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RRoD

れっどりんぐおぶです

Xbox360に何らかのトラブルが発生したとき、或いは成仏したときに表示される「死の赤いリング」である。具体的には、電源ボタン周囲のリングライトの左下・左上・右上が赤く点灯する状態(縦置き時)。
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概要

初期の箱では設計上の問題(と言われている)が影響して、この素敵な環を高頻度で観測することができた。後期型のXbox360S/Eではほとんど見られなくなっているが、起動中に電源ケーブルを頻繁に抜き差しするなど些細な行為で環が観測されることもある。輪が四つのうち三つ、つまり三日月のような光り方をした場合に本体が完全な意味で故障したことを示す証拠となるため、修理サポートが終了した現在では本体を買い替えた方が手間が楽になる。


マイクロソフトによる通常の保証期間は1年間だが、これが表示された時の修理については購入してから3年まで無償修理を受けることができる。


なお、PS3にも似たものがあるが(YLOD)、電源ランプが黄色く光るだけと絵が面白くないためかいまいち人気はない。

原因

プロセッサと基板との接触不良が主な原因と見られる。

当時のXbox360は発熱量が凄まじく、かつ排熱能力が弱かったためにCPU/GPU部分の温度がとんでもないことになり、プロセッサと基板を接合していたボール状のハンダ(BGA)にヒビが入ったり溶け出したりすることがあった。ただし、本体改良は続けられたので2007年以降のHDMI搭載型モデルは熱暴走が発生しにくくなり、360S以降の大幅な小型化・分解手順の簡素化で問題を完全に克服した。

当時は環境に配慮するためか無鉛ハンダを使用することが多かったが、当時の無鉛ハンダは鉛入りのそれに比べて極めて脆く、このXbox360に使用された無鉛ハンダも例外ではなかった。さらにCPUグリスも店で販売されるようなものではなく粗末なものが使用されていたため、このような問題がしばしば発生したと言われている。なおこの原因はPS3の当時も同様であり、PS3の初期型の外箱には無鉛ハンダが使用されていることが明言されていた。

応急処置としてはヒートガンを当てたりヒートシンクを取って自熱でハンダを溶かしてくっつける、プロセッサを引き剥がしてBGAハンダをつけ直す等が挙げられるがいずれもかなりハイリスクかつ高難度なので素直に修理に出すか買い換えることをおすすめする。

ちなみに上記したPS3のYLODも似たような原因で起こる。こちらについてもほぼ初期型のみで発生するが、YLODはRRoDよりも長期的に見れば発生率が高い。XBOX360は2005~2007年製造の本体でのみRRoDの発生率が高まるが、PS3の場合はCECH-2100までの全モデルで発生するリスクがある上、現在でもPS3の中古本体を購入後に発生することも多いことから、結局のところXBOX360の本体の方が頑丈という結論になる場合が多い。

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Xbox360 マイクロソフト

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