CV:中村悠一
人物
かつてシオンと共に旅をした勇者パーティの1人。
とある貴族の生まれで、容姿端麗の美青年。キザで女の子には優しい紳士的な性格。だが、あらゆる面でよく全裸になる事が多い。
ベルンの街にて、偽物と叩かれていたトウカを助けたことで彼らと出会い、トウカの事情とシオンの死を知ったがそれでも彼らに協力しトウカの為に冒険者ギルドで受けた悪魔討伐へ向かう。
反面、シオンに対して何やら不満を抱いているようだが…
※ここから先ネタバレ注意
「だから、アンリが仲間になった時、決めたんだ。この体で届かない高みがあるのなら、俺が勇者そのものになればいいってね。」
実は彼がトウカに近づいていたのは善意からではなく、トウカを殺してシオンの身体を奪おうとしていたからであった。
彼は恵まれた環境で生きてきた事から人生を順風満帆に謳歌していた上に「聖剣に選ばれるのも当然自分であるという事」を信じて疑わなかった。
しかし、岩に刺さった聖剣は抜くことが出来なかった為、自分は勇者ではない事を知った上に自分ではなくシオンが聖剣に選ばれたのをその眼で見てしまった事からシオンに、対して内心では憎悪と嫉妬を剥き出していた。
旅の道中で屍術が使えるアンリが仲間になった事で彼女を騙して利用し何度も悪魔に乗り移ってシオンを襲ったが結果はすべて失敗に終わるも、3年後にシオンが本当に死んだのを知った事で改めてアンリを利用してシオンの身体を我が物にしようと企んだのだった。
ベルンの冒険者ギルドでの悪魔討伐時に討伐に便乗してトウカの殺害を企てるが、計画を見破られた彼を見くびっていた為に敗北。
その後、肉体転移を何度もやっていた影響で精神が不安定になり、全裸で徘徊していた所を軍に捕えられ投獄される羽目となった。