武豊線とは、愛知県大府市の大府駅から同県知多郡武豊町の武豊駅までを結ぶJR東海の路線である。
概要
元々は中山道を経由する鉄道の建設に必要な資材を内陸部まで運ぶために作られた路線で、愛知県では数少ない全線非電化の路線である。
日中は大府~武豊間の折り返し運転が基本だが、朝夕のラッシュ時には東海道線の名古屋駅まで直通、そのほとんどが武豊線内各駅に停車し、東海道線内は共和、金山、名古屋に停車する区間快速である。
これは1990年のダイヤ改正時に、加減速性能が悪い気動車を使わざるを得ないため、東海道線内の電車の運行の妨げにならないように停車駅を減らして加減速回数を少なくするための措置であった。
線内ホームの有効長の関係から旅客列車は最長でも4両編成でしか運行できないため、ラッシュ時には平行して走る名鉄の特急や急行よりも混雑することがある。
2015年春までに電化され、現在使用されているキハ75とキハ25は高山本線などへ転属する。
中部国際空港への連絡鉄道としても検討されたことがある。