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お召し列車の編集履歴

2014-01-04 21:51:57 バージョン

お召し列車

おめしれっしゃ

天皇などが乗車する列車のこと。

お召列車/お召し列車とは天皇皇后及び皇太后が乗車されるために特別に運行される列車である。また天皇が国賓を接待される場合にも運行される。

乗車のために専用に用意された車両については御料車と称する。


概要

明治時代初期、鉄道が新橋~横浜間を開業した直後には明治天皇が乗車している。これが日本におけるお召し列車の最初とされる。戦前は天皇は神に等しい存在とされたため、今のように気軽に鉄道ファンが写真撮影ができる存在ではなかった。また些細な失敗も許されず、自分のミスから大幅に遅延させた鉄道員が責任を感じて自殺するほどであった。


戦後は昭和天皇の全国巡幸の他、国民体育大会国体)や植樹祭豊かな海づくり大会等への臨席や御用邸での静養に際し多数運転されている。長距離の移動では鉄道利用が普通であった時代には専用機であるEF58形60・61号機が製造された(最初からお召し列車専用機として造られたのは同機のみ)が、新幹線開業以降は飛行機の発達もあり、在来線での長距離運行は激減している。旧国鉄JR以外の私鉄を利用する場合もあり、特に伊勢奈良方面に出かける際は東京から新幹線を乗り継いで近鉄を多く利用している。


明治時代より多くの車両が作られるが、そのどれもが当時の最新の技術や装飾を施した特別車両であり、その多くが今でも鉄道博物館などで保存されており、当時の技術を伝える貴重な資料にもなっている。


距離は関係なく、鉄道博物館に訪れた際に埼玉新都市交通伊奈線の大宮~大成間の一駅を乗車しているが、これもれっきとしたお召し列車に当たる。逆に定期列車の車両を貸し切ったりして乗車した場合は、お召し列車とは呼ばない。


関連タグ

EF58 61号機(国鉄JR東日本)がお召し列車専用機として新製された(60号機は国鉄時代に廃車、解体済)。

DD51 842号機(国鉄→JR東日本)が同社非電化区間においてのお召し列車用指定機となっている。

157系国鉄)「日光型電車」と呼ばれる準特急電車。急行型電車153系の運転台を設けた「クロ157」がお召し専用車両。

サロンカーなにわ 国鉄→JR西日本が運用するジョイフルトレイン。同社在来線区間においては実質的なお召し列車指定車両となっている。電化区間では281系の登板例が多い。

E655系 JR東日本が2007年にお召し列車を含む臨時列車用に新製したハイグレード車両(厳密にはジョイフルトレインであり、特別車両「E655-1」のみがお召し専用)。

御召列車 (表記揺れ)

御料車

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