略歴
1859年、横浜村が開港の場所と定められたことにより、横浜の都市としての歴史が始まる。
1911年、赤レンガ倉庫 2号館竣工。新港ふ頭建設の一環で国の保税倉庫として建設された赤レンガ倉庫。2号倉庫が1号倉庫より先に竣工となった。
1913年、赤レンガ倉庫 1号館竣工。日本最初の荷物用エレベーターや消火水栓(スプリンクラー)、防火扉などを備えた、日本が世界に誇る最新鋭の倉庫として2つの倉庫が完成した。
1923年、関東大震災発生、倉庫半壊。1号倉庫は半壊し、大きな被害を受けたが、建物に耐震技術が施されていたこともあり、震災を生き延びることができた。
1930年、修復工事終了、再スタート。関東大震災で被災した1号倉庫は、ほぼ半分の大きさに縮小され、2号倉庫も耐震性を高めるため改修工事をおこなった。
1989年、倉庫としての用途廃止、休眠へ。赤レンガ倉庫は80年の歴史に一旦幕を下ろすことになる。
1992年、横浜市が国から取得。横浜市は、国との交渉の末、赤レンガ倉庫の土地と建物を取得し、「保存・活用検討委員会」を設置、保存活用に向け大きく前進した。
2002年、リニューアルオープン、約9年間に及ぶ保存・活用工事が終了し、2002年(平成14年)4月12日、赤レンガ倉庫は文化・商業施設として甦った。