概要
メインイラストのように、南アジア地域の女性が、体を包み込むように巻きつけて着用する民族衣装。サンスクリット語で「細長い布」を意味する。
ヒンドゥー教徒女性が着る巻き布で、木綿で出来ている。チョリと呼ばれるブラウスの上に着用する。
南アジア地域で広く着られている衣装だが、地域や身分により形式が異なる。
歴史
サリーの記録は紀元前1000年頃成立の「リグ・ヴェーダ」にもある。布を巻いた衣服は1~6世紀のインド彫刻にも見える。4世紀までは男性も着用し、現在も着用する人が少数ながらいる。
19世紀までは白地の簡素なものだったが、工業化の進行で色鮮やかなものも増えた。