概要
ヴィアロの魔導書に属さない稀少な魔法を使うキャラクター、およびその魔法の解説絵につけられるタグ。キャプションにて魔法説明がある1枚絵や、漫画形式で解説がある作品にもつけられている。
このタグでは常用外である"稀少"が使われており、"希少"では間違いになるので注意。
稀少の定義
何をもってしてその魔法を「稀少魔法」と呼ぶかについて。
ヴィアロの魔導書に属さないこと
これが大前提となる。
ヴィアロの魔導書とは、基本概念から引用するに「PFの世界のみんなが解かる共通の魔法」であり、PF世界においてもっとも認知され、普及し、使用されている魔法である。
そのようなPF世界において、ヴィアロの魔導書以外の魔法は「みんなが解かるとは限らない非共通の魔法」ということとなり、知らない人にとってその魔法は"稀少な存在の魔法"であるということになる。
言ってしまえばヴィアロの魔導書以外の魔法は全て稀少魔法と考えてもよいことになり、たとえその魔法が一子相伝の閉ざされた流派であろうが、日常的なことに使われるような類の簡単な魔法であろうが、稀少魔法である。
使い手が限られている魔法
一子相伝の秘術や、その流派自体が不人気の魔法、個人が開発した新しい魔法、ある身体的能力がないと使えない等、使い手が限られている魔法も稀少魔法であると考えられる。
失われた(または忘れられた)魔法
昔には存在したが、今は失われた(忘れられた)魔法も稀少魔法だと考えられる。
このケースではその魔法の使い手が今現在はいない状態(例えば魔法の設定のみが投稿されているが使うキャラクターがいない等)である。ダンジョンなどでその魔法が記された魔法書などが見つかった場合に、使い手が限られている魔法という位置づけになりうる。
これまでに確認された稀少魔法
※魔法・流派名が書かれていない(あるいは存在しない)ものに関しては、「(使い手の名前)の魔法」と記述。情報が少なく解説が短くなってしまったものあるので、キャラ主の方などのご協力をいただければ幸いです。
月魔法
使い手はヤタレイヴン
月の魔力を使う創造・支援・呪術系統に特化した魔法の流派。創始者は満月の魔法使いテルル。何百年の歴史を持つが流派人口は少なく、まれにこの魔法を知るものがいるが認知度は低い。
PF2、PF3にも同名・同内容の魔法が存在するが同一のものかは不明。ただし創始者テルルの名前はどちらにも登場している。
魔銃士
使い手はヤタレイヴン
武器や物体を魔法でフリントロック式の銃器に変化させる魔法の使い手の総称。武器を銃器化させた場合、銃身部分に元となった武器がついた形状になる。
「○魔銃士」というように、名前の頭に使い手の使う魔法の属性をつけて呼ばれる(火魔法使いの場合は火魔銃士、水魔法使いの場合は水魔銃士など)
高天の賢者ソールの魔法
使い手はソール
最も得意とする光系の魔法の他にも様々な魔法を使う。
藍 飛烏の魔法と召喚術
使い手は藍 飛烏
ヴィアロとは少し毛色の違う魔法と召喚術で、召喚術は火・水・地・雷(風)属性の召喚獣を呼び出すことができる。
風魔法
使い手はシャオリュウ
空中に足場を作り、修行を重ねて鍛錬した拳法によるワイヤーアクションを可能とする。
擬人化魔法
物や動物、異種族を一時的に人間に変身させる。ただし使い手が魔女見習いゆえにいたるところが不完全。
対象となるモノがヒトになるコトを拒まないことが条件(使い手がヒト以外のモノの声を昔から聞くことができるという特技を持っていることから、彼女にしか使えない魔法と思われる)
イクスティンクトの魔法
使い手はイクスティンクト
移動手段として使われる魔法。大陸を越えた神出鬼没な移動を可能とするが、集中できていないとどこへ飛ぶかわからないデメリットも持つ。
夢魔法
使い手はメレーヌ・プレスティ
夢の世界から「誰かの見た夢」を現実世界へ呼び出すことができる魔法。
ただし、万能と言うわけではなく引き起こす現象が大きければ大きいほど持続時間は短い。
また、あくまで「夢」であるため持続時間後、効果は消滅する。
(たとえば大津波を起こして攻撃する場合、持続時間は短いが相手の自由を奪ったり、転倒させることなどは可能。)
この魔法の使い手は夢を通じ、夢を見る種族が存在する他の空間へと移動することが可能。
エンチャント
使い手はリグレッド
武器や防具に補助的な魔法の効果を投与する。
与えるダメージが増幅されたり、弓矢の命中率が上がったりする。強力なものになると刀身から炎が噴出したり、面積の割には防御力が高かったりする。
エンチャント技師は物に力を与える能力に長けているので、魔法生物に魔力を注入し治療する…などといった事も実は得意。
ミロルの画材を使った魔法
描いた物を具現化する。また、地形そのものを変える事も出来るらしい。
包帯やガーゼ、川に架ける橋などは具現化しても本物同様に使えるが、特殊な性質を持つ物(魔鉱石、雷などの高エネルギー体)を具現化してもただの物体にしかならない。
氷海の賢者シクヌの召喚術
使い手はシクヌ
体の刺青(左腕の狼と、胸から首にかけてのカラスの刺青)を通じて異界とつなげて、狼の精霊と三翼の大鴉を召喚する。
場合によっては命にかかわる危険を伴う。
リリアン=ダフネの魔法
使い手はリリアン=ダフネ
ヴィアロ以外の魔法を使うが詳細不明。
使い手が1126歳(禁魔術薬科学で不老となっている)のため、古き時代の魔法かもしれない。
ウーリィの魔法
使い手はウーリィ
左腕に装備しているミニ黒板に魔方陣を描くことで使える攻撃や補助などの魔法。
魔方陣を描く際には魔鉱石粉末を練りこんだチョークを使用する。
封星術
星の欠片を体内に吸収し浄化することができる。
浄化にはそれなりに長い期間を必要とし、吸収限界を超えると使い手が従者化してしまう。
クロヴィエイユの古代魔術
使い手はクロヴィエイユ
使い手が欠片の従者になる以前の、人間の時に研究していた古代魔術の上級魔法。
長い詠唱が必要ながら、その分威力は絶大。
マシロ=パレットの魔法
使い手はマシロ=パレット
「物に触る」ことによって、その物の「色をコピー・ペーストする」魔法。
使い手は色をガラス玉に写して集めているおり、そのままガラス玉として売るほか染色という形で色を分けることもある。
言語魔法「ソウルワード・ロック」
使い手は甲忠三魔怪のテララト
言霊の力を使い、魔法の成功率を格段に上げるテララトオリジナル魔法。
通称「ごり押し補助魔法」
対象に魔力と傲慢さを込めながら「円」と「線」と「文字」からなる魔法陣を書き込む事で
その物体に「文字で示したとおりの効果を起こす魔法」を効きやすくする事が出来る。
(具体的に言うと、成功率が0.001%しかない即死魔法でも相手の肌に直接「死ぬ」と
書き込めば100%成功する。因みに「死ね」と書くと若干効果が下がる)
主に魔法で何かを作る時に使用する魔法であり、戦闘等には余り使わない。
また、術者の精神に左右される魔法なので魔法陣は対象に手書きで書き込んだ方が
成功しやすい(但し、大量生産品の場合は書体文字で印刷した方が効果は高い)
因みにこの魔法はテララトが「月の魔力を使って山脈から月を作る魔法がある」という
噂を元に「月型の移動要塞を作る魔法」を開発する際、「副産物」として発明された。
いわば「稀少魔法に影響を受けて発生した稀少魔法」という珍しいケースの魔法である。
カノープスの召喚魔法
魔法で出現させた鍵で異世界の扉を開錠して様々なものを呼び出す召喚魔法。
呼び出せる範囲は使い手が文献で研究したり、また実際に見て知ったものに限られる。鍵は自身の成長とともに大きくなり、それに比例してより大きなものも呼び出せるように。
魔竜大典
竜族あるいは竜人族に口伝のみで伝えられる魔術奥義。
いにしえの時代には「紙の鉄槌」とまで畏れられたほどの威力。大陸戦争で竜族が激減した一因とも言われている。
現在、百竜王の角笛にて魔炎の術【天地六竜】を発動するためのイメレスバトルが展開中(2/19 23:59まで)
影写魔法
使い手はテューリフォン
光魔法の応用で、映像や文字などを転写することができる魔法(我々の世界で言う印刷技術)。光を封じる方法と熱線で焼き付ける方法があり、前者は光魔法、後者は火魔法の素養が必要となる(両方あることが望ましい)。
編み出したはいいものの、継承者が今のところいないという。教えを請えば喜んで教えるだろうが、誰でも使えるようになるわけではないようだ…。
猫又仙術
500年前に作られた妖怪や魔族の為の魔法。魔力と畏怖の力(相手に「恐れ慄き崇めさせる為」の力。)を籠めて刃とする。
多くの場合は絶大な威力を発揮できるが、同じように表面上威力が大きそうに見えても相手によっては大幅に効力が除算される事もあり、下記のようなリスクや効力から考えると安定には程遠い。
- 神や悪魔などの存在を信ずる者、恐れ慄く者、魔法を脅威に感じた者には効力が強くなる。
- 神や悪魔などの存在を気にしない者、感情が乏しい者、魔法を見てくれで受け入れようとする者には効力の補正が掛からない。
- 神や悪魔などの存在を信じない者、恐怖に屈しない者、揺るぎ無い勇気を持つ者には効力が弱くなる。
- 「心の中に潜む闇の力」や「畏怖の力」を操る術を知る者以外がそれらの力を籠めると言う行為は術者自身が逆に取り込まれる恐れがある。
※ヴィアロの魔導書に通じるところがある(インフレ防止ガイドラインと魔法のランク)。
時間湾曲魔法
使い手は女帝ゴア
魔法詠唱と共に結界を展開し、その結界内で起こった出来事全てを「無かった、行わなかった」ことにする魔法。 効果範囲・結界展開時間は詠唱時の術者の魔力や気分により変動する。(直径1m~500m)
この魔法の特徴として 術者によって呪文を変えるという珍しい特徴を持つ。(呪文の決定は 魔法の極意習得時に術者の脳裏に浮かんでくる) ただし決まって「術者にとって死ぬほど恥かしい言葉」となる。
時間操作系の魔法が習得困難な上 上記理由により習得を断念する魔術師が多い為、ある意味において稀少な魔法であることには間違いないようだ。
竜の炎【ドラゴンブレイズ】
使い手はジャガーノート
竜の片翼と共に剣に炎を宿らせる。また通常の炎として使うことも可能。通常魔法の炎以上の威力があるが日常生活には使えない。竜の力を受け継ぐ彼に使うことが出来る稀少魔法だ。彼自身が望み、更に技を磨けば他の能力が開花する可能性が高いが、復讐に身を焦がれる彼にとってはそんなことは関係なく、それらをあくまで対象の破壊に使うことを望んでいる。
合体魔法
使い手は(名無)
現存・古代に限らず、異なる魔法同士を組み合わせ未知の力を生み出す。ただし使える組み合わせなどは制限がある。(下記参照)
- ○可能…攻撃炎A×攻撃炎B、攻撃炎×攻撃氷、補助×補助、回復×回復
- ×不可…攻撃炎A×攻撃炎A、攻撃×補助、攻撃×回復
☆数は二種類まで。
だが十分な威力や効能が望める為不足はない。使い方の応用性によって生き物を作り出したり、炎を生き物の如く操る事も出来る。一人で魔法を行えることから稀少魔法の一つと数えていいだろう。パズル感覚で組み合わせていく事で効果を発揮する魔法である。