湯河原コン_小説家
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ゆがわらこんしょうせつか
公式企画「pixiv×THE RYOKAN TOKYO YUGAWARA 湯河原小説コンテスト」への参加の際に必要となるタグ。
「pixiv×THE RYOKAN TOKYO YUGAWARA 湯河原小説コンテストとは、2022年10月28日(金)より始まったpixiv公式企画である。
対象となる作品は一次創作のみとなるため、投稿の際はご注意を。
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すべて見る小説家志望さん、魔法少女に出会う。
小説家志望の鈴鹿 まなは落選続きの日々。 そんな作品に日の目を見せようとコミケで出店するも客が来ない中、ふとした事で魔法少女のコスプレイヤーに売り子を申し出られる。さらに彼女はコスプレ活動に悩みがあると打ち明けられて。 ♯湯河原コン_小説家 ♯小説家志望 ♯魔法少女 ♯投稿用オリジナル小説10,290文字pixiv小説作品俺は絶対小説家にならない
俺は絶対に小説なんて書かない。何がいいかなんて全くわからない。ただ、龐(みちる)先輩が好き、ただそれだけだったのに——。 絶対に小説を書かない男が小説を書くまでのお話。5,240文字pixiv小説作品じゃないかもしれない
泥沼のスランプ状態に陥ってしまった小説家の「私」は担当の澤からの助言を受けて、山奥に佇む旅館でリフレッシュしようとするが、和らぐ気持ちに対しやはり執筆に兆すアイディアは出てこない。 何か妙な事でも起きないかと期待した矢先、部屋に突然身なりの古めかしい子供が音もなく「私」の目の前に現れる。困惑と恐怖に包まれつつ、作家としての本能が芽生えて澤に子供の姿を見せようとしたり、コミュケーションを取ろうとする「私」だが、子供はとんと反応を見せない。 途方に暮れかける「私」だが、あるジェスチャーににわかに反応を見せる子供。これ幸いにと子供と共に出かける「私」は、道に迷いかけた時にとある落とし物に出会う。 それは「私」の前に現れた子供と瓜二つな、持ち主が定かではない日本人形だった。この出来事がきっかけになり、停滞していた新作も書ける様になり、新たな分野にも進出する事に決めた「私」。だが、代わりに奇妙な怪異を常に観測出来る様になってしまい、これはこれで困っている<了>6,551文字pixiv小説作品温泉宿恋奇憚
とある二流恋愛作家の賽河要はスランプに陥っていた 気分を変えたいという言い訳を携えて編集から逃げるように温泉宿にやってきた要だったがどれだけ向き合っても原稿はてんで進まなかった このままではダメだと思い温泉に浸かって気分を一新しようと部屋を出た要だったが温泉に行く道すがら指輪を探す女性と出会う その女性に一目惚れしてしまった要は彼女の指輪を探すのを手伝い無事に指輪を見つけることに成功した しかし彼女が探していた指輪は亡くなった婚約者がくれたものだった かくして失恋した要は指輪を彼女に渡すと彼女は笑いながら霞のように消えてしまった 瞬間その事故で彼女自身も亡くなっていたが指輪が心残りで成仏出来なかったのだと要は悟った だが消える彼女を見て要の心に浮かんだのは恐怖ではなかった 彼女の笑顔を美しいと思う気持ちに心を埋め尽くされていたのだ 要は部屋に戻ると原稿に向かって筆を手に取った 後にとある賞を受賞して隠れた名作と噂される幻想恋愛小説である温泉宿恋奇憚を書くために3,611文字pixiv小説作品お湯立ちぬ
登場人物は、本来は軽井沢を拠点に活動していた、湯河原とは縁もゆかりもない作家、詩人です。でも、そもそも旅とは自分と縁もゆかりもない地に行くことでは無いかと私は思いました。交通の発達した現代に彼らがいれば、活動の範囲はぐっと広がったことでしょう。 「風立ちぬ」などで有名な堀辰雄に師事する詩人、立原道造は建築設計士である。彼は堀の娘である江津子から子供の頃から慕われていた。それがいつの間にか、ただの慕情から恋心に変わってたことにはついぞ気が付かなかった。 文筆家の集まりである四季派のメンバーで、春の温泉に旅行に行こうとなったが、いざ決行となると、堀と立原と学生の野村の三人のメンバーだけだった。堀はこの旅行について、一つ隠し事をしていた。娘の江津子が旅先で合流することになっていたのだ。立原はそれを知らないまま、海辺で江津子と会う。江津子は今、サーファーの間で名が知られた詩人だ。夜になり、みんなで食事をした後、温泉に浸かる。のぼせるほど入った後、立原と野村はラウンジでくつろぐが、いつの間にかソファーの隣には江津子が座っていた。そこで江津子から最後通牒が突きつけられる。立原はすっかり大人になった江津子を見て、覚悟を決めて答えた。 「野村君、お父さんを呼んできてくれないかな」6,500文字pixiv小説作品遊園地創造ノススメ〜How to enjoy hot spring inn〜
公式様企画の湯河原小説コンテストの小説家をテーマにした作品です。 温泉旅館の楽しみや良さを創作に活かしている小説作家が自分の小説の書き始め方を伝授しつつ、読者に小説創作を勧める話です。2,064文字pixiv小説作品癒しは傷だらけになってから
趣味で小説を書いているのに、スマホの小説コンテストに応募ばかりして、遂にはパソコンから応募する文学賞にも手をつけようとしていた。 別にプロになりたい訳じゃない。 私はタイピングに挫折してお風呂に入ることにした。そこで、たまたま思い出した貰いものである湯河原の温泉の素を使ってみた。 淡いブールに癒されながらも、今一度自身に問う。何故プロになりたい訳でもないのに、こんなに必死なんだと。 湯河原に行ってみれば、何か答えが見つかるかもしれないと思うのだった。1,452文字pixiv小説作品名無したちの夜歩き
【コンテスト応募規定により、結末までの概要を記載しています】 ――あんたって、趣味とかないの? 些細なきっかけから人生初めての1人旅を決行した私は、その夜……飲み過ぎて盛大に吐いた。失意のどん底で、私は呟く。 「旅行なんて、するんじゃなかった」 「もったいないこと言うね、お姉さん」 そこにいたのは、浴衣姿の少女だった。(自称)小説家の彼女は、私に手を差し伸べるどころかむりやり私の手を引っ張って、観光地からはほど遠い夜の街を連れ回す。 夜を跨ぐ高速道路。街を見下ろす歩道橋。198円のフライドチキン。迷宮のような住宅街に、そして無人のアーケード商店街……。 ひょんなことから始まった、彼女との2人旅。お互いに名前は名乗らない。一夜限りで、素性を知らないからお互い好き勝手にしていい。そんな奇妙な約束を交わして夜の街を歩き続けた果てに、私たちはもうひとつの約束を交わす。 あれから私は、たまに1人で旅をするようになった。名も知れぬ街を歩いて、心に留まった物を写真に収めて、それから……旅先で見かけた本屋には、なるべく立ち寄るようにしている。今日もまた、街角にひっそりと立つ本屋に私はふらりと入って――そこで私は1冊の本を見つけるのであった。34,414文字pixiv小説作品湯けむりのベールに浮かぶ影
公募に落ちて傷心旅行をしていた俺は、景観のいい露天風呂を独り占めにしていた。小説を書籍化したい夢に想いを馳せながら、グダグダ考えているだけではどうにもならない、と湯船から立ち上がる。すると、誰も居ないはずなのに会話が聞こえてきた。空耳かと思って振り返ると、どうやらこの世を去ったはずの文豪達が風呂に浸かりに来ていたようだ。話しかけようとするも、滑って転んで頭を打ってしまう。気がつくと、旅館のスタッフが心配そうに俺を見下ろしていた。2,487文字pixiv小説作品代わり雛
実家を出たばかりの橘有造は、『枢雛緒』という女性作家に憧れていた。ある時彼が茶屋で彼女の作品を読んでいると、女将が娘を連れてきた。その娘────菅原桜子が実は『枢雛緒』で、有造は彼女と親しくなる。そして彼らは結婚したが、桜子一家には有造に隠していることがあるようだった。そこで彼は、探偵に彼女の身辺調査を依頼する。すると彼女には撫子という姉がいることが分かった。『枢雛緒』としてデビューした彼女は、嫁ぎ際に桜子にその名を譲ったという。 桜子は妻として不足のない女性だったので、彼は離婚など考えていなかったが、どうにもこうにも、その姉撫子のことが気になって仕方がないのだった。6,366文字pixiv小説作品湯河原といえば……の、私見
湯河原のついての小説コンテストを知った“私”。卒論のとき国木田独歩を扱った昔を思い出す。そして、コロナ危機を経て再び通えるようになった図書館の棚で偶々見かけた新井素子のエッセイで湯河原のくだりを読む。ノスタルジックな気分になった“私”の日常の些細なひとコマ。1,165文字pixiv小説作品