概要
YouTubeに尖閣諸島沖衝突事件の映像を投稿した人物である一色正春氏のYouTubeでのハンドルネーム。
一色氏は国立富山商船高等専門学校を卒業していて民間船員の経験もあり、航海士として巡視船に乗り組んでいたほか、放送大学教養学部を卒業し教養学の学士でもあり、韓国語が堪能で国際捜査にも関わっていた。
現在では海上保安庁を退職し本人も本名を明かし活動しているが、pixivでは専らこちらのタグが使用されている。
事件詳細
2010年に発生した尖閣諸島中国漁船衝突事件において、海上保安庁は中国漁船の船長を拿捕したものの那覇地方検察庁はこの船長を中国側への配慮から処分保留で釈放してしまった。
この決定には当時官房長官であった仙谷由人の意向があるのではと推察されていた。
そんな中、同年10月頃にYoutubeに「sengoku38」のHNを名乗る者の手で、漁船衝突時に海上保安官が撮影していた映像が流出し大きな反響を呼んだ。そのHNは上記の仙谷長官を皮肉ったものと推測された。
この「sengoku38」は日本テレビの記者に接触、顔を隠す形ではあったが同局の取材に応じ流出の意図などを語った。
やがてこの「sengoku38」は当時神戸海上保安部に勤務していた海上保安官の一色正春氏であったことが判明。彼はYoutubeでの流出前にCNNにも動画を送付していた。一色は国家公務員法違反で事情聴取を受け、処分がくだされる前に辞表を提出。
しかしこの動画は海上保安庁のサーバーに置いてあり職員の閲覧が容易であったことから、機密性を問うには微妙な案件でもあったため、一色への刑事処分は書類送検に留まった。
その後
一色氏はその後本名や顔を公にし言論活動を行っている。