概要
TAIGAとは、コロー氏とデグー氏2人の製作チーム、UNU工房が製作した、フリーゲーム作品である。
製作ツールは、WOLF RPGエディター(通称ウディタ)。
動物達が主役の長編RPGで、人間のキャラクターは(世界観の設定上)一切登場しない。
ジャンルは、SFファンタジーRPG。
そしてこの作品は、ある公開サイトの仕様の都合上、作品が3つに分割されており、現在、ストーリー序盤の『TAIGA -the 1st-』と、中盤の『TAIGA -the 2nd-』が、公式サイトと、フリーゲーム夢現というサイトにて公開中。終盤の『TAIGA -the 3rd-』は現在、熱意製作中。
ストーリー
谷育ちのヤマシマウマのタイガは、育ての親であり師匠でもある黒いオオカミ、エトから試験を言い渡される。それはタイガが外の世界に出ていくための試練だった。タイガは自由自在に変身できる、あおへび、二足歩行のできる陽気なオオコウモリ、マンバル、自称レイヨウのクリムとともに、星の命運を懸けた戦いに挑んでいく。
※フリーゲーム夢現から引用。
登場キャラクター
※以下、全て公式サイトから引用。
TAIGAの主人公。
谷育ちのヤマシマウマ。毎晩恐ろしい夢にうなされている。ある日、育ての親のエトに最終試験を言い渡され、離ればなれになった後、ハリ家のN部隊というところに所属することに。
N部隊の一員。
見た目はオオカミだが、実はなんにでも変身できる能力を持つ軟体生物。また一見しっかり者のように見えるが、日和見で優柔不断。敵を前にすぐ逃げ出そうとする意志の弱さを持つ。
N部隊の一員。
二足歩行ができるオオコウモリ。非常に陽気な性格で、部隊のムードメーカー。おちゃらけて見えるが、実はしっかりした働き者。コンピュータを弄るのが得意。
N部隊の一員。
見た目は何の種族か不明だが、本人はレイヨウだと語っている。あまり周囲の住民とコミュニケーションを取ったことがなく、どこか距離のある雰囲気がある。
タイガの育ての親。
タイガと荒れ果てた谷で2人きりで暮らしている。タイガに外の世界へ出ても大丈夫なように、戦闘訓練を積ませていた。
ハリ家(ハナハナ・リョウ家)のトップの一人。
N部隊を創設したひと。タイガ達N部隊を率いて何やら計画を進めているらしい。
ゲームシステム
バトルシステムとターンの仕様:
バトルシステムは、サイドビューのコマンドバトル形式。マップ移動時、敵のシンボルに触れると戦闘開始。
まず最初に、味方4にんのコマンドを選択し、全員のコマンド選択を完了すると行動開始。味方や、敵の素早さによって、行動する順番が変動。
敵味方全員の行動が終了すると、1ターン経過。再び味方4にんのコマンド選択から開始する。
メカニカと法石:
今作特有の装備システム。戦闘での、通常攻撃と固有必殺技、攻撃と回復と補助の魔法など(アイテム以外)のコマンドは、全て非戦闘時のメニュー画面のメカニカ装備の項目で、メカニカに付けている法石という物を、別の法石に変更する事で、別のコマンドに変更する事が可能。(強攻撃からガード、ガードからヒールなど)
メカニカには、コマンド系の法石スロット5つと、補助系の法石スロット3つの、計8つのスロットがあり、コマンドスロットには、通常攻撃や固有必殺技、魔法の法石をセット可能。
ちなみに、通常攻撃の法石を外す事も出来たり、全く同じ効果の法石を複数装備可能。ただ、あまり意味は無いので注意。
補助系スロットには、ステータス強化や属性強化、HPの自動回復等の特殊効果を付与する、補助系の法石をセット可能。
こちらは、コマンド系の法石と違い、全く同じ効果の法石を複数装備しても、重ね掛け強化されるので便利。
ちなみに、法石の入手方法については、1stだと、街やダンジョンに落ちている法石を拾ったり、街などにある壺を破壊する事で、割れた壺の中から法石が出てくるので、それを入手したりする事で手に入る。あとは偶に、イベントでも手に入る事がある。そして2ndから、法石合成というシステムが追加され、それでも新しい法石を手に入れる事が出来る。
アイテムコマンド:
戦闘時、味方ひとりのコマンド選択の時、方向キーの←か、→を押す事で、アイテムを使用するコマンドが出現。決定する事で、戦闘時のみ使用できるアイテムを選択し使用可能。
ちなみに、最初から持っているチャージ石は、全ての法石コマンドがSPを消費する場合、自身のSPが0だと何も行動できなくなり詰むので、SPを5回復して、詰まない様にするためのアイテム。
先制攻撃と不意打ち:
敵とのエンカウント時、低確率で、先制攻撃か、不意打ちが発動。先制攻撃の場合、最初に2回、味方の行動が可能になり、不意打ちの場合、最初に敵の行動から開始し、敵全員の行動終了後、通常通り味方4にんのコマンド選択から開始される。(これで1ターン経過扱いになるのかは不明)
属性:
属性には、無、土、水、空、陽、陰の6つの属性が存在する。そして法石には、6つの属性のうち、必ずその中の内、どれか1つの属性が付いている。
ステータスの属性の数値が高い程、その属性の魔法に対する防御力が上昇する。
ちなみにだが、味方の場合、キャラによって各属性の数値が違い、敵の場合、敵の種類によって、弱点属性などの耐性が違う。(各属性の数値表記は無し)
補助効果の重ね掛け:
受けるダメージを半減するガードや、攻撃力を上昇させるファイトは、重ね掛けする事が可能。
ガードの場合、受けるダメージを4/1にする防御+、更に重ね掛けで、受けるダメージをほぼ無効化する完全防御に強化される。
大技と封印状態:
コマンド系の法石には、大技を発動する事が出来る法石があり、戦闘で使用する事で、敵全体に特大ダメージを与える大技を発動可能。
ただ、発動すると、発動者自身に封印の状態異常が付与され、数ターン、大技が発動できなくなる。
数ターン経過すると、封印状態が無くなり、再び大技を発動可能。
ターンボーナス:
戦闘時、数ターン経過するごとに、味方全員のHPやSPの回復や、状態異常の回復などのボーナス効果を得る事が出来る。
戦闘スピード変更:
戦闘中、Shiftキーを押す事で、高速モードや、通常モードに変更する事ができ、高速モードにすると、一部技の演出が高速化したり、カットされるので、戦闘のテンポがグンと早くなる。
法石の欠片:
他のRPGゲームでいうところのお金、またはG(ゴールド)。
敵を倒す事で入手する事ができ、入手した法石の欠片は、ショップでアイテムを購入する時に使ったり、2nd以降では、法石合成をする時に使う。
TAIGA -the 2nd-以降の追加システム↓
属性の欠片と結晶:
2nd以降で敵を倒すと、6つの属性の中の内1つの属性の欠片や結晶を落とす。そして手に入れた属性の欠片と結晶は、法石合成システムで使用したりする。ちなみに、欠片と結晶ともに、99個でカンストする。
法石合成システム:
持っている、別種の2種類の属性の欠片か結晶2つと、いくつかの法石の欠片で合成して、新しい法石を作成する事が出来る。ちなみに、法石合成をする場所によって、作成できる法石の種類が違ったりする。
結晶作成システム:
持っている、6属性の中の内1つの属性の欠片を、1〜10個消費して、属性の結晶を作成する事が出来る。属性の欠片をいくつ消費するかによって、属性の結晶の作成成功の確率が変動する。(1個消費で10%、10個消費で100%。)
強化アイテム交換システム:
持っている、6属性の中の内1つの属性の結晶1個で、ステータスを永久上昇させる、強化アイテムと交換する事が出来る。何の属性の結晶を交換するかで、手に入る強化アイテムが違う。(無の結晶の場合、HPアップと交換)
関連イラスト
TAIGA(フリーゲーム)に関するイラストを紹介してください。
関連タグ
余談
ちなみに、TAIGAはなんと、3部構成の長期シリーズであり、第1部、TAIGA編と、その続編である第2部、SILENT ANIMA編と、その更に続編であり、TAIGAシリーズ完結編の第3部(名称未定)で構成されている。