訓読みは「うしろ」、「あと」、音読みは「ご」、「こう」。
そこから方向的に後ろにあることや、時間的にそれから次にあることを示す。
前とセットにして「前後」の対を成すことが多い。
軍隊の編成に関して用いられる場合などでは「前衛」「中軍」「後詰」のように、これに中が加わることもある。
諡、王朝名、元号などでの「後」の使用
日本をはじめとする漢字文化圏では天皇に過去に存在した同じ諡がおくられる場合、過去に使用された王朝名や元号が再度使用される場合に「後○○」と、頭に後をつけて使用される(後醍醐天皇、後漢、元朝元号の後至元など)。
一見これにあてはまらなさそうなケースでもよくよく調べるとあてはまったりすることがある(後水尾天皇など)。
ちなみに同じ元号を二度使用することはNG行為である、らしい。