本項はネタバレを含みます。閲覧にはご注意ください。
概要
声:北原沙弥香(日) / アンナ・アカナ(米)
「ふしぎの国アンフィビア」の登場人物。
人間の女の子で、アンの親友の一人。
ポニーテールと斜めに流した前髪、左目下の泣きぼくろが特徴。髪は紫のシュシュで結んでいる。
アンとは色違いの赤に近いピンク色の制服を着ており、上にジャケットを羽織っている。
アンとマーシーとともにリサイクルショップに行き、アンがオルゴールを盗むのを外から後押ししており、おそらく盗む事を提案していたと思われる。
アンと同じくアンフィビアに飛ばされ、1話ではトードタワーに監禁されている事が判明した。
その後はしばらく消息不明であったが、10話「トードタワー(Prison Break)」で本格的に登場。
どうやらヒキガエルの兵士達と打ち解けているらしく、パーシー、ブラドックとは仲が良い。
人の心を掴む事に長けており、グライムに兵士の士気を高める方法を教えた。
言葉巧みであり、普段から兵士に冷酷さを求めるグライムからも「ずる賢い」と評され、警戒されている。
そういった一面がありながらも、友達を見つける事を第一に考えていたり、アン、マーシーと撮った写真を眺めながら「あたしが絶対に見つけるから」と再会を誓うなど、友達を思う気持ちはある様子。
身体能力が高く、巨大なサギと互角に戦っている。
その理由をグライムに理由を聞かれた際、チアリーディングから身につけたと答えている。
アンとマーシーとは幼馴染である。
2人がティーンエイジャーの女子達にブランコを横取りされてしまった時、立ち向かって女子達を追い払った。
その後、アンからブランコに誘われた事がきっかけで、アンとマーシーと友達になった。
キャラクターについて
Matt氏によると、サーシャはドイツとスラヴにルーツがあるとの事。(つまりドイツ系、スラヴ系である)
サーシャは「善意はあるが、やり方が悪い」キャラクターだという。
彼女の見た目や性格付けは、Matt氏の友人がモチーフモデルになっている。
以下、ネタバレ注意
『最優秀カエル(Anne of the Year)』
エピソード終盤で、橋の上でアンが来るのを待っていた。
そして、彼女が来た事を認識するなり驚き、フードを取って素顔をあらわにする。
アンもサーシャに気づき、互いに興奮が押さえきれず大はしゃぎし、二人は互いに抱きしめ合って再会を喜んだ。
『再会(Reunion)』
序盤では、アンフィビアにワープする3ヶ月前のアンとの過去が明かされた。
アンをいじめから助けたり、彼女の誕生日を祝ったり、アンを友達として大切に思っている様子。
一方、強引で高圧的な態度も見せ、アンが自宅で家族が開く誕生日パーティーに行こうとした際も、アンの言い分も一方的に遮って無理やり引き止めた。
アンを自分に従わせる時は、睨みながら「End, of, Discussion.」と言うのが決まり文句である。
また、非行行為が目立ち、壁に落書きをしたり、アーケードゲームの筐体を蹴り故障させ小銭を盗んだりしていた。
アンにプランター一家を紹介されるも、友好的な素振りは一切見せず、スプリグの冗談交じりのアプローチにも冷たい態度を取っていた。
再会を祝うパーティーに向かう馬車にアンを誘い、彼女にプランター一家を連れて行ってもいいか聞かれた際は、受け入れつつも複雑そうな様子を見せていた。
グライムと「ホップポップを処刑する(反乱をおさめる)代わりに家に帰してもらう」という取引をし、ホップポップを噂話から「反乱を起こした張本人」と認識していた。
パーティーにワートウッドの住人達を呼び囲い込むのは彼女の案で、嬉々としてアンに語っていた。
その作戦を見過ごせず、ホップポップを含めワートウッドの住人を逃がそうとしたアンを、ヒキガエルの兵士と共に足止めし、トードタワーの屋上に連れて行く。
アンは他の方法をサーシャに求めるが、グライムが遮り、ホップポップは捕らえられそうになってしまう。
アンとワートウッドの住人達が抵抗し兵士達がたじろいでいる所に、サーシャは仲裁に入り、「故郷に帰って家族に会おう」と説得する。
剣を下ろすよう指示し、アンは従おうとするが、スプリグがサーシャに泥玉をぶつけ対抗する。
サーシャは激昂しスプリグに斬りかかってしまうが、間一髪の所でアンが剣で受け止め、はじき返した。
あくまでもサーシャの「アンを見つけて家に帰る」という目的は変わっていないが、プランター一家やワートウッドの住人達は全く眼中にない様子。
しかし、アンにとってプランター一家は大切な家族であり、意見のぶつかり合った二人に利用価値を見出したグライムが剣闘を提案した事で、アンとサーシャは対立してしまう。
アンと互角に剣を交え、一度は剣をはじき飛ばされてしまうが、背中から短剣を取り出し、アンをかく乱したその隙に剣を取り戻す。
そして、マントでアンの動きを封じ優勢となり、彼女に剣を向けながら「あいつらはただのキモいカエル、ほっときな!!」と言い捨てる。
しかし、カエルの一家達は「友達」だと、サーシャの言葉を振り切って叫ぶアンに立ち向かわれ、敗北する。
「もう指図は受けない」と彼女に言われ、サーシャは動揺した表情を見せていた。
グライムが約束を破りホップポップを力づくで捕まえた所で、ウォリーが仕掛けていたキノコ爆弾によってタワーが壊れ始める。
サーシャは崩れた足場から落下してしまうが、アンが咄嗟に手を掴み、助け出そうとする。
しかし、アンは下に引きずられてしまい、プランター一家が支えても状況は限界に達していた。
そんなアン達を見て、サーシャは決断をし「あんたは…あたしと離れるべき」と言葉を残し、掴まれていた手を放し、タワーから落ちてしまう。
間一髪でグライムに助けられたが、意識を失ってしまい、そのままグライムに抱えられ、暗闇の奥へと連れられてしまうのだった。
そんな彼女の姿を、アンは憔悴した顔で、黙って見ている事しかできなかった。
歪んでいたり非常に危なっかしい面を多く持つ彼女だが、アンを思う気持ちは本物だったようだ。
名前について
サーシャの苗字「Waybright(ウェイブライト)」は、アングロサクソン由来で「戦の砦(War Fortress)」を意味している。
また、「Sasha」という名前は「戦士」という意味があり、姓名ともに彼女がヒキガエル軍の兵士である事とリンクしている。
原作者のMatt氏によると、スタッフの旧姓から取ったとの事。
タグについて
タグは「Sasha」のほうが使われている。
関連イラスト
サーシャ・ウェイブライト に関するイラストを紹介してください。