概要
2009年11月27日にdualtailより発売された18禁戦略シミュレーションゲーム。
VenusBloodシリーズとしては第三作目であるが、ジャンルは「女神悪堕ち触手SLG」。
拠点制圧SLGとしても、女神のヒロインと悪堕ち系のシチュエーションの作品としてもVenusBloodシリーズとしては初となる。同系統のジャンルはシリーズでこの作品の他、「EMPIRE」、「FRONTIER」、「RAGNAROK」あたりが該当する。
ストーリー
堕とした女神を淫欲で染め上げ穢し尽くせ!
かつて所属していた「光の教団」の裏切りにより、一族を皆殺しにされ、故郷を追われた神官・ダンテスは、苦難の逃避行の末、欲望の女神・エリードの力を借りて、この世ならざる者を操る魔性の力を得る。
手始めに光の5支柱の1神を担う天の女神・ルトナを捕縛したダンテスは、己の立ち上げた「ネメシア教」の礎とするために、「堕ちた神」へと○制転向する狂宴を始めるのだった――。
全ての光を飲み込み、復讐を果すまで…… ∞
キャラクター
ダンテス
本編の主人公。
元は「正ノルニル教団」内でも高位の神官職を担う家系の出自だったが、現教皇アレクシスの謀略にあい、無実の罪を着せられた挙句に一族を皆殺しにされてしまう。
彼は、かろうじて処刑を逃れ、教団への憎悪を募らせた逃避行の果てに、欲望の女神エリードと出会い、復讐のための手段として「ネメシア教」を興す。
教団のトップとして行動する際にはエリードによって力を与えられた半仮面を装着しており、「怒る仮面のダンテス」と呼ばれるに至る。
紡ぐ天命のルトナ
CV:花南
天と運命を司る女神。
かつて光の女神たちの主神格だったが、教皇アレクシスにより生み出された偽天の女神・アイディリアに取って代わられた。
「正ノルニル教団」の信仰がほぼ完全にアイディリアへと傾き、自身への信仰が薄れ、力を失いかけていたところをダンテスに捕らえられ、利用される。
清純で淑やか、慈愛の心を持ち、万物に対して愛情を持つ。
過去のある出来事から己を責めるようになるが、時折見せる彼女の決断には、少なからず芯の強さも窺える。
造る業火のペルセイラ
CV:水純なな歩
炎を司る女神。
激情家で、戦いを司ることもあり、女神の中で最も好戦的。
喜怒哀楽が非常に明確で、特に怒りの炎は強い攻撃性を持ち危険である。
それとは裏腹に、焚き火の温もりの様な優しさも持ち、天の女神・ルトナを妹の様に思っているため、従属神としての使命以上に守らなければという意識が強い。
歌う流水のカサルナ
CV:和葉
水を司る女神。
他の女神たちとは異なり、海や川辺に生活する船乗りなどの住民が根強く信仰しているため、力の多くを残している。
すべてを包み込むようなおおらかさを持ち、その歌声は流れるように美しく、聴く者を魅了してやまない。
のんびりとした性格ではあるが、粘り強い意志を持っている。
語る疾風のユティル
CV:渋谷ひめ
風を司る女神。
地上を疾風のごとく駆け抜け、自由を愛し、拘束をなによりも嫌う。
小柄で元気に動き回る姿が可愛らしい。
自由奔放で噂好きなお喋りな性格で、争い事も対話による解決を望む。しかしながら真に怒ると、暴風と共に罵詈雑言が飛んでくる。
見た目通りの子供っぽい性格で、からかわれるとムキになる。
学ぶ大地のクローフィア
CV:岩泉まい
大地を司る女神。
「光と闇」の対立の発端とも言えるエリードとダンテスの「ネメシア教」のことを知っており、第三者的に状況を見つめている。
自身を含めた全ての事象を客観的に見て行動している。
理知的でクールな性格だが、必要とあらば他者を叱り、諫めることを厭わない厳しさを持つ。静かで、どこか力強い。
その想いを無言のうちに行動で語る女神。
進む欲望のエリード
CV:ももぞの薫
欲望を司る女神。
正ノルニル教団が新たに信仰の象徴にした「偽天の女神」の影響で、光の従属神たちと同じく力が徐々に弱りつつある。
しかし、人間が生きるうえで抗えない欲望を司るために、現時点では他の女神たちより頭ひとつ抜き出た力を保っている。
天の女神としての力を「正ノルニル教団」に盗むように奪われたルトナに己の未来を重ね、状況打破のために主要因であるダンテスの元に現われ、正ノルニル教団打倒のための協力を申し出る。
気紛れな性格で、その時々の気分で同じ事を聞いても回答がガラリと変わる。
狂言回しのように振る舞いダンテスの復讐などには触れず、軽い性格を思わせ、その真意は定かではない。
黙す天空のアイディリア
CV:咲ゆたか
天の女神を模して生み出された人造女神。
太古に封じられた禁断の技術により、1人の少女に信仰を力に変換する機構を移植して生まれた。
「正ノルニル教団」の新たな象徴 『現人神』として絶大な信仰を集めている。
自我と記憶を失っている無知な存在だが、それゆえに無垢で純粋。
善と悪の区別さえ付かず、ただ言われたとおりのことをする操り人形だが……。
癒す宵闇のフェレス
CV:ももぞの薫
夜の闇は人々に心と身体を癒す安息の時を与え、死による闇であらゆる苦しみから生命を開放する。
生と死、2つの異なる安息を司る異端の女神。
「異国の神」を名乗り、教皇・アレクシスの前に現われ人造神計画に協力し、以降も正ノルニル教団に属する従属神としてその力を貸している。
アイディリアを除いて唯一力が衰えていない女神でもあるが、その理由は謎に包まれている。
ダンテスの率いる教団と根本的に相容れず、激しく敵対することになる。