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PLUTO(OMORI)

ぷるーと

PLUTO(プルート)とは、ゲーム『OMORI』に登場するボスキャラの一人の一人。
目次 [非表示]

※この記事には多少のネタバレが含まれています。閲覧には十分ご注意ください。





見せつけろサイドチェスト! 手に入れろチャンピオンベルト!


概要

OMORIを代表するボスキャラの一人。


 手足の生えた喋る冥王星。


元々はスイートハートの元カレで、『イセカイ』に拠点を置く宇宙海賊の船長スペースボーイ船長もというスペース元カレが保有していた太陽系コレクションに並ぶ惑星の一つだったのだが、何故か彼だけには他の惑星と違い明確な自我があったために狭い空間に閉じ込められることに反発、何物にも縛られぬ自由を求めて脱走した。

この件でスペースボーイ船長から指名手配され、追われる身になっている。

 

しかし、本編で初登場するのはあろうことかスペースボーイ船長の基地の至近距離に生えた木の影。どうして今まで発見されなかったのが不思議だが、オモリ達に話しかけられると見つかったことに焦って戦闘になってしまう。この時は本人も名乗る余裕もなかったのかウィンドウに表示される名前も「???」となっている。

この初戦闘で敗れるといずこかへ去ってしまい、本格的に活躍するのはオモリ達が廃品投棄場を抜けた先、船長の子分たちに追われている最中で、体力の限界が訪れ、自慢の筋肉をもってしまっても追跡を振り切れない状況にあったが、ケルが閃いたとっさのアイデアで地面にできたクレーターの穴に隠れ、難を逃れたのがきっかけでケルと親しくなり、助けてもらった恩返しとしてOMORIの各エリアを一瞬で行き来できる「冥王星特急」を設立、その社長として最初の乗客であるオモリとその友達を乗せて目的地まで運んでくれる。


容姿

 常識外れな精神世界の中でもひときわぶっ飛んだ存在

その見た目は筋骨隆々な手足が生え、厳つい顔面が貼りついた惑星であり、ドット絵からでもわかる通り、通常のNPCの数倍はある巨体の持ち主。

これほどの巨体でありながらまるで某光の巨人の如く自由に空中を飛び回ることができる。


人(?)物像

 一人称は「オレ」。

時に大声で笑い、自分の夢に情熱を燃やす熱血漢にして、自らの筋肉に絶大な自信を持つ愛すべき脳筋

束縛されることを何よりも嫌い、自由に大空を飛び回ることが大好きな風来坊で、そんな自身の志を活かすために「宇宙一の運送会社を作る夢」を熱く語る夢追い人(星)である。

 ケルはそんなロマン溢れる生き様に何か男として感じるものがあるのか、その夢を聞いた時は感極まって涙を流し、彼のことを「プルートさん」と呼んで厚く慕うようになった。

プルートも飛行する自分の足に振り落とされずしがみついたケルの筋力に光るモノを感じ、その成長に期待してケルに新スキル「筋肉自慢」を伝授した。


まさかの再登場(ややネタバレ注意)

 そんな誰よりも自由を愛していたプルートだったが、なんと物語の中盤になって悪徳カジノのオーナー鮫羽田社長に仕える社員なっていたことが判明する。

 部下の評価に厳しい社長からも〝最強の社員〟と評されており、その優秀さを買われ、社長お気に入りになっていたヒロの退社を阻止するべく社長の要請に応じて参上、「元惑星としての真の姿を見せつけてやれ」との指示に従い不本意オモリ達の前に立ちはだかる。



「………すまん、ケル、これはただの仕事だ。恨むなよ」


戦闘


「すまんな、みんな……………お前たちの旅はここで終わりだ













刮目せよ……

俺の最終形態を……

熱く……なってきたな……


『プルートEX』

ハート(HP)3000
ジュース(MP)1500
攻撃力52
防御力32
素早さ22

ついに本気を出したプルートの真の姿。

元より強靭だった巨体ははちきれんばかりのマッスルボディに巨大化、その迫力はまるでラスボスである。

ステータスもその外見に恥じず大幅に強化されており、ハート(HP)とジュースは(MP)は通常時の倍、攻撃方法も月を投げ飛ばしたり自慢の胸板を画面いっぱいに見せつけたり流星群を召喚したり等々、どれも規格外のものばかりで、苦戦は必至。

ここまでくると『感情バトル』の相性も問題ではなくなってくるため、それなりにレベルを上げて挑まなければ本当になすすべもなく一瞬で叩きのめされてしまう。

最低限の回復アイテムを揃えてから挑もう。


戦闘後

激闘の末、オモリ達に敗れたプルート、だが、


「ぜぇ……ぜぇ……本当に強くなったな…フゥ…俺も嬉しいぞ……偉いぞ


「しかし……それでも、まだ仕事は終わっていない。きちんと終わらせなければ」


成長した子供達の強さを賞賛しつつも、社長に雇われた立場上、すでにプルートは後に引けない。

持てる最後の力を振り絞り、未来ある子供たちにもう一度勝負を挑む。


「構えろ子供達よ、これが真の力だ!


「見せつけろ………サイド………チェスト…」


「手に入れろ、チャンピオンベルトォ!!







「はいはい………ちょっとタイム!」


が、勝負もいよいよというところで鮫羽田社長の待ったが入る。

プルートが敗れ、ヒロの退社が確定した今これ以上、貴重な人材を失いたくない社長はプルートにもう戦う必要がないと諭す。

これには仕方なくプルートも引き下がり、ドアを突き破って退室した。


その後、退室した先の部屋で休憩するプルートに会うと、まだまだ伸びしろのあるが耐久力の乏しいケルを鍛え直すべく、ケルに歯が一本欠けるほどのパンチを喰らわせハートを増強した後、いつもの豪快な笑い声を上げながら去っていた……


彼の正体(※ネタバレ注意)

サニーが生きる現実世界ではミニゲーム『ペット・ロック』でケルが持っているキャラクターとして登場する。

グーしか出してこないので勝つのは簡単で、まず負けようがない。


しかし〝精神世界の〟プルートの存在にはもっと違った意味合いがある。


ヒロはクモの姿を見ただけで固まってしまうほどのクモ恐怖症なのだが、その時の固まった顔がプルートそっくりなのである。

HERO is afraid of spiders!

 よくよく観察するとヒロとプルートには共通点が多い。


ヒロとプルートはどちらもケルに対し保護者のように振る舞い、良き助言を与える面倒見の良い性格をしていることに加え、


  • 宇宙一の運送会社を作ることを諦め、鮫羽田社長の社員に収まったプルート

  • 親の推されて料理人になることを諦め、医者になる道を選んだヒロ。

等、二人ともなりたかった夢を諦めている


また、とあるルートで行くことができるサニーの深層心理には涙を流して横たわるプルートがおり、その痛ましい姿はマリの死に多大なショックを受け、一時期ひきこもりになりベッドから出てこなくなってしまったヒロの姿に重なる。


これらのことから推測するに精神世界におけるプルートの正体とはヒロが持つ「強さ」そのものではないだろうか?


現実世界のヒロが貧弱さの欠片もないたくましい青年であのに対し、精神世界のヒロはちょっとした運動ですぐ疲れる運動音痴に設定されており、反面ケルはとにかく活発なスポーツ少年であることが強調されている。

サニーが自分の精神世界の中であえてこの兄弟を対比させているのはケルの「ヒロに勝ちたい」という望みをせめて夢の中だけでも叶えたいとの思いから来ている可能性がある。

そうしてヒロから分離した「肉体的な強さ」が集約した存在こそプルートなのだろう。


高速で空を飛ぶプルートの足に必死になってしがみつくケルの姿は見方を変えれば、〝なんでもできる優秀な兄の足元に少しでも追いすがろうとする弟〟の姿に見えなくもない。


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