1章】

    「LOVE&ART」 7人目のシナリオライターコンテスト 参加作品 禁忌とされた妖と人間の恋 その代償は命を蝕む呪いだった 呪いを解くには妖の住まう世界、"朧"に咲く"忘却花"が必要となった。 "忘却花"を手に入れるため、雫は一人"朧"へと旅立ったのだ ----------------------- 1章で攻略対象となる妖たちとご対面!! 序章はこちら⇒http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5413732
  • 夕暮れ恋列車

    【あらすじ】 (気付いたら寝てた…。) 大学からの帰り道、家の最寄り駅までの電車で千川樹(せんかわいつき)は眠ってしまっていた。終点が目的地である家の最寄り駅であり、終点まで乗っている客もいないため、こうして気持ちを落ち着けて乗ることができる。 (もうすぐ終点。あぁ今日も疲れたな…。) 降りる準備をしていた樹。突然放送が入る。 「世界を、変えてみませんか?」 「え…どういう」 急に車内のライトが消えた。 驚いて少しパニックになったが、すぐにライトは付いた。 良かったと胸をなでおろしたのもつかの間、車内にある終点を表示していたはずの電光掲示板に見た事もない駅が出されていた。 「夕暮れ駅…どこ?」 樹はひたすら困惑する。家に帰ろうと思っただけなのに。 そんな樹の心を無視し、車掌はこう言った。 「ご乗車、ありがとうございました。またの夕暮れ時のご乗車をお待ちしております。」 ドアが開き、見えない力で無理やり外に出された。 そこは普通のホームで、見た事があるようなところで、でも何かがちょっと違う。 「どうしたの?君、大丈夫?」 「あっすいま…」 声をかけられてそれに答えとした樹の目に飛び込んできたのは、彼女の元彼の顔だった。でも、彼はどことなくよそ行きな雰囲気で、樹の知っている彼ではなかった。彼はどうしようもなく横暴な人だった。こんなに紳士なわけがない。 (「世界を、変えてみませんか?」) あの放送がよみがえる。もしかして、本当に私は別の世界にきてしまったのだろうか。でも、どう見てもここは日本で、彼は日本人だ。…パラレルワールドというやつだろうか?いや、そんな非現実、起こるわけないだろう。 「どうしましたか?体調が悪いとか…」 「あっごめんなさい、ありがとうございます。あの…つかぬことをお聞きしますが、ここは日本ですか?」 「へっ…あっはい、日本ですよ。ちなみにここは渋谷です。僕と名前が同じなんですよ。僕、渋谷龍平(しぶやりゅうへい)と言います。よかったらよろしくお願いします。」 やっぱり、これは元彼じゃない。でも、名前一緒だ。これはこれは…。 ●千川樹が電車によって、自分に関わりのある人間だけが変わってしまっている別の世界へワープしてしまい、そこで恋に落ちるお話です。 ですが、夕暮れ時に一本だけ、本当の世界に戻れる電車が発車します。それに乗って毎回帰ります。(本当の世界から夕暮れ時の電車に乗る→別の世界の朝に着くという形を考えております。) 恋に落ちてしまって、でも本当の世界に帰らなくてはならなくて…。 樹はどちらを選ぶのでしょうか。 【登場人物】 ◆千川 樹(せんかわ いつき) 大学2年生。変化のない毎日に疲れてしまっている。1年の時に出会った人と付き合っていたが、表面的に良い人であっただけで根本的なところはとても冷酷な人であったため、すぐに別れてしまい、心に傷を負っている。 ◆渋谷 龍平(しぶや りゅうへい) 大学2年生。別世界の彼はとても紳士で優しい人だが、本当の世界での彼は真逆の存在。 ◆上野 諒(うえの りょう) 大学1年生。樹の後輩で、同じサークル仲間。 ◆月島 業文(つきしま なりふみ) 大学3年生。成績優秀、容姿端麗で大学の王子と呼ばれている。 ◆京橋 雅俊(きょうばし まさとし) 大学教授。常識や規律にとらわれない人物。謎が多い。
  • オーダーメイド!

    あらすじ 普通の高校生であるヒロイン、新稲瑞希には仕立て屋『オーダーメイド』で働くシスコンの兄、新稲文哉がいる。今日も今日とて文哉が忘れたお弁当を届けにお店へと出向いた瑞希。しかし、いつも騒がしい店内とはどうやら様子が違う。いつも騒がしい『オーダーメイド』の店長、市谷和正が落ち込んだ様子で床を見つめている。話を聞けば、町で毎年行われているファッションショーに出るモデルを探しているらしい。「瑞希ちゃんしかいない!」とそういわれ、いつもお世話になっている手前、瑞希はあっさりと引き受けるが、店のフリル担当である志藤夜市と、型紙担当である三好佐久弥に話を聞くところ、来年のファッションショーのテーマは『本気で惚れた女に着せたいウエディングドレス』らしい。市谷に半年やるから、この中の誰かを惚れさせてほしいと言われ、無理だと言いながらその真摯な姿勢に押され、とりあえずは考えてみると返事をする瑞希。その後、学校の忘れ物を取りに行くために店を出る瑞希がであったのは、『オーダーメイド』のライバル店である『シェイル』の店長でありながら、市谷と文哉の昔馴染みである伍藤浩一だった。伍藤が抱える仕事に必要な荷物を見て、店も近いしと手伝いを申し出る瑞希。伍藤は少し困りながらも好意に甘えることにし、二人で店まで歩くことになった。市谷と伍藤がそれぞれ忙しくなるにつれ、伍藤と瑞希の交流も減っていったが久ぶりに再会したことで話が弾む二人。その話の延長線上で来年のファッションショーのテーマを伍藤が瑞希に振った。『オーダーメイド』でも頼まれたのだろう、と先ほどの騒ぎを見透かしたような発言をする伍藤に瑞希は恥ずかしくなりながらも頷くと、伍藤は自分もその惚れさせる候補に入れてほしいと申し出た。瑞希はいきなりの発言に驚きながら、『オーダーメイド』とはテイストの違う『シェイル』の服を思いながら思わず頷いてしまう。半年で誰かを惚れさせることなんてできるのか。まだ夏ははじまったばかりだ。 <1>市谷和正 『オーダーメイド』の店長。がさつな性格だが、刺繍をさせれば天下一品。繊細な作業と布の美しさに惚れて服飾の道を志した。いろいろありながらも開店させることのできた『オーダーメイド』を誇りに思っている。瑞希のことは可愛い妹か姪っ子のように思っている。知り合いに女子は少ない。仕事一本なので、恋愛偏差値は低い。 <2>新稲文哉 ヒロインの兄。しかし、何か隠しているようで……? 妹のことが大好きな、いわゆるシスコン。昔からヒロインに服を作っていて、その延長線上で服飾の道を志す。昔から瑞希一筋で女っ気がないのでそろそろ両親に心配されつつある。身体のラインが出る服が得意。語尾を伸ばす話方が癖で、伍藤には嫌がられる。 <3>三好佐久弥 『オーダーメイド』の中での最年少。しかし二十歳である。類稀なる才能を持っているが、チャラくて生意気なところがキズ。型紙つくるのがめちゃくちゃ早い。惚れていた女の子に可愛い服を着せてあげたくて服飾の道に進んだもののめちゃくちゃ早い段階で振られた。しかし『オーダーメイド』で服を作るのは純粋にものすごく楽しい。 <4>志藤夜市 いつでも真顔。クーデレですらない。デレない。しかし誰よりも仕事に対して真面目。フリルを作っていると無心になれて好き。身体が弱い妹がいた。その妹に可愛い服を着せてやりたい一心で服を作っていたが、妹がなくなってから抜け殻のようになっていたところを市谷にスカウトされる。瑞希のことは亡くなった妹に似ていて少し苦手ながらも可愛がりたい気持ちもある。 <5>伍藤浩一 市谷と文哉の昔馴染み。ライバル店『シェイル』の店長。派手な服を作るのが好き。ドレスとか特に好き。瑞希は弟と同じ年なこともあって可愛く思っている。とにかく市谷に負けたくない気持ちが大きい。負けず嫌い。 <ヒロイン>新稲瑞希 文哉の妹。よく『オーダーメイド』に顔を出す。将来は自分も服を作れるようになって『オーダーメイド』に就職したいと思う程度にはみんなになついている。一生懸命で、熱意にほだされやすい。 好きの一歩手前。 好きにさせなくてはいけないという思い。それって本当に恋ですか?
  • セイヴァー・オブ・ザ・デッサン部!

    ■あらすじ(715文字) 「あなたの裸体、描かせて下さい!」  流桜(りゅうおう)学園高等学校の一角で、そんな声が響き渡った。  主人公は廃部寸前に追い込まれたデッサン部の部員。美術部が予備室として時々使っている第二美術室を間借りして部活動をおこなっている。しかし、デッサン部は今年……大きな問題に直面していた。三年生が引退したため、残る部員が主人公含めて三人となってしまったのだ。高校の規定により、部活として存続できるギリギリラインは五人。それ以下の人数の場合は同好会となる。  主人公たちは別段、同好会になろうが何しようがデッサン部が存続するなら良いと考えていた。しかし、部活動会議の場で部長がもらってしまった非情とも言える先生達の宣告に部員(三人)は衝撃を覚えた。 「デッサン部とか、美術部と統合で良いんじゃね?」  やる気なしな顧問のまさかの裏切り発言によって、もしもこのまま部員をあと二人確保することができなければ、新入生が部活を決定する六月で廃部となってしまうことが決まってしまったのだ。あと一年という猶予期間の中、デッサン部をデッサン部として存続させたい主人公たちは意見を出し合い、去年廃部を免れた写真部がおこなった方法――美男美女をモデルにした芸術作品を来年の部活動紹介の場で全生徒へお披露目することに。  しかし、芸術作品と言っても美しい風景などでは駄目だという部長はなんと……高校の中でもトップスリーに君臨する美女たちに「裸体を描かせて欲しい」と真剣に迫ってしまい、ボコボコにされてしまう。そんな満身創痍な部長に「こうなったら……君がイケメンの裸体を描くしかない……」と指名された主人公は、校内でも人気があるイケメンたちを見繕い、最高のデッサン作品を仕上げることとなったのだった。 ■キャラクター設定 ●主人公:山川沙代(やまかわさよ)(16)……デッサン部の部員。高校二年生。骨格マニア。 ●相手1:仲嶋晴佳(なかじまはるか)(17)……サッカー部のエース。高校二年生。かなりの自信家で努力家。ものすごくモテる。 ●相手2:皇城隆(すめらぎたかし)(17)……廃部寸前だった写真部を救った救世主的存在。高校二年生。写真のことになると熱くなるが基本的にドライな性格。 ●相手3:立花尚吾(たちばなしょうご)(18)……デッサン部部長。高校三年生。変人度が際立っている。 ●相手4:山川沙雪(やまかわさゆき)(15)……テニス部のルーキー。高校一年生。主人公の弟で品行方正。極度のシスコン。 ●相手5:結城雅洋(ゆうきまさひろ)(16)……デッサン部の部員で元野球部員。高校二年生。口がものすごく悪い。硬派で男友達からの信頼が厚い。
  • プラネット★マリッジ

    【あらすじ】  太陽系惑星の住民たちが、欲してやまない星、地球。 地球には資源が溢れ、文明も独特に進化し、なにより水が豊富であった。それらを手に入れるため、地球と同盟を結ぼうと考える惑星、侵略を企む惑星、それぞれの思惑は計り知れない。  しかし実際、各惑星間とは違い、対地球に関してはこれまで、全惑星が政治的に不干渉であった。なぜなら、地球は上記のような他にはない魅力があったことにより「惑星天然記念物」に認定され、紀元前300年頃に制定された宇宙間条約によって、各惑星は地球に対して政治的不干渉でなくてはならないという提携がなされていたからである。  ところが2020年の今年、ついにその条約が撤廃されることとなった。 地球の文明も進み、惑星の調査団が地球人に発見される事態も重なり、地球側にも各惑星の生命体の存在を知られる可能性が出てきたことや、資源自体が地球人によって破壊され減少している昨今、今こそ積極的に地球へ干渉し、その豊富な財産を全宇宙のために有効利用すべきであるとの見解が、全惑星一致の意見として上がったのである。  とはいえ、突然の侵略戦争を起こせば資源は滅び、地球人の信頼もなくなる。 穏便に事を運ぶため、各惑星の王国が立ち上がった。王子たちを地球人と結婚させ、子を成し同盟を組もう。いわゆる政略結婚である。 だが、その地球との懸け橋を結ぶのはどの星がよいのか。それぞれの惑星は我こそがと手を上げ、一触即発の事態となった。  各王国は、惑星間で争うことを避けるため、王子たちをそれぞれ地球へ派遣した。そこで、王子たちの意志で、地球人の、相応しい女性を探し、合意の上で女性を連れ帰り、各星間で認められればその星に地球との同盟の権利が与えられることとなった。  それぞれの事情によって、全員が日本人の女性を探すことになった王子たち。 地球の、日本の文化に触れながら、関係を深めてゆく彼らと主人公。政略結婚と知りながら、主人公の心は動くのか。未来の王女のハートを射止めるのは、はたして・・・? 【登場人物】 ■主人公 20歳、大学生。人当りは悪くないが、内心はクール。全くモテないわけでもなく、ボーイフレンドもたまにいることがあるが、いつもフラれる側。フラれる理由もいつも同じで「君、俺のこと好きじゃないでしょ」 自分から人を好きになったことがないので、追いかける恋愛を知らない。 ■月の王子様 日本名:睦月光(むつきひかる) 母親はかぐや姫。地球の男はちょろいので、女もきっとちょろいだろう、一発落として来なさいと言われ地球へ。母と同じく日本を選ぶ。マザコン。母が別の星(地球)で名声を轟かせたことが自慢。傲慢、俺様な性格。でもママがいないとちょっと気弱。 ■火星の王子様 日本名:火基炎(ひのもとえん) 情熱的でまっすぐで豪快な気質だが、少々どこか抜けている。クサいセリフもなんなくこなす、結婚に夢見ているロマンチスト。唯一の欠点は、びっくりしたり緊張したりするとくらげ型になること。真剣なシーンでも姿が保てずくらげになってもそのままシリアスシーンを乗り切ろうとするので主人公に「KY」と言われる。他の星に比べると若干文明が劣っているので、火星の人間は地球調査中、よく地球人に見つかる。「あ、宇宙人だ!」と言われて指差される先にいるのはだいたいが火星人。 ■水星の王子様 日本名:水戸拓未(みずとたくみ) 主人公の元彼。 最近、地球に水星の氷が発見され、生命体がいるかもしれないということが地球にバレたので、他にもアレとかコレとかバレないかと地球を警戒している水星の王子。しっかりものだが、少し気が小さい部分もある。種族的に背が低い。「囚われた宇宙人」は水星人。(王子曰く「あいつはダイエットで痩せすぎている」)。小さくて目も大きく、性格も素直でかわいらしいいわゆるショタ属性だが、常に瞳が潤う特殊体質で瞼を閉じる習慣がないため(閉じられないことはない)眠いと瞳孔が完全に開いてしまうので人相がちょっと怖くなる。 ■土星の王子様 日本名:土屋大地(つちやだいち) 究極のめんどくさがり屋。御付きのメイドが5人常にいて、何から何までやらせている。最近は息することもめんどくさくてたまにサボるので死にかける。植物とお話するのが好き。嫁探しはめんどくさいので本当はしたくないけれど、親が超過保護のため、無理やり宇宙船に乗せられ寝ている間に地球に来た。早く帰りたいけど帰るのもちょっとめんどくさい。 ■太陽の王子様 日本名:陽菜満(ひなみつる) 主人公の幼馴染。15年ほど前から地球に住んでいる。 温和で大人な空気を漂わせている。 地球的にはまだまだ太陽は調査不足だが、黒点をまっすぐ進むと地下にたどり着き、太陽の中に入れるようになっており、実は生命体が住んでいる。中はあまり熱くなく快適。だいたい60℃くらい。最近の悩みは「太陽の炎が一年前より300℃ほどあがったので、ちょっと夏が暑くなってきたこと」 地球は寒すぎるので夏でも完全防寒。冷え症。 【テーマ「好きの一歩手前」について】 政略結婚のために奮闘する王子と、本当の恋愛をしたことがない主人公。 どちらも「恋愛」に関しては未熟な存在です。 「ふさわしい女性」を選ぶ基準(星ごとに違う)に恋愛感情を求められているわけではない王子たちが、主人公とのふれあいによって主人公の人柄を知りお互いにだんだんと魅かれてゆきます。 しかし、地球人ではない相手を好きになって幸せになれるのか、魅力的だと思うからこそ、本当に好きになって連れ帰ってはいけないのではないか。 ちょっと変わった結婚のため、様々なブレーキがお互いかかり「好きの一歩手前」の状況で物語は進みます。 目的達成のために、彼女を連れて戻るか、諦めるか、地球に留まるか。好きの度合いや各王子の考え方によって、結末は変わります。
  • Party Loom

    遠山(とおやま)彩人(あやと)/あやぽん 18歳 身長155cm 体重49kg スリーサイズ76/58/80 趣味ネットゲーム 特技料理 好きなモノ猫、美術 嫌いなモノピーマン 得意教科美術 苦手教科体育、古文 性格外には出さない内面めんどくさがり。 今作主人公。高校を卒業し、県外の女子大に通う為アパート暮らしを始めようと考えるが、父親に反対される。その為、ネットゲームでパーティを組んでいた仲間にルームシェアを頼み生活を始める。中学時代、好きな男子に送ったラブレターを回し読みされた事がトラウマとなり男性恐怖症となる。その為、今まで男子を避けた生活を送っており県外の女子大を選んだのもその為である。 ネット上の彩人。男性アバタ―の青少年イケメンタイプ。西洋系鎧を身に着け片手剣を装備している。 「男って……それってつまり、男って事ですかっ!?」 本庄(ほんじょう)晶(あきら)/アキラ 21歳  身長180cm 体重70kg 体系筋肉質。髪型ツーブロックの後ろ髪をゴムで結ぶ。  趣味野球 特技日曜大工 好きなモノ野球、牛丼 嫌いなモノ卑怯な事  得意教科体育、技術 苦手教科数学 性格面倒見のいい兄貴肌。少しツンデレ。 鳶職の親方の元で修行している鳶職見習い。見た目は強面で近寄りがたい雰囲気を持っているが、情に厚く、義理を重んじる古き良き男。何でもこなす天才肌で、高校時代も野球でその名を広めていたが、シングルマザーの母親を助ける為高校卒業と同時に働き始める。今まで女性との恋愛経験がない為、好きという感情をよくわかっていない。  ネット上の晶。男性アバタ―の中年ワイルドタイプ。胴着を身に着けた格闘家スタイルで進んでまえに出る前線タイプ。 「心に決めた女しか抱かねぇし、付き合わねぇ。男なら当然だろ」 三(み)守(かみ)明(あき)唯(ただ)/レオナ 20歳  身長176cm 体重62kg 体系細見。 髪型パーマがかったウルフタイプ。  趣味アニメ・ゲーム 特技どこでも寝れる 好きなモノ萌えるもの 嫌いなモノおせっかい 得意教科普通教科は大体できる 苦手教科美術 性格社交的で常に明るい。 大学2年生の男子学生。一見チャラくも見える今時の大学生。いつもにこにこと笑顔を浮かべ明るく振る舞うムードメーカー。見た目とは裏腹にオタク色が強く、基本的にアニメやゲームをして日々を過ごしている。かつては秀才と言われ、ほとんど表情を表に出さなかった男で将来を期待されたが妹の自殺をきっかけに生活が変わる。今では妹の人生をなぞる様に、妹の理想の男を演じている。  ネット上の明唯。男性アバタ―の青少年中性タイプ。明治期の軍服を身に着けサーベルを装備している。かつての妹のデータであり、妹の理想の男性像の為、明唯に似ている。 「ボクの事はお兄ちゃんって呼んでね。お兄ちゃんは妹を全力で守るよ」 八代(やつしろ)圭介(けいすけ)/森羅 25歳  179cm 59kg 体系細見 髪型首元までかかる長めストレート。メガネにかからないよう前髪を分けている。  趣味読書 特技コーヒーを淹れる 好きなモノコーヒー 嫌いなモノ納豆 得意教科理系全般 苦手教科特になし 性格落ち着いていてクール。誰にでも優しく接する。 大学院で研究を進めながら精神科医として働く院生。メガネ姿でクールに振る舞っており、年齢よりも落ち着いた雰囲気を持っている。性格は優しく人と会話する際は、諭すように問いかける。両親が医者であり、必然的に医者になる様教育を受けたが、精神病患者との出会いをきっかけに精神科医を志す。親の反対を押し切ったため、現在絶縁状態になっている。彩人の大学に臨時講師として務める事になる。  ネット上の圭介。男性アバタ―の青少年エルフタイプ。エルフの軽装で弓で援助すると共に回復等のサポートも行う。 「この世に病んでない人なんていないのですよ。大丈夫、あなたは素敵です」 風間(かざま)祐樹(ゆうき)/半蔵 18歳  170cm 58kg 体系細マッチョ 髪型爽やかな短髪黑髪。  趣味スポーツ 特技テニス 好きなモノショッピング 嫌いなモノ雨 得意教科体育、数学 苦手教科英語 性格素直で純粋な後輩タイプ。 彩人の男性恐怖症のきっかけになった男子。中学の一件以来、彩人に避けられ続けていたが、新しい土地で偶然、再会する。中学の時から彩人に想いを寄せていて、ラブレターを貰った際には嬉しさのあまり、友達にラブレターを見せてしまったので事が起きてしまう。避けられていた事を感じつつも、償いの気持ちを現在まで持ち続けており、再会した事でその想いを告げることになる。  ネット上の祐樹。男性アバタ―のイケメンタイプ。侍の装備に太刀を使う。始めたばかりの初心者の為、みんなに付いて行っている状態。 「俺、今でも好きです。ずっと好きです! だから……償います。俺の気持ちが届くまで、あなたが許してくれるまで、ずっと!」
  • truth chain

    【あらすじ】 『探偵』という職業が政府に認可されて、数年。 探偵になるには資格が必要になり、探偵を目指す者たちの為に『シャーロック学園』が設立された。 シャーロック学園に通う美崎泉水は、探偵になり過去に起きた事件の真相を知るという目的があった。 それは、泉水の恩人である須崎勇実が殺された事件。 事件の犯人は捕まったものの、不可解な点があまりにも多すぎたのだ。 探偵になる為に日々奔走する泉水は、実習先の事件で真相を得るチャンスを掴む。 その事件は、勇実が殺された事件と酷似したものだった。 泉水は、クラスメイトである矢代恭也や八坂歩生、そして幼馴染である伊勢崎悠介とその親友である笠木灯里に力を借りながら、捜査を進める。 捜査を進めていくうちに同じ探偵を目指す『仲間』としての絆、そして恋心が芽生えていく。 やがて実習が終わり独自に捜査を続けるも、何者かによる捜査の妨害があった。 何度も挫折しそうになるも、泉水たちは諦めることなく捜査を続ける。 そして泉水は僅かな証拠を辿っていき、様々な真実を知ることとなる。 恭也が勇実の息子であり、泉水と同じように事件を追っていたこと。 悠介が、あの事件に関与していたこと。 灯里の父親が、勇実を殺害した実行犯であったこと。 勇実が殺害された事件の黒幕が、歩生だったこと――。 仲間たちが事件に深く関わっていたことや、一緒に事件を追ってきた歩生が黒幕と知り、愕然とする泉水。 事件の真相を暴きたい……しかし、それをするには大切な存在を失うことに繋がる可能性があった。 例え許すことは出来なくても、大切な存在を失いたくない……。 泉水は葛藤の末、真相を暴き『全てを受け入れる』という決断をした。 そして事件の真相を暴いた泉水は、自分と同じような人間を出さないために探偵になると決意を新たにする。 泉水は愛しい人と共に、探偵になる為の大きな一歩を踏み出した――。 【登場人物】 美崎 泉水 16歳 常に笑顔を絶やさない、前向きな性格。 努力家だが成績が悪く、空ぶることも多い。 過去の経験から、食べることに何よりも執着している。 痩せの大食いで、どんなにまずいものでもぺろりと平らげる。 侵入できないところはないと豪語するほど、ハッキングが得意。 家族仲が悪く、幼い頃に親から捨てられた。 その後、路地裏で彷徨っていたところを勇実に拾われる。 勇実が殺害された事件の真相を知るために、探偵を目指している。 山代 恭也 17歳 泉水と同じ学年だが、一年留年している。 飄々としており、とらえどころのない性格。 楽しいことや面白いことが大好きで、何よりも優先する。 勇実の息子であるものの、勇実は恭也の存在を知らない。 恭也は勇実の存在を知っており、母が恋していた勇実が殺害された事件の真相を追っている。 また泉水の存在も知っており、面白そうという理由から泉水と同じ学年になる為にわざと留年した。 伊勢崎 悠介 17歳 泉水の中学の頃からの知り合い。 明朗快活で、熱血漢。 一直線なところがあり、目の前のことでいっぱいいっぱいになりがち。 時折、思い込みから暴走することがあり、それを押さえるのは親友である灯里の役目。 非常に目ざとく、どんな小さな証拠も見逃さない。 本人の知らないうちに、勇実殺害に加担していた過去がある。 笠木 灯里 17歳 悠介の親友で、女っぽい名前が嫌い。 大人しい性格で現実主義者、成績優秀で常にトップを走っている。 可愛らしい容姿から女の子に間違われることもあり、潜入捜査の実習では女装をすることもある。 守銭奴でお金にがめつい一面がある。 灯里の父親は金に目がくらみ勇実を殺害、その後は何者かに殺害されている。 八坂 歩生 16歳 天然なところがあり、何をするにも覇気がない。 いつも眠そうにしていて、先生に怒られている。 ボーっとしていることが多いが、たまに確信めいたことを言う。 家系が裏稼業をしており、幼少の頃から裏稼業に携わっている。 隠れ蓑にする為に探偵を目指しており、勇実が殺害された事件の黒幕。 須澤 勇実 享年39歳 泉水の恩人であり、恭介の父親。 豪快な性格で、情にもろい。 情報屋をしており、厄介な情報を掴んでしまった為に殺害された。 令嬢である恭也の母親とは恋仲だったが、恭也の母親の親族によって引き離される。
    10,500文字pixiv小説作品
  • 妖恋花-アヤカシレンカ-

    妖恋花-アヤカシレンカ‐ 【序章】

    "人と人ならざるもの" 異なる種族が結ばれることは神は決して許してくれない。 異なる種族に人が恋に落ち、その気持ちを伝えてしまったら その身に恐ろしい呪いが降りかかることでしょう・・・ 小さい頃から私は見えてはいけないものが見えた。 それは"あやかし"と呼ばれているもの。 私の家系は代々遅かれ早かれそういうものが見えてしまうらしい。 そして私がそういうものを見えてしまうようになった頃、母様に教えられた。 「いい?人間は人間以外に恋をしてはいけないの。 もし、雫が"あやかし"に恋をしてその気持ちを伝えてしまった時、恐ろしい呪いが降りかかるのよ。 異種族との恋は誰も幸せになれない。よく覚えておきなさい」 私の家系に古くからある言い伝え。 母様はよく私たちの先祖は人魚姫なのかもしれないね。と笑っていた。 そんな母様が私が高校3年の冬、謎の病にかかった。 母様は床に伏しながらもこう言った。 「雫…母様はね、呪いにかかったみたい。 だめだって知っていたのに、お父様に似た"あやかし"を好きになってしまったの。 ごめんね、雫。母様はバカだから、この気持ち閉じ込められなかったの。」 私が生まれてすぐに亡くなった顔も覚えていない父様。 母様が心より愛しく思った男性。 母様は私を女1人で育てて、たくさんの愛情を注いでくれた。 そんな母様を私は救いたい。 この呪いを治すには妖の住む世界、"朧-おぼろ-"にしか生えない薬草「忘却花(ぼうきゃくか)」を飲み 妖に向けていた記憶を忘れることだった。 忘却花を手に入れるため、雫は1人"朧-おぼろ-"の世界へと旅立ったのだ――― ≪登場人物≫ 「ここが朧…必ず忘却花を見つける!」 萩野 雫(17) 神社の娘である女子高生。 生まれてすぐに父にが亡くなったが母から多くの愛情を注いでもらった。 考えるより体が先に動いてしまう。 「てめぇみたいな人間がなんでこんなとこにいる。死にたくなきゃ帰んな」 キトラ(鬼登良) 種族:酒呑童子 人と妖怪の子。人という種族を毛嫌いしている。 気性が荒く口も悪いが真っ直ぐな主人公の姿に段々と心を開いていく。 「貴女から巫女の血を感じる。朧なんかにいては危険です。逃げましょう!」 コナタ(狐奈多) 種族:妖狐 朧でも一際美しい妖。 雫が何故朧に来たかを知ると雫を守りながらも協力する。 「うまそうな匂いだ。喰われる覚悟はあるんだろ?」 テンマ(天眞) 種族:烏天狗 本能のまま生きる妖怪。 言葉巧みに雫を惑わし隙あらば雫を食べようとしている。 「僕に近づかないで…君を殺してしまうかもしれない…」 ウワバミ(蟒蛇) 種族:蛇蟲[ヘビミコ] 体にヘビを纏う男。人を傷つけるのを嫌い常に距離を置こうとしている。 理性で本能を押さえつけている分、本能が現れるとどうしようもなくなる。 ※ヘビミコ:人間にとり憑き、心臓に巻き付いて命を奪ったとされている。
  • 黒魔女さんは不思議な恋をする

    ー世界は不思議で満ちているー 恋愛よりオカルト。 特に、黒魔術が好きで、学校に魔術書を持ち込んだり、ノートに呪文や魔法陣を書いたりして、美人だが、周りから浮いている、黒華アン(くろはなあん)。 いつもいっしょにいるのは、女顔負けの男の娘で幼馴染、白木ひかる(しらきひかる)。 彼女は、それでも、かまわない。 だって、自分に嘘はつけない。 自分は自分だ。 そんなある日、ひかるは合コンに誘われる、女の子として。 初めは渋るが、アンも一緒に行くことを条件として、嫌がるアンとともに行く。 その合コンの場にいたのは、それぞれ個性的な男子たち。 黄幹日向(きみきひなた)。青実天(あおみそら)。赤根炎(あかねえん)。緑葉草也(みどりばそうや)。 アンは見た目だけは美人なため、目をひかれるが、黒魔術について熱弁し、案の定ドン引きされたと思い、合間を見計らって、抜け出す。 しかし、おもしろいと思った日向に無理やり連絡を交換させられる。 さらに、同じように抜け出した草也もオカルトが好きだと分かり、意気投合し、仲良くなった。 その様子を、ひかるはこっそり見ていた。 翌日、その日は休日で魔術書を読み漁っていた。 そのとき、日向から電話がかかる。 しかし、様子がおかしい。 まるで、草也のような話し方なのだ。 アンは、昨日の合コンをやった近くの公園に呼び出される。 そこにいたのは、様子がおかしい合コンであった男子たち。 日向が口を開く。 なんと、日向は草也でみんなそれぞれ中身が入れ替わってしまったらしい。 オカルト好きのアンは、すんなり信じる。 草也から、解決方法の相談を受け、心当たりのあるひかるを呼び出す。 なんと、護身用に持たせた、「何が起こるか分からない呪いの薬」を飲ませていたのだった。 アンは解毒薬を作れるが、1カ月程かかるという。 その間、4人は、アンが1人で住む、館で共同生活を送ることになった。 登場人物  黒華アン ・・・主人公。高校2年生。オカルトが好き。周りから浮いてるが、自分に誇りを持っている。ひかるを除き、フルネーム呼び。  白木ひかる・・・アンの幼馴染。高校2年生。男の娘。わがままなところもあるが、アンを大事に思っている。アンを除き、苗字呼び捨て。  黄幹日向 ・・・合コンの主催者。高校2年生。いつも笑っていて、明るく、周りから好かれている。炎を除く、名前呼び捨て。炎は炎さん。  青実天  ・・・日向の従妹。高校2年生。秀才だが、周りを馬鹿にしていて、冷たい態度をとる。日向を除き、苗字にさん、くんをつける。  赤根炎  ・・・日向と同じバイト。高校3年生。不良で、キレやすく、喧嘩っ早い。苗字呼び捨て。  緑葉草也 ・・・日向に助けられた。高校1年生。アンと同じくオカルト好きだが、いつも自信がなく、おどおどしている。苗字にさん付け。
  • 宵闇をきみと

    本作はLOVE&ARTシナリオライターコンテスト投稿作です。 時代背景は大正をベースにしていますがあくまでベースなので多少の時代考察の間違いが発生しているかと思います。予めご了承下さい。 <あらすじ> 舞台は日本。時は大正…によく似た時代。 男爵家の一人娘・蓮子は祖父の遺品整理の際、奇妙な手記を見つける。 そこに書かれていたのは、蓮子の祖先は妖狐であり、蓮子はその類稀な「先祖返り」だというのだ。その時は祖父の空想だと気にも留めなかった蓮子だったが、翌朝、蓮子の頭には狐の耳が!…手記の内容を思い出し、慌てて手記を紐解く蓮子。どうやら今まで半分妖怪の血を宿していた祖父が抑えてくれていた蓮子の妖気が、止める者がいなくなって一気に噴き出してしまったらしい。蓮子は藁にもすがる思いで手記に記されていた「困った事があれば頼りなさい」というメッセージと共に挟まれていた名刺の先を訪れる。 …そこは、妖怪や不可思議な事件を主に取り扱う小さな探偵事務所だった…。 事務所で助手として働く代わり、そこで妖力の制御方法を学ぶ事になった蓮子。 一緒に事務所を切り盛りするのは穏やかな青年所長(正体は龍)と不思議ちゃんな座敷童(自称)。 そして彼女が出会うのは大の妖怪嫌いの退魔士憲兵、頼りない小さな妖怪・一反木綿の少年に海外からやってきた留学生のオレ様ヴァンパイア…と誰も彼もが一筋縄ではいかない曲者ばかり。 蓮子が欲しいのはごくごく普通の人並みの平和。 けれど妖怪の世界は蓮子を放っておいてはくれないようで…!? 返して私の平穏ライフ! 憲兵 → 妖怪と退魔士は恋を出来るのか? 一反木綿 → 弟的存在からいかに恋人になれるか? ヴァンパイア → 彼お気に入りの玩具的存在からいかにステップアップできるか? 所長 → 大人の男の人に、どうやったら一人の女性としてみてもらえるか? 賑やかな妖怪達に囲まれる日々の中、蓮子が好きの一歩手前に辿りつく時、そばにいるのは果たして誰なのか? ちょっと物騒で時々ラブ展開?な大正ラブコメディ第一章、ここに開幕。 (ルート分岐型ノベルを想定しています。) <キャラクター設定> 主人公・天花寺 蓮子(てんげいじ れんこ)     先祖に妖狐の血筋を持つ「先祖返り」の少女。学生。家は男爵の爵位を持つ。     元武家の為、実家に道場があり、蓮子も女性ながら一通りの武道は嗜んでいる。     妖力の制御が未熟な為、驚いたりくしゃみをすると狐の耳と尻尾が出てしまう。     性格は武人らしく真っすぐで良くも悪くも素直。困った人(妖)を見ると放っておけない世話焼きの一面も。 対象1・実森 社(さねもり やしろ)     黒髪黒目の憲兵の青年。妖怪を払う事が出来る退魔士。昼間は物腰の柔らかい実直な性格に見せてやや猫を被っているが、実際は好戦的な性格で妖怪全てを悪だとみなし、妖怪と見ればすぐに退治しようとする危険人物。     蓮子の事も妖狐=傾国の妖怪だと疑わず、剣を向ける。得物は日本刀。     一人称「オレ」。 対象2・九郎(くろう) *1章未登場*     白髪紫目の少年。正体は一反木綿で、蓮子に助けられた出会いから、彼女に懐く。     よく風に飛ばされたり墨をかぶって汚れては蓮子に助けてもらっている。     性格は素直なワンコ系。最初は妖力不足から少年にしか人化できないが、話が進むと青年になれる…かも?     一人称「ボク」。 対象3・レオナルド・A・レグルス(通称レオ) *1章未登場*     金髪青目の海外留学生。蓮子の通う女学校の隣にある男子校に編入してきた。     華やかな美貌の持ち主で正体はヴァンパイア。本性を現すと目が赤くなる。     性格は王様・オレ様系。人間を見下し、妖狐姿の蓮子に執着を見せる。実森とは相性が最悪に悪く、出会えばじゃれあい…もとい、喧嘩になる。     一人称「オレ」。 対象4・早乙女(さおとめ)     ふわふわの茶髪と水色の瞳が特徴の探偵所所長。名前は不明。     正体は龍で蓮子の祖父と交流があった。     穏やかな性格の青年で怒ったり感情を荒げる事は滅多にない。     ストーリー初期は蓮子の保護者的立場。     一人称「俺」。 <サブキャラクター> ・亜里沙(ありさ) *1章未登場*  蓮子の親友。同じ学校に通っている。大変な噂好きで彼女にかかれば、1日で尾ヒレ背びれのつきまくった噂が街に出回る、謎のネットワークの持ち主。一人称「私」。 ・栞 (しおり)  早乙女探偵事務所の受付に居着く座敷童(自称)。           薄桃の髪と瞳が特徴の10代半ばの少年の姿をしており、一本だけぴんと立ったアホ毛(触覚)は本人曰く「大宇宙の意思を受信して好感度パラメーターをチェック」しているらしい。           システム的には攻略対象との好感度を教えてくれる役割。           性格は掴みどころがなく、無表情で理解し難い言動も多数。普段は暇なので受付で昼寝している。           一人称不定。その日の気分と会話のノリで変わる。
    10,273文字pixiv小説作品
  • 神隠しと猫の街

    あらすじ754文字/本文9990文字 【あらすじ】 花は、猫が大好きな高校生。テストで早めに学校が終わった花は、帰りの電車の中で猛烈な眠気に襲われた。寝過ごすまいと必死に目を開けているが、先ほどまでたくさん乗っていたはずの乗客が一人もいなくなっている事に気がつく。そして、代わりに一匹の三毛猫が花を見つめていた。そのまま花は、深い眠りに落ちたのだった。 その時、花は懐かしい鈴の音を聞いた気がした。 目を覚ますと、窓の外は真っ暗になっていた。停まった駅で慌てて降りるが、そこは隣り合っている「西荻窪駅」「吉祥寺駅」の間に本来なら存在しないはずの「星見ヶ原駅」だった。駅は真っ暗で電車が来る様子もなく、人は誰もいない。土砂降りの中で三毛猫に導かれ、花がたどり着いたのは「四つ葉」という喫茶店だった。 そこで花は、凪、紅葉、ひなたという三人の男性に出会う。人がいたことにホッとしたのもつかの間、彼らは人間の姿を真似ているがその正体は猫だった。 訳もわからず再び店の外へ飛び出した花は、真っ黒で大きな影のようなものに襲われるが、花のことを知っている様子の黒髪の男性に助けられて「あの喫茶店は安全だから戻れ」と告げられる。 喫茶店で花が3人に聞かされたのは、ここは本来人間が入ってこられない街であること、猫たちが人間の姿をして暮らしていること、そして、ここから人間が元の場所に帰る方法はわからないということだった。 「こういう所に迷い込むの、人間の世界では神隠しって言うんでしょ?」 喫茶店で手伝いをしながら帰る方法を探すことになった花は、星見ヶ原でさまざまな事件に巻き込まれていく。そんな中で芽生える淡い恋心と、花の中の「人間ではない彼に恋をしてはいけない」という気持ち。 花は、元いた場所へ帰ることが出来るのか。そして、好きの一歩手前で過ごす中で花と猫が選んだ道は-・・・ 【登場人物】 ・茜本 花(あかねもと はな) 主人公。猫が大好きな高校2年生。ごく普通の女の子だが、いざという時に勇敢。 ・凪(なぎ) 喫茶店の店主。人間の姿の見た目は21才くらい。身長183センチ。 サラッとした栗色の髪に、琥珀色の瞳をしている。物腰穏やかでとても優しいが、時に強引な一面もある。 猫のときは茶トラ 好きなものは野菜 『あなたには、刺激が強すぎましたか?』 ・紅葉(もみじ) 喫茶店の店員。人間の姿の見た目は15才くらい。身長161センチ。 金色の髪に、藍色の瞳をしている。とても無邪気で、悪戯っぽい微笑みが印象的。 猫のときはスコティッシュフォールド 好きなものは魚(特にマグロ) 『おねーさん、顔赤くなってる。かわいいなあ』 ・ひなた 喫茶店に半分居候している。人間の姿の見た目は17才くらい。身長174センチ。 癖のあるふわっとした白い髪に、サファイアブルーの瞳をしている。 無表情でそっけなく、主人公に興味がなさそうだが、意外と親切な一面もある。よく眠る。 猫のときは白猫 好きなものはホットミルク(もちろんぬるめ) 『あんたといると、安心するんだ』 ・黒髪の青年 主人公が危ない目にあったときに助けに来た青年。 その後も時々主人公の前に現れる。主人公の事を知っているようだが・・・ 『花が元気そうでよかった』 ・三毛猫 主人公が喫茶店「四つ葉」に気がつくきっかけを作った猫。
    10,300文字pixiv小説作品
  • 優しい雨のその後に

    【あらすじ】 高校二年生の主人公・水無月あきは、保護者代わりの高橋様、通称ようちゃんと暮らす普通の女子高生。しかし、ある日転校してきた美しい男の子、黒川ノアとの出会いによってその日常は急変する。 「僕が君を助けてあげるからね」 彼は優しい笑みを浮かべながら、主人公を死へと追いやろうとする。訳も分からないままノアに命を狙われることになってしまった主人公。そんな彼女に手を差し伸べてくれたのが、数週間前に知り合ったばかりの謎の少年・音無花藍だった。花藍から手渡されていた日記には、自分の筆跡でノアが転校してきた日から一ヶ月間の出来事が記されていた。主人公は、慎重にノアの手を逃れながら幼馴染の藤堂ちひろと共に事情を知っていそうな花藍に会いに行く。そうして再会した花藍から自分は前世でノアに殺されたということを知らされ、花藍と協力してノアを止めるための解決の糸口を掴むためにある計画を立てる。計画を遂行する中で、主人公はノアが前世の記憶を持っているということを本人から聞かされる。誰を信じればいいのか、誰が嘘を言っているのか分からない不安定な状態の中、花藍が未来の人間であることを知った主人公は、危険を承知で花藍と共に時を渡り、前世に行って真実を確かめるという賭けに出る。 そうして前世で知ったのは、主人公はちひろと婚約していたものの花藍と運命的な出会いを果たし、そして二人は苦しい恋に落ちてしまった、ということだった。その恋心をこっそりノアにだけ打ち明けていた主人公は、もしも自分がちひろを置いてどこかに行ってしまいそうになったら自分をどうにかして止めて欲しいと懇願する。そして、思いつめたノアは勢い余って主人公を殺してしまうーー。 真実を知った主人公は同時にそれぞれから向けられていた想いの丈を知り、無意識に己の中にある"好き"という感情にリミッターをかけていたことを知る。しかし愛する人を前世の柵から救い出すため、彼女は一歩踏み出す決意をする。 【登場人物】 主人公・水無月あき(16) みなづき あき 幼い頃に両親を亡くしており、保護者代わりの男性・ようちゃんと暮らしている。 黒川ノア(16) くろかわ のあ 母親がスイス人で、すらっとした体躯に白金に近い金髪という日本離れしたずば抜けて美しい容姿を持っている。普段は穏やかな性格だが、ある日を境に主人公を"助ける"という名目で何度も命を狙う。実は前世の記憶があり、前世では身寄りがないところを主人公の家で拾われ世話になっており、主人公のことを妹のように可愛がっていた。主人公と花藍との関係を知った時、いっそのこと花藍と二人で逃げてくれたならと願ってもいたので主人公を置いて消えた花藍のことを憎んでいる。ちひろとは唯一無二の友人だった。 藤堂ちひろ(16) とうどう ちひろ 主人公の幼馴染。チャラチャラした見た目とは裏腹に、中身は案外真面目で世話焼きな一面がある。基本的に心配性で、急に命を狙われるようになった主人公を守ろうとするあまりやや度が過ぎた行動を取ってしまうことも。前世の記憶は無いが、物語の中で徐々に思い出してゆく。前世でも彼は主人公と幼馴染で、婚約者だった。しかし目の前で主人公が殺されてしまい、彼女を守れなかったということを悔いている。彼もまた繰り返しあきが目の前で倒れ伏す悪夢を見ている。主人公が花藍のことが好きだったということには気付いていたがあえて何も言わなかった。あそこで自分が引いていたら、何か行動を起こしていたらと深い後悔をしている。 音無花藍(15) おとなし からん 黒髪に灰色の目を持つ不思議な少年。主人公に未来のことが記された日記を手渡し、彼女が生き残るための手助けをする。無表情で淡々と話す癖があり、基本的に何に対しても関心が薄い。が、好物のチョコレートの前では笑み崩れるという年相応に可愛らしい一面も。彼も同じく前世の記憶を持つが、彼の場合は彼が"未来の人間"だから。時の狭間を行き来する能力を持っており、主人公を助けるために過去へ飛んでいる。主人公にとっての前世で彼女を置き去りにする形になり、結果として命を落とさせてしまったことを悔いている。そのため、度々この能力を使うと寿命をすり減らすのだが、未来を変えようと何度も行き来を繰り返している。 高橋様(27) たかはし よう 主人公の保護者的存在。少々口は悪いが包容力のある兄貴肌で、いつも主人公のことを温かく見守っている。不器用な優しさを持っており、なぜか子供に好かれやすいという一面も。若い頃はいろいろとやんちゃをしていたらしいが今は主人公を養うためにも真面目に働いている。喫茶店のオーナーで、人脈も広い。バイクに乗るのが趣味。前世では関係のない人物。
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